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HTさんの投稿された作品が13件見つかりました。
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美意識
「ごめんねぇ…」そう言って、僕を見つめた。僕は、どうしていいかわからないような気持ちになった。何を謝っているのか?何の事かわからない。でもただ謝りたかった…みたい。どうしたんだろう?「いつも迷惑かけてごめんね」こんどは笑顔で言っていた。
HTさん作 [486] -
罠(2)
「ご飯食べるのも面倒くさい、トイレに行くのも…睡眠欲しかない…」太陽は昇り沈み変らない。「何かまぎらわすことはないか…」自信も無いし「もう…いやだ…」そんな彼を見て私は、しめしめと思っていました。 もっと苦しめ、早死にしろ。迷え、そして罪を犯せ…。 私の正体を知らないで、怯え、悲しみ、憎しみ、笑え。これが私の世。彼は憂鬱で仕事にいきました。その時、石に躓いてそのまま倒れました。「は〜、俺は何やって
ト ガシさん作 [469] -
罠(1)
「は〜疲れた…仕事か。そんな事いってられない、行かなくちゃ。」そう思って仕事に行きました。夕方…仕事が終わって、家に帰ってまた明日仕事に行く。繰り返す。「眠くてしょうがない。明日の朝起きられるかな…。朝になると仕事に行きたくない気持ちがいっぱいで…怪我かなにかして休みたい…」と思っていました。無気力で、ストレスの塊、人と会うのも億劫。どうしてこうなってしまったのでしょう…。「誰のせい?俺は悪くない
トガシさん作 [486] -
100%は無限に広がっている
例えば、バスケットボールのシュートを100%決めなければならない時、緊張するし、難しいし、大変だ。だけど、シュートを100%決めるまでには無限のやり方があって、どのやり方が一番自分にとって良いかは、その時シュートを放つ者だけ知っている。つまり、シュートを決める目的は何か?人の為、夢の為、歓びの為。動機さえ正しければ100%決まる。もし外したら、それは無意識の中で自分がわざと外すことを選んだといえる
トガシさん作 [535] -
主人公
「色々な人達がいるなかで自分だけ違う」と思っている青年がいました。彼はフィクションを信じて、理想を目標にしているのでした。だけど、現実に幻滅して、疲れはてていました。ある日、喫茶店で紅茶を飲みながら…「何かドラマチックな事、起きないかな〜人と会話したい、共感したい 」と思っていました。「喋らない会話がしたい」「俺以上の奴に出会いたい」など一人で考えなら煙草に火をつけた。それから、フィクションの世界
トガシさん作 [540] -
果てて
早く見せてくれ。聞かせてくれ。お前の惨めさ、愚かさ。誘いをかければすぐのってくる、化けの皮がすぐ剥がれて、見せてくれる。私の唯一の楽しみ、一つの生き甲斐。 愚かしい会話しろ、動揺しろ、悩め、甘えろ、そしてすがってこい。私が優越を感じる為に、唯一の楽しみのため。もっと残酷なはずだ。それを見せろ。
トガシさん作 [538] -
状況判断
きしょく悪い生き物がいました。その生き物は、他の生き物に嫌がらせをして楽しんで、騙したり、甘えたりしていました。その生き物は反省する事はしないで、思い通りになる生き物を探していました。そんな生き物を愛している別の生き物もいました。愛してもらっている生き物の前では、とても素晴らしく、全ての生き物の見本といっても良いくらい本当に心の優しい生き物でした。
トガシ さん作 [543] -
不安
一人の人間が、ふと見上げた先に、妙な物を発見した。顔があるのだ。若い男の顔だ。天井にあったシミが顔のように見えたのではなく、幻覚でもない。屋根裏から誰か顔を出した訳でもなく、幽霊でもない。一瞬ではなく、見上げた先にずっと顔がある。実は顔ではなく他の何かでもなく、間違いなく顔があった。では見たものは一体なんだったんだろう。
トガシ さん作 [798] -
寝不足
「僕らは状況に動かされているわけで、状況には絶対逆らえない」突然だが、そんなことをフッと思った。 よこになって続けて考えた…。「だったら努力、未来設計、将来の不安、全て無駄じゃん」「いや無駄な事考えたいから考えるのは意味がある。自分のためにしたことは意味ある」「だが努力が無駄とは深く考える価値がありそうだ…」僕は一人で、こんなふうに考えるのが好きだった。そして疲れて眠るのであった。外は雨が降って
トガシ さん作 [676] -
みんなへ
僕がいつも恐い顔してるのは泣かないようにしてるからなんだ。でも恐がられてみんな近づかない。油断したら…優しい顔は見せられないよ。
トガシ さん作 [515]
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