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園子 さんの投稿された作品が10件見つかりました。
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ベンチ6
俺は今日は明日のリハーサルのためにレコードスタジオで練習していた。久々に三人で練習した。でも二人は他のアーティストも手伝っているにもかかわらず、俺のリズムや音に合わせてくれる。時々、二人とも俺よりすごいアーティストを手伝っているせいかとても鋭いつっこみも入れてくる。俺は普段ならちょっと半信ムカッとしながら聞いているが今日は二人の言う通りに歌っていく。何で何だろうとふと考える…するとにこやかなあの
園子 さん作 [711] -
ベンチ5
私は家に帰った。すると両親の喧嘩は収まっていたようでリビングではお母さんが泣いていた。私はそれを見ないふりをして自分の部屋に入った。そしてあの人からもらったチケットを見た。TIMEっていうバンドか…明後日か楽しみだった。 またあの人の歌を聞けて元気になれる…そんな気がしていた。そして退職届を書き、ベッドに寝転がった。いつもはベッドに入ってもなかなか寝れなかったが、今日は気がつくと眠気が出てすぐに
園子 さん作 [700] -
ベンチ4
彼女は言葉を詰まらせながらポツリポツリと今までの経緯を語ってくれた。会社の部長にセクハラをされた事。お局さんがいて給湯室で洗い物をしてたらお湯を熱く設定してやけどした事。そして、しまいには嫌がらせがエスカレートし、会社の同僚の女性社員全員でトイレに閉じ込められた事があった。プライベートでも彼氏がいたが、裏切られたようだ。そんな言葉を聞いてて俺は言葉を考えた。何て言葉をかけて困っていると彼女の方か
園子 さん作 [698] -
ベンチ3
最初に歌ったのは「頑張らなくていいよ」という歌だった。この曲は啓太も学も「ともいい曲じゃん」と言い、駅前やライブハウスで歌う曲。俺自身も五年も頑張ってるのにメジャーデビューできないし色々な葛藤がありこの曲を自分自身で聞いて辛い心境を乗り越えた曲だった。彼女もそう俺と同じように今辛い気持ちを乗り越えてほしいと思って、ギターをとりひいて歌った。それから学が作曲した「スタート」啓太が作曲した「ラブチェ
園子 さん作 [591] -
ベンチ2
俺は福島友明、26歳。単発のバイトをしながら、仲間の啓太と学とTIMEというバンドを組んでボーカルを担当している。啓太や学は他のアーティストのギターやパーカッションを手伝ったり、毎日多忙な日々を過ごしていた。そんな二人の足を引っ張らないようにそしてメジャーデビューし大きなステージでたくさんのお客さんに聞いてもらいたい。そのために頑張ろうといつも大好きなこの公園のベンチでギターを引いて練習している
園子 さん作 [669] -
ベンチ
私は人生に疲れてあの公園を訪れた。両親が喧嘩ばかりして家では居心地が悪かった。付き合っていた彼氏には体の関係を持った次の日から連絡をとれなくなった。仕事でも上司やお局様にパワーハラスメントをあい、会社に来て机をめちゃくちゃにされていたり、トイレから閉じ込められた事もあった。そんな自分を追い込まれて私は死を決意するためカミソリを持ってあの公園を訪れた。あの公園には色々な思い出があった。小さい頃お父
園子 さん作 [796] -
心の病 第4部
順風満帆に行っていた彼氏と順調に過ごしていた。彼氏のおかげで前向きになれた。大らかにもなれたな。でもそんな彼氏とはうまく行かなくなった理由が出てきたそれは、私が職業訓練校に行って人間的にも変わる事ができた事。その頃に路上で一生懸命ギターをひいた人に心うたれ、色々なストリートミュージシャンに行くようになった。彼氏も私のわがままで付き合ってくれてはいたが、男のストリートミュージシャンばかりを応援して
モーリー さん作 [556] -
心の病 第三部
彼氏はインドアでゲームが好きな人でした。だからインドアなデートばかりやし、体は丈夫ではなかった。しょっちゅうデートの約束しては体調壊しドタキャンされる 事が多かった。しかし、私の中では幸せな一時を過ごしていた。一番幸せやったのは雨の日。ドライブしててお昼や夕食を食べにレストランに行った。そうすると彼氏は「助手席に座ってて」とか言って自分は少し濡れて助手席で傘を差して私を迎えにきて相合い傘をした時
モーリー さん作 [550] -
心の病 第2部
彼氏・友達の支えで働く意志や少し前向きになれた。親からも止められたし、医師からはかなりきつい薬を投薬されていたので止めた。そして働こうと思った。ずっと働いてなかったし、体を慣らすため。1日7時間、週5日。きちんと働けるようになった。これだったら働けると思って、職安に行き職を探した。しかし、何社か受けたが敗退…。やはり病気が企業側から見てひっかかったようだ。その時、辛かった。とても、また少し気分が
モーリー さん作 [540] -
心の病
2006年夏。それは突然やってきた。今までは私には無縁だと思っていた。半月くらい睡眠が十分にとれなくなり食べ物を見ても美味しいそうに感じなくなりそしてしまいには体が重く出勤時間になっても嫌気をさしてなかなか行く事ができなくなった。「私なんていなくなったらいいやろな」とか悲観的な発言が増えた。うつ病である。まさか私がですか?と思った。それまでの私は積極的に行ったり、何があってもくじけずにできていた
モーリー さん作 [632]
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