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未有 さんの投稿された作品が16件見つかりました。
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おかえり?
☆それぞれの愛☆〜似た者同士〜コンビニへ着いてもアキはジュースしか買わなかった。本当はお腹なんて減っていなかったんだろう。私に気を使わせないように言ったのかと、アキの気遣いが少し嬉しかった。それから私とアキは毎日の様に一緒にいた。仲の良い友達にもアキを紹介し、人懐っこいアキはすぐに溶け込んでいった。何度かアキの家に遊びに行くうちに、アキの心の傷を少しずつ知ることになるいつアキの家に行っても
未有 さん作 [209] -
おかえり
☆それぞれの愛☆〜似た者同士〜「ねえ…?」休み時間になると同時にアキに声をかけられた。「コンビニ行かない??」私が振り返るとアキは笑ってそう言った。『…コンビニ?』笑って頷くアキ。初対面でイキナリ、不思議な子だな…とは思ったが、お腹の虫をなだめるには丁度良いかも…と、アキの誘いにのった。私とアキは次の授業をサボって近くのコンビニへ行った。普段からサボり癖のあった私には、別に大したことではな
未有 さん作 [184] -
おかえり
☆それぞれの愛☆〜似た者同士〜アキは中学一年の時に、私の通う桜が丘中学に転校してきた。アキのデビューは衝撃だった。真っ赤なコートに金髪のショートカット。それがアキだった。私もその頃は茶髪で、おとなしいとは言えなかったが、アキと比べたら可愛いもんだった偶然にも私とアキは同じクラスになり、前後の席になった。季節は春なのに、その日は何故かとても寒かったのを覚えている。二時間目の授業が終わる頃、朝
未有 さん作 [200] -
おかえり?
☆それぞれの愛☆『え??なんか言ったっけ???』「……アキが幸せだと思うならそれでいい!それ以外は何も言わん!!!」『アハハ(笑)そんなこと言ったかー??!!』「言った!!あの時から自分を見つめ直したもん!!」『へぇ―(笑)まぁ、長年アキのこと見てきてるからね』「そうだね…皆にも心配かけたなぁ」『まっ!良い連れをたくさん持ったってことに感謝しなよ?』「未有もね?」自分の弱さも素直に話してく
未有 さん作 [158] -
おかえり
☆それぞれの愛☆砂浜の上に座っている私とアキ『アキ、今回の彼氏とは随分長いけど、結婚とかって考えたりするの??』「まぁ今まで3ヶ月以上続くなんて奇跡に近かったからねー(笑)」『ほんとにね(笑)』「…でもね、今思うと、当然かなって思う」『何が??』「いや…治樹と付き合う前の彼氏とかには、求めすぎてたもん!!誰でもよかったわけじゃないけどさ、居場所がほしかったのよ」『居場所…ねぇ』「うん…なん
未有 さん作 [182] -
おかえり?
☆それぞれの愛☆18の冬アキが車の免許をとったからどこか出かけようと言って、海へ行くことになったのだ最初は、寒いのに海なんてなぁ…とあまりノリ気ではなかったが、寝坊したアキのおかげで夕方に到着した海の景色は、夕焼けがとても綺麗だった温かい缶コーヒーを片手に、雰囲気に酔ったのか、二人でヤケに語り合ったのを覚えている
未有 さん作 [146] -
おかえり
☆それぞれの愛☆アキの彼氏、治樹はとても心配性だバイトが忙しく帰りが一時間遅くなるだけでも、何通もメールが入っていて、私の家へ遊びに来ているときも、外が暗い時間はいつも迎えに来ていた。どこかへ出かけるときも、誰と、何処へ行って何時に帰るかを伝えなければいけないらしい。バイト中以外でアキが電話に出ないことでもあれば、携帯の着信履歴が全て埋まるくらいの電話が来る治樹の話はアキからいつも聞いてい
未有 さん作 [170] -
おかえり?
☆それぞれの愛☆その帰りの車内「ねぇ未有??」『んー??』「私、良い奥さんになれるかな」『…不安??』「育ってきた環境が環境だからかな…確実に帰れる居場所っての??それができるとなるとさ、いつか壊れるんじゃないかとか思っちゃうんだよね…贅沢な悩みかな。」笑ってアキはそう言った私は『ほんとだよー』と、笑って返したが、アキの心にある傷の深さに、心が痛かった。
未有 さん作 [154] -
おかえり?
☆それぞれの愛☆そう笑顔で迎えてくれたのはアキの彼氏、治樹だった『あ、お久しぶり…です』「ごめん未有?びっくりした?!?」『さっきいってくれればよかったのに!!私来てよかったの?!』《いや、未有ちゃん、今日は俺としても未有ちゃんには話しておきたいことがあったんだよ》『…???え?!』アキの彼氏とはアキを通して何度か面識はあったが、こんな改めて、何だろう「未有!!!」『はい?!』「アキと
未有 さん作 [160] -
おかえり?
☆それぞれの愛☆『おはよーございまーす』いつものようにバイトへ出勤した私が働くレストランの名前は“オリオン”勤め始めてもう2年になる。なかなかシャレた雰囲気の店で、個人店だからかアットホームなところが気に入っている「おはよー!!」更衣室で着替えていると、声をかけて来たのはアキ。彼女は 稲森 亜季中学からの親友で、同じバイト先で働いている「未有元気ー???」『いやいや、昨日も会ったから(笑)
未有 さん作 [163]
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