トップページ >> さやか さんの一覧
さやか さんの投稿された作品が38件見つかりました。
-
恋しました。7
私の家に着いた…『じゃぁ…ここで。気を付けてね。』彼は私に微笑みながら言った。『…はぃっ!………じゃぁ、ここで…。ありがとうございました!』私は彼にお辞儀をした。彼はまた微笑み、私に背を向けて歩いていく…(このままでいいのかなぁ……このままで帰っちゃったら、もぅ……会えない気がする…………)私は心の中で、彼の遠くなる背中を見ながら思った…でも、あと一歩の勇気がでない……(行ってほしくない…………
さやか さん作 [432] -
恋しました。6
手を掴まれたまま、駅の外に出た。私は顔を見上げて、どんな人なのか確認しようとした私は恐る恐る顔を見上げると、あの彼がそこに居た…彼は、走ったせいか、息を切らしている…そして…『大丈夫だった?…ケガはない?』彼は私を心配してくれた…『…大丈夫です!本当にすみません…また助けて頂いて……ありがとうございます!』私は息を切らしながら言った。彼はまた私に微笑んでくれた…『もう遅いから、家まで送るよ。…あ
さやか さん作 [509] -
恋しました。5
気付けば季節は変わり、あの彼の事は忙しさに追われて、忘れ去られようとしていた…朝の満員電車に、彼の姿はなく…帰りは遅くなって、彼に会う事はなかった…私は中・高と、女子校だった。だから、男の子と話したり遊んだりするのは、小学校以来なかった。無論、彼氏なんか出来た事もない…恋も初めてだった。今日も帰りが遅くなって、終電で帰ることになった。電車に揺られながら、夜の風景を窓から眺めていた…電車が駅に着き
さやか さん作 [665] -
恋しました。4
私は彼に話し掛けてみた。『あの…あの、この間病院で…助けて頂いてありがとうございました。』私は緊張しながら彼に言った。彼は私の顔を見て、にこっと微笑んでくれた。『もう、退院したんだね。よかった。』彼の笑顔と優しさに、私の心はキュンとした…こんな気持ちは初めてだった…いつの間にか電車は目的地に着いていた。彼は人込みに紛れて、見えなくなった…人が押し合う中を掻き分けて、私は彼を探していた。駅のホーム
さやか さん作 [576] -
恋しました。3
彼は事情を話すと、急いで部屋から出ていってしまった。私は、彼にお礼を言おうとベッドから降りようとした。でも、体が言うことをきかない…そうしている間に彼は居なくなってしまった…私は、ふらつく足で病院内を歩いた。もう彼の姿はない…お礼を言いたかったのに…あれから3日がたった…私は退院して、また朝の満員電車に乗っている。無意識にあの彼の姿を探していた…『やっぱりいないか…』そう思った瞬間…あの爽やかな
さやか さん作 [519] -
恋しました。
目を覚ますと、真っ白な天井が見えた…周りを見渡して見ると、窓があって、カーテン…そして私は、ベッドで横たわっていた。私は、重い体を起こし、今の状況を整理した。ここは…ここは病院だ。その時、ガラッとドアの開く音がした。その場に目をやると、あの彼がいた…彼は、一歩ずつ私の方に向かってきた。『大丈夫?気分はどう?』彼は私に言った。今だに何のことだか分からない私に、彼は事情を話してくれた。どうも私は、電
さやか さん作 [587] -
恋しました
18才の夏…私は恋をした。高校を卒業し、専門学校に進学した私は、初めて電車通学をする事になった。 朝の満員電車は慣れなくていつも不安な気持ちでいっぱだった… そんな時、唯一の心の支えは、いつも同じ時間に乗る男の人だった… その人は綺麗な顔立ちをして、背は高くて、誰が見ても見惚れてしまいそうな人だった。 私も、いつの間にか
さやか さん作 [504] -
青空の下で…
私の毎日の日課は、窓側の席で空を眺める事…。 今日も窓側の席で、空を眺めていた。 私は人と馴れ合う事が苦手だ…。学校では、いつも一人で居る事が多い。別に、友達がいない訳じゃない…ただ、一人で空を眺める事が好きなんだ…。
さや さん作 [613]