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刹那(∵)ノ さんの投稿された作品が8件見つかりました。
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愛さないで -5-
女の子が去っていき、あたしは扉の近くで考え事をしていた。どうしよう…もう雄太と仲良くなんてできないよ…悲しくなってあたしはすすり泣いた。雄太に聞こえないように静かに。だけどそれも意味がなかった。なぜならあたしが今、ガタンという音を立ててしまったからだ。「誰…って沙羅か…!」雄太はあたしを見るととても幸せそうに微笑んだ。でも余計に悲しくなり、思わず涙を落とした。「沙羅…なんで泣いてんの??」「泣
刹那(∵)ノ さん作 [371] -
愛さないで -4-
屋上まできたあたしは、手摺りの所まで歩いていき、そこに腰を降ろした。すると声が聞こえてきた。あたしは咄嗟に扉に向かい、隠れ声がした方に耳を傾ける「雄太くん…私、あなたが好きなの。入学したときからずっと」「え!マジ?」ちらりと覗いてみると、とてもかわいらしい女の子と雄太の姿。雄太が告白されているようだ。あたしから見てもお似合いカップルだった。「付き合って下さい!!」「まいったな…ごめん!俺好きな子
刹那(∵)ノ さん作 [451] -
愛さないで -3-
それからまた数日がたち、あたしと雄太は周りから付き合ってないの?だとか付き合っちゃえなどということをよく言われるようになった。展開がやばい… このままだと確実に…あたしは雄太から距離をとることにした。もちろん雄太のことは好き。誰にも負けないくらいに。だけど事が起きてしまったら遅いのだ。なにより悲しむのはあたし。たとえ雄太を傷つけても、これはとめなければならない。そして距離をとりはじめると決めた今
刹那(∵)ノ さん作 [391] -
愛さないで -2-
ある日の授業中のこと。あたしは雄太に話しかけられた。「お前…なんかさ、他のやつとはなんか違ぇのな」「は?どしたの急に?」雄太は隣だった。あまり話さなかったけど、今初めてまともに話したと思う。「いや、ただそう感じただけ」「意味わかんないし!」あたしは笑いながらノートを書き続ける。「だってさ、なんかお前…仕草とか可愛いんだもんよ」「は…?」あたしはノートを書く手を止め、雄太を見た。彼は物凄い笑顔でこ
刹那(∵)ノ さん作 [481] -
愛さないで
お願い、そんな目であたしを見ないで…愛おしそうな目で見ないでよっ!!!あたしはあんたが好きだけど、この恋はいけないんだよ!!わかってよっじゃないとあたし…あたし…!!あたしは同じクラスの雄太が好きだけど、あたしは見てるだけなんだよ告白なんてしゃれたことはできない他の女子みたいにキャーキャー言って騒いだりはしないそんなことしたらいけないからただのクラスメイトを演じてきたただのクラスメイトのあたしは
刹那(∵)ノ さん作 [529] -
頭痛による悲劇 ─下─
「わぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」俺はひよりから死ねなどの言葉を聞くとは思っていなかった。なのでこれには驚いた。だが、そんなに冷静に考えているはずもなく、俺は叫ぶ。「アンタナンカハヤクシネバイイノヨ!!!!」次の瞬間、俺は夢らしき所で意識を飛ばした。「黙れぇぇぇぇ!!!!!!!」意識を飛ばした俺はひよりに殴りかかる。「痛いっ!!やめ…てぇっ…」「殺してやるっ!殺してやるよ!!」俺はどこから持ってきた
刹那(∵)ノ さん作 [590] -
頭痛による悲劇 ─中─
意識が遠退いている俺は夢の中にいた。暗い暗い夢の世界。ただ、彼女のひよりだけがこの夢の世界にいた。「ひ…より・・?」ひよりは俺の声が聞こえないのか、その場にうずくまり頭を抱えていた。「なぁ…ひより」「うぅ…ヒック…晴樹‥やめてよぉ……どうしてこんなことっ…」俺はひよりの言っていることがわからなかった。とりあえずひよりに近づき、身体を揺すってみる。「ひより!!」「やぁぁぁぁ!!!!!来ないでぇっ!
刹那(∵)ノ さん作 [641] -
頭痛による悲劇 ─上─
俺は、最低だ─。 なぜなら、アイスルヒトヲ、コロシテシマッタカラ─。その時俺、神山晴樹は彼女、梓川ひよりと遊園地でデートしていたはずだった…突如頭が痛くなり始めた俺は、痛みに我慢しながらも、ひよりとのデートを楽しんでいた。「晴樹!次はどうしよっか?」ひよりは嬉しいのかはしゃぎながら俺に話しかけてくる。「ど、どこでもいいぜ…」「晴樹?なんか顔色悪いよ?大丈夫?」ひよりは俺の調子が悪いことが
刹那(∵)ノ さん作 [788]
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