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もね さんの投稿された作品が120件見つかりました。
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うた
心の波紋はふっと浮かんではそっと消えてしまうだから両手ですくいかたちに写しとる何もない私から言葉の切れ端が虚しく流れ出す生きてた証に両手ですくい紡いでみようかいつかどこかで言葉の切れ端が不思議と流れ出す誰か見つけて両手ですくい紡いでいくのか形ない物が消えてしまうなら小さな言葉をこの手に乗せたい現実が無情に流れてしまうなら刹那の心を写していたい真実の冷たさと心の温もり二つが触れ合い切なくこぼれ出す
もね さん作 [442] -
宇宙人の主張
腫れ物に触れるそう私を見ないで気を使いながら私を憎んでる宇宙人じゃない私は平凡な女でもあなたの好きにはならないあなたの周囲が思い通りだとしても私は平凡な女宇宙人じゃない意志くらいあるわあなたも意志があるならはぐらかさず正面から言ってみて私を我がままだとあなた言ったけど主張出来ずにはぐらかす好きにならずに人を蔑むあなたにその言葉全部返したい腫れ物に触れるそう私を見ないで私は平凡な女宇宙人じゃない上
もね さん作 [303] -
宵闇を照らして
今日も早い日暮れ夜の闇が私を包んでゆく一人の夕飯支度指に血が滲む思わず口に含んだ機械のように生きている自分の体と思ってたそこに血が流れ生きていた私は食べ物だけで生きてる訳じゃない思い出すあの時愛してくれた人がいた全てが通り過ぎてしまって何も生み出せない自分を憎んでたでも昔私を愛してくれた沢山の人の力でここにいると気付いた老いていく空っぽの自分プライドで固めた脆い自分を憎んでいたでも昔私を愛してく
もね さん作 [304] -
我がまま
あなたが優しかったからか安堵の気持ちに包まれて束の間の休息を味わった。私の微かな戸惑いさえあなたはかき消す程私を求めてくれたでも私は幼かった愛の意味も現実の意味も知らなかった。あなた程素晴らしい恋人はきっといない。でもあなたを愛せないなぜなのかわからない。どうしようもない恋の波にのまれてしまったあの日から心の中あなたを捨てた。誠実な優しい顔で微笑むあなたを。そして私は本当に一人になった。あなたよ
もね さん作 [306] -
夢のあと
無機質に生々しい肉の脇鉄の塊になって私は進む私も明日はあの姿無機質に手慣れた車掌変に疲れた顔の人々明日も誰かがあの姿でもひとつだけあなたに尋ねたかったきっとあなたも愛する誰かに手をとられ静かに逝きたかったのではないかと私も孤独が安住の地孤独を友にしてあなたと同じ所へ行くでしょうでも心のどこかで愛する誰かに手をとられ静かに逝く夢を見ている要らない人間だと思わずに生きれる日を夢見て生きているそれでも
もね さん作 [545] -
私だけ
私だけじゃあだめですか。どんなにどんなに想ってもいつも何かが足りなくて。私だけじゃあだめですか。私の穴を埋める人あなたは探して街に出る。どんなにサヨナラ願ってもほんとは一緒に生きたいの。分かった女を演じてる自分をほんとは憎んでる。好きにすればと言いながら捨てられるのに怯えてる。もうこれ以上行かないで他の誰かの所には。私だけじゃあだめですか。どんなにどんなに愛してもいつも何かが足りなくて。
もね さん作 [327] -
早春歩2
鈴なりの蜜柑の丘で眺めれば光る大島白き帆一つ
もね さん作 [294] -
早春歩
我が犬の枯れ葉を踏みし寒風に蓬の香り混じる朝かな
もね さん作 [297] -
海風
あなたと出逢えた事で、新しい私がここにいる。あなたに愛されたい。私はここにいる。一人見ている海は深く深く青い。あなたの故郷も青い海があると聞きました。この海が遠いあなたの故郷と繋がっている。そう思うと風に吹かれても心に灯がともる。これから一人生きて行く。自分に火を灯し。私に不思議な力をあなたがくれたから。今紫の鴨の空新しい光が生まれ、冷たくうねる海を激しく包んでゆく。これからも時間は私を、うねり
もね さん作 [344] -
女の幸せ
つっかけでコケて青タン作ってた私が今日はハイヒール。笑える。女装する男性の気持ち少し解った感じ。変な浮遊感。オンナ!の印を沢山付けて、もっと喜ぼうよ。私。若い頃似合わなかった厚化粧も、今ならそれなりに馴染む。鏡に映る自分を今日は直視できるよ。若い頃は幾重にも自分に規制をかけて、何にこだわっていたんだろう。やっと今頃、自分が自分にしてやりたい事一つ思い出したの。今しかない体で今一番のお洒落。真っ赤
もね さん作 [445]