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もね さんの投稿された作品が120件見つかりました。
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わたし
あー私ナマケモノに生まれたかったなーだって私怠け者だからナマケモノに生まれてたら家族もみんな怠け者彼氏も子供も怠け者みんな木の上で一日ゆらゆら眠ってる楽しそうだなー
もね さん作 [407] -
あなたのままでいて
ありがとうありがとう私の素敵な人私を大事にしてくれてほんとにありがとうあなたを好きになって辛い気持ちだったけどほんとは幸せな気持ちもあったそれでも私は自分を大事にしてくれる人ではなくて愛してくれる人を探してただから心を閉ざしたあなたの優しさにしか語りかけれず自分の辛さを吐き出してしまう度それをはぐらかすあなたが嫌で私に同調するあなたは怖かっただからありがとうありがとう私の素敵な人あなたを好きにな
もね さん作 [332] -
爛れた月
燃やすあの月の様に朱く魂燃やす疲れ果てても強くいつか燃え尽きる日が来ても何もかも残らなくても傍らの人々が過ぎ去っても命は燃え続ける月は誰のため輝くのか己のためじゃなくただ光受けて漂いそこにあるだけある日澄んだレモン色の光を放ち今日は爛れた膿の色を放つだから私はあの月の様に命を朱く燃やすそして燃え尽きるまで私はあの月の様に朱く浮かび暗闇に踊る一塊の光として誰のためでもなくただそこに漂い気だるい膿の
もね さん作 [379] -
雨の日に2
「私一人は嫌い」拗ねた様な言い回しが可笑しかった。「私家に帰ったら一人なの」「お一人暮らしなんですか?」「ううん、息子と暮らしてる。今何時?」「二時過ぎですよ」「息子が帰って来るまで…」指を折って数えている。「あと四時間もある」私はやっと話が見えた安堵と、彼女のいじらしさに思わず笑みを零しそうになった。彼女の息子さんなら定年近い年齢だろうか。高齢の母と二人で苦労も多いだろう。でもそんな母は若い時
もね さん作 [358] -
雨の日に
その老女は腰の曲がった姿で緋毛氈の敷かれたベンチに腰掛けていた。一通り会計も商品のお勧めも終わったのか、他の店員の姿は付近に無かった。「もうお茶飲みましたか」私は話し掛けた。試飲のお茶を出しているのだ。雨が降る今日はお客も入らず、売上への焦りもあったが、ゆったりと接客したい気持ちにもなっていた。「あら!私の口に入ってるのは何?なかなか奥に入っていかない」急に驚いた様に彼女は声を上げた。モグモグ口
もね さん作 [381] -
奈落
どうでもいいやと呟く逃げても逃げても逃げ切れない叫んでも叫んでも檻から出れない罵倒しながら私の為だと誰かが言うもし自由であったら幸せに生きれたろうかどうでもいいやと呟く夢は遠い過去現実は憎悪の奈落グルグルと同じ迷路を回り墜ちてゆくもがいてももがいても私は逃げられない私にはもう叫ぶ言葉などないだからただどうでもいいやと呟くだけ
もね さん作 [315] -
愚痴です
最近私を誘うのはなぜか彼女か奥さんのいる人だ。その度にこんな疑念が強くなる。君はチンパンジーみたいにハーレムを作りたいのか?それとも気軽につまみ食いしてポイ捨て出来そうな女性募集中?私はバツイチ独り身で、真剣な相手探してるから、女がいる事公表して近づいて来る男位困った存在も無い。真剣に付き合う気なんて端から無いだろうし、私が男日照りだと勝手に判断してそれを利用しようとでも思うんだろうか?どっちに
あろえ さん作 [408] -
北海道の句(四季)
朱の大空牛の影絵に白き息身切る朝褒美か視野に飛ぶダイヤ頭突きする乳仔護りたし黒羊地平線とロール登りて添い寝するシメジ採る老女が蝦夷の頃語る空牛舎荒れても青き草地かな辛くとも春うれし急く枝拾い夫婦乗り口笛吹かれし二番草個の弱さ思い知る夜軋む海氷小さな私この世界全て流氷の白牛の間に分け入る温さ白き朝牛舎帰り一皿増やす三つ葉摘み疲れ果て見上げる空に乳流る
もね さん作 [300] -
足元の夏至(st.John's wort)
朝の陳列を終え、昼の前にふと、客足の途切れる時がある。その日もそんなぽっかりと空いた時間があった。つば広の帽子をかぶった初老の女性は、弟切草の花を手にして食料品をレジに持ってきた。「まぁ綺麗、どこかで摘んでらしたんですか」「ええ、生け花をしているのでつい生けてみたくて採ったの…内緒よ」その女性は帽子の下で、悪戯を叱られた少女の様にシュンとして見せた。無造作に包まれた広告の紙から、瑞々しい紙細工の
もね さん作 [320] -
初夏三句
春紫苑揺れて列車は見送られ藪の山白き滝なる小薔薇かな防霜扇要らぬ頃かな揃う畝
もね さん作 [272]