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もね さんの投稿された作品が120件見つかりました。

 
  • 告白

    今、あなたが私に何も与えなかった事思い立ちすくむ。振り返れば私だけが好きだと言っていた。この恋は与え続けて終わるのかもしれない。自分を大切にしてくれる人を大切にする。それが本当の自己愛ではないかと思った。今、あなたの優しさ一つも感じなかった事思い出し立ちすくむ。もしあなたが私を好きなのだとしてもこの恋は与え続けて終わるのかもしれない。もう一度だけあなたに言いたい「愛しています」と。これでお終いで
    もね さん作 [313]
  • 嬉しいよ

    いろいろ泣いたり怒ったりしたのにきみが帰ってきてとっても嬉しい罪と愛とは違う物だときみにはっきりここで誓うよきみがその事教えてくれたんだきみの伸びやかな声が響くと世界の全てが変わると思うきみの照れてる顔を見てるときみのつらさが心に刺さるよ支えられずにほんとごめんね今見つめてるきみの笑顔は昔のきみよりずっと温かい今響いてるきみの言葉は昔のきみよりずっと美しい待ってて良かった声が聞きたかっただからき
    もね さん作 [329]
  • 願望じゃない?

    私の家は古びたワンルームアパートの一階で、安い家賃に惹かれて越してきた時はその湿気の多さにびっくりした。そのせいか床は全体にギシギシ言って弱そうだった。不思議と最初から床全体に絨毯が敷き込まれていた。その中でも特に一カ所、力を込めたら踏み抜きそうな部分があった。それは半年前のあの日、私が見た声の主が縊死した姿でぶら下がっていた、丁度真下なのであった。
    もね さん作 [342]
  • ほかほかご飯

    女に生まれたからはどんな風になりたいか想像してみる女らしい私?さばさばした私?そしてもちろん綺麗な私男に取って女は食事マナーのある人も食べ散らす人もいるグルメもいればお菓子好きもいる酒のつまみも美味しいけどほんとに大切なそんな人がいるあったかいご飯とあったかいお味噌汁どんなご馳走もかなわないよそれが無ければお菓子も味気ないそれが無くなると大切さに気付く世界に名だたる料理になれなくても女であるなら
    もね さん作 [275]
  • 畏怖

    山の波線 恐ろしい 美しいくっきり 黒い 青い日暮れ 星空 薄赤い 残り日 隔てる 波線大地 空 戦い その向こう 虚空小さい 私 飲まれる 偉大な 美 小さい 世界 大きい 力無限 虚空 飲み込む 力 隔てる 恐ろしい 美しい 山の波線
    もね さん作 [267]
  • ローズマリー

    凍てつく午後に私の小さな鉢の中花を咲かせたありがと私の友達きみは私に力をくれるもし花になれたら私はほんとはきみみたいになりたいんだどんなに凍えてもそれを愛して曲がりくねっても成長してゆく眺める人には鋭い葉を見せ触れた人にだけ芳しい香りをそして誰にも分からぬ季節に先に可憐な花を咲かせる固い姿で凍えていてもいつかはまるで少女の様な薄桃色の花弁を付ける暖かな季節が来て美しい花が咲き乱れてもどんな花より
    もね さん作 [301]
  • 共感

    自分の経験しか持たない私達そこから先に行く方法がある自分を取り巻く沢山の人々その人の気持ちを想像する事一人の人間が人生で経験できる事は僅かでも知らない遠くの誰かを愛する近くの誰かを共感さえすれば生きる価値がある見当違いの共感でも自分の事じゃないからとそれに気付かぬ私より少しだけ大人になる君は放射能を浴びた事はあるかいビルと共に崩れ去った事はあるかい経験がなくてもいいんだ共感の先に世界を変える力が
    もね さん作 [339]
  • リセット

    あの人は私を試したかったどれ程愛が続くのかと子供じみた愛情とほんとは私を笑ってたの追いかけて焦がれて楽しかっただけど相手が傲っている事判らない程馬鹿ではなかった真剣じゃない人と恋愛はできないそれは男だって同じでしょう?それに気付いたら未練の全てが消え去った蜃気楼みたいに保ちのいい電池を試してもいつかは尽きる愛せない女だから無限大の盲信を求めたの?涙ももう出る事はない夢から醒めた今日冷えた頬暖め「
    もね さん作 [343]
  • 新宿

    電車にぎゅっと掴まれ大量に吐き出される人々それぞれの人波に飲まれて行く南口を出て代々木へ沢山の人波に私はあなたを探しているあなたも同じように人波に飲まれているの?巨大なターミナル沢山の人波にもまれながら耐えている誰もがその中に愛する人を探しているの?あの日努力だけではどうにもならない事があった条件と恋する訳じゃないそれは夢の中の寝言にすぎない私はあなたを幸せにできないそれが苦しかった私の容姿も年
    もね さん作 [297]
  • 落日のように

    私を愛せた日々はあなたを愛した日々赤く熟した火の球音もなく消えていくあの夏の日の様になぜどんなに華やかな花火よりもあの儚い火に魅せられるのだろうまた一つ去ってゆくあの夏の日、私の問いに答えはなかったどんなに美しく咲いたとしてもそっと熟し、音もなく消えてゆく一生の愛を使い果たしても見送るのが美しい落日のようにあなたを愛した日々は私を愛せた日々赤く熟した火の球音もなく消えていくあの夏の日の様になぜど
    もね さん作 [276]
 
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