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ぱーる さんの投稿された作品が11件見つかりました。

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  • クロスリング

    「着いたわ。降りるわよ」「…なんなんだよ…この乗り物…」「だからエレスタだって」「どうゆう仕組みで、こんな箱が飛行機みたいに動くんだよ」「仕組みなんか特にないわ。風の魔法で動いているだけ」魔法って…そんなものまで、この国にはあるのか。どんな不可解な現象も『魔法』だと言われれば、納得した気分になるから不思議だ。「これがアレク・ハウ・ロウィン―レイゼル興が治める城。レスニア城」目の前には、巨大な城が
    ぱーる さん作 [235]
  • クロスリング

    「これは…なんだ」「エレスタに決まってるじゃない。あなた本当にバルカニア国民なの?」「多分な」…違うけどハルと一緒に来たのは、駅のような場所。しかしそこに有ったのは電車でなければ、バスでもない。電車を簡易化したような、ただの箱のような物体。レールも電線も、タイヤもない、動きそうにない乗り物。特徴的なのは、エレスタと言うらしいその乗り物の部分だけ、天井が無いこと。その箱は乗客を乗せると、プロペラも
    ぱーる さん作 [212]
  • クロスリング

    街を眺めながらハルと歩く。ハルは楽しそうに街を案内してくれていた。記憶喪失だと言ってから、ハルの態度は目に見えて変わっていた。「ここって良い街だな。活気もあるし」「首都のカルトデスタほどじゃないけどね。良い街よ。この街の良い所は、自分で思い出してくれると嬉しいけどね」そう言っておれの目を見てにっこり笑う。…ふと、その笑顔に違和感を感じたが、気のせいだろう。「それでね、案内したい場所があるのよ」「
    ぱーる さん作 [252]
  • クロスリング

    「こんな街初めて見た…。中世ヨーロッパって感じかな」科学力で言うと日本より劣るだろうか。外国の古き良き街って感じがする。「一応説明するわね。ここはバルカニア王国南部のレスニア地方、ミレーネの街。そして向こうの山の上に見えるあれが、この辺一帯を収めるアレク・ハウ・ロウィンの住む、レスニア城」山の上をさしながら、説明してくれる。女にビンタをもらったあとも、おれは散々説明したが理解は得られず、やむなく
    ぱーる さん作 [225]
  • クロスリング

    老婆は数分間、じっとおれの顔を見ていた。そして、短く一言、言葉を発した。「………違うね」違うそれを理解するのに、さほど時間は要らなかった。「…そうだ。おれはあんた達の事は知らない。ここがどこかも知らない。名前は同じみたいだが、人違いだ」同じ名前の奴に間違われている今の状況は解らずとも、これだけはたしかに思えた。しかしおれの言葉に、女は納得しないようで渋い顔をしていた。「だったらあなた、どうしてレ
    ぱーる さん作 [140]
  • クロスリング

    ポケットを探ると携帯が入っていた。赤い携帯。間違いなく自分の。携帯に表示されている時間…16時45分状況を見る限り今は朝のはずだが、公園で異変が起きた時間のままだった。誰かに連絡して、今の時間きいてみようか。そう思い、嫌な予感がする。…まさか、繋がらないなんてことは…ガチャ部屋の扉が開いた。ひとまず携帯を側におく。入ってきたのはさっきの女と、見知らぬ老婆だった。「…んん…それで…なにが…どうした
    ぱーる さん作 [153]
  • クロスリング

    女は不思議そうにおれの顔を見ている。不思議なのはおれも同じだ。「あなた、レンよね?」「そうだよ」じっじっとおれの顔を見てくる。おれも女の顔を良く見てみるが、やっぱり知らない顔だった。同い年くらいに見えるが、青い髪の知り合いなんておれにはいない。パン!「いって!なにすんだ!」いきなり頬に平手打ちをくらう。ビンタなんて、何年ぶりかにくらった。「思い出した?私の事」「思い出すか!そんなんで!」「うーん
    ぱーる さん作 [278]
  • クロスリング

    「起きて、レン」誰かが…おれの名前を呼んでる「朝よ。起きなさい、レン」誰だろう…。聞き覚えの無い声だ…「起きないなら別にいいけど。朝ご飯片付けちゃうから」「…それは…いやだ」「なら早く起きて食べちゃって。片付かないでしょ」「…………ああ」殆ど無意識に返事をし、起き上がって周りを見る。「…………」自分の部屋ではなかった。見覚えもなかった。そしてそこにいる女も、見覚えがなかった。「…どこだ、ここ」「
    ぱーる さん作 [251]
  • クロスリング

    気付くと辺りは暗闇に包まれていた。暗闇というより、無に近い。何も見えない。何も無い。自分の体だけは、この闇の中でもハッキリ見える。地面も空を解らないので、まるで宇宙に浮いているようにも感じる。一体…、何が起きたんだろうハッとして女の子の方を見る。女の子もおれと同じく、色を失っていなかった。金髪の髪もハッキリ見える。恐らくブランコに乗ってるんだろうが、ブランコが見えないので、座ったまま宙に浮いてい
    ぱーる さん作 [282]
  • クロスリング

    いつからいたんだろう。この女の子は。夕暮れで赤く染まってはいるが、髪は金髪のようだ。日本人ではないんだろうか。「…おれに、なにかよう?」「きてほしいの。一緒に」「どこに?」「…遠いところ」迷子…なんだろうか。カタコトではないから、外国人ではなさそうだ。しかし迷子にしては妙だ。いやに落ち着いている。「迷子?君」「ちがう…。あなたを案内する為にきたの」なにを言ってるんだろう、この子は。どうやら、迷子
    ぱーる さん作 [213]
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