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しゅーり さんの投稿された作品が52件見つかりました。
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永遠に愛しい・・50
非常階段に一歩入り目の前に仁先輩が居るという事に気付いたヒロとイッシーが想像もしていなかったその光景に驚き、その場に呆然としたまま、ただ吊ったっている事しかできないといった心境で立ち止まっていたそして、ヒロとイッシーの後ろにいて、まだ仁先輩の存在に気付いていない佐野とマサちゃん扉をふさぐよう立ち止まったままの、ヒロとイッシーに、佐野が「オイ!何やってんだよ、こんなとこで立ち止まってないで早く行け
しゅーり さん作 [359] -
永遠に愛しい・・49
「藤本!」「は、はい」「晶が世話になってるらしいな、まじで、ありがとな」女連中に頭を下げた時のように今度は、オレの目の前に来てオレに向かって頭を下げてきた仁先輩に頭を下げらるなんて多分、同じ事をされた女連中以上にビックリして戸惑っているオレ「そんな、仁先輩、頭上げて下さい」その光景に、あまりにも困ったオレはなぜか、思わず仁先輩より更に深々と頭を下げてしまった丁度その時非常階段の重い扉が開く音がし
しゅーり さん作 [383] -
永遠に愛しい・・48
「そうか・・そうだったのか」仁先輩は少し安心した表情になり「悪かったなてっきり晶がおまえらにいじめられてんのかと思ってよ、本当にすまなかった」そう言い、女連中に頭を下げた「そんな頭上げて下さい、沢木先輩」イッシーも他の連中も仁先輩に頭を下げられ、逆に困っているオレもいつまでもこんな所でただ様子を見ているだけという訳にもいかないそう思い、このタイミングでやっと降りる決意ができた「どうも」階段を降り
しゅーり さん作 [417] -
永遠に愛しい・・47
それを見た晶はとっさに仁先輩の目の前に立ち「仁君」と、肩を手で押さえたそんな晶をさえぎり仁先輩は、女連中に「おまえら!晶に何してんだ」と、怒鳴った突然怒鳴られ、ぼうぜんとする女連中と仁先輩のその間にもう一度晶がパッと入り「仁君、ちゃんと話聞いてよ」と、仁先輩に向かって大きな声で叫ぶかのように言ったそれでも仁先輩は「話も何もねェだろおまえ何で泣いてんだよ」仁先輩は、晶の泣いてる顔を見るのがたまらな
しゅーり さん作 [407] -
永遠に愛しい・・46
するとイッシーが「そんな理由でシカトするような奴らと、うちらを一緒にすんなよ」「そうだよ、三井さん唯一、昌平とは仲いいじゃん、昌平とうちらだって似たような者同士、みんな自然とここに集まるようになったんだからうちらが居るから来ない、じゃなくて、うちらが居てもここに来ればいいじゃん」イッシーに続き、稲葉が晶にそう語りかけたそして志乃も「うちらだって、この学校の真面目な子達には正直避けられてるようなも
しゅーり さん作 [351] -
永遠に愛しい・・45
「昌平なら上に居るよ」「あっ、別にいいんだ・・ごめん」また晶は何故か謝っている晶はオレに何か用があってここに来たんだろう凄く聞きづらそうな風陰気だけど、オレが行かないとそう考えているとイッシーが話し始めた「三井さん、たまにうちらが居ない時ここに来てるでしょ?」「うん・・、ごめん、もう来ないから・・本当にごめんなさい」頭を一つ下げ晶が非常階段の扉の戸ってに手をかけたその時「ちょっと待ちなって言って
しゅーり さん作 [387] -
永遠に愛しい・・44
時々目が覚めると下の階の所から、みんなの声が聞こえてきたそうかと思うとまた静かになる薄らとした意識の中何度かその繰り返しがあり今、何時間目くらいなんだろう?そう思いながらもまたそのまま眠りに落ちていった「ごめん・・」すると晶の声で一瞬目が覚めたけど、みんな下にいるようだしみんながいる時に晶が来る訳ねェか夢でも見てたんだなそう思い、晶の事も気掛かりだしそろそろ起きて教室にでも行くかそう考えながらも
しゅーり さん作 [394] -
永遠に愛しい・・43
ヒーがいなくなってしまった事にひどく落ち込んでいたにも関わらず笑顔を見せながらジョークまでも言って元気に振る舞っていた晶が健気でどうしても、居なくなってしまったヒーを捜し出して晶を喜ばせてやりたいと思ったオレは晶を送ってからも家には帰らず今度は公園の中ではなく公園の近くを流れている川の、川添を捜してみる事にした捜し回っている内に辺りは薄く光が差し始めていた結局ヒーは見つからなかったオレはさすがに
しゅーり さん作 [337] -
永遠に愛しい・・42
まだ小さすぎて一人ぼっちになってしまったという悲しみもわからずオレと晶がそばまで行くと、喜んで近づいてきたニチそのニチを晶が腕の中に抱きながら二人は暗い公園の中居なくなってしまったヒーを、隅から隅まで探し回った草をかき分け茂みの中を見たり全く使われていないようなポツンと建っている少し不気味なトイレの中も見たがヒーの姿はどこにも見当たらない携帯を取り出し、時間を見るともう夜中の12時を過ぎてしまっ
しゅーり さん作 [286] -
永遠に愛しい・・41
パンパン、と手をはたき手についた土を払い落とすと「ありがとう」そう言って、オレの手を握り、立ち上がった立ち上がった後もしばらく手を握ったままの二人その光景に、なんだか急に恥ずかしくなったオレは不意に手を離した恥ずかしさと照れ臭さで自分の顔が熱くなっているのがよくわかったオレは、きっと真っ赤になっているであろう顔を気付かれる事はないこの暗闇に助かったーそんなふうに考えながらまだ心臓のドキドキはおさ
しゅーり さん作 [315]