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しゅーり さんの投稿された作品が52件見つかりました。
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永遠に愛しい・・20
裏門は、非常階段からも見えるためバイクの音が裏門で止まったと同時にバイク好きの仲間の内の一人の小杉 昭敏、通称コッスーが、一番に身を乗り出してバイクが止まった裏門を見た「あの人、桜中だったオレらの二こ上の仁(じん)先輩じゃん」「まじ?」ヒロも、コッスーの隣に身を乗り出した「ほんとだ!けどなんで仁先輩がオレらの中学になんか来たんだ?」オレら二年の教室がある三階部分の溜り場の非常階段から、下を見下ろ
しゅーり さん作 [347] -
永遠に愛しい・・19
それからオレと晶は教室でもよく話すようになり偶然同じ日に遅刻した時など、休み時間になるまでの間、非常階段で二人で話してたりという事も何度かあった。オレは晶と話すたびにどんどん晶に惹かれていったいっその事非常階段仲間にもこの気持ちを打ち明けてしまおうかと、悩んだりもしているが誰かしらに感付かれるまでは黙っている事にしよう!そう思ったけど、まぁ最初にまず感付くとしたら、同じクラスの稲葉だろうな教室で
しゅーり さん作 [305] -
永遠に愛しい・・18
こいつらとは中1の二学期あたりからほぼ一年毎日のように休み時間や授業をさぼった時など、この非常階段で溜まっては、くだらない話で盛り上がってオレはそんなこの溜り場となってる非常階段が楽しいし今ではなくてはならない場所になっているけど、さっきまでの晶と二人だけの、いつもとは違った静かで穏やかでそれでいて胸もドキドキするそんな非常階段もなんだか良かったななどと考えたりしていた。やっぱりオレは、晶の事が
しゅーり さん作 [329] -
永遠に愛しい・・17
そんな願いも虚しく楽しくて、居心地のいい時間は思いに反してあっという間に過ぎてしまうようで一時間目が終わるチャイムが鳴ってしまった。「あーあもう一時間目終わっちゃった」晶もオレと話してる時間がまだ続いていてほしかったっていう事か?もしそうなら素直に嬉しい!オレもまだまだおまえと二人で話してたいそう思ってるけど照れくさしそんな事言う勇気もない「さぁてと初めての授業にでるとするかなけど私、勉強苦手だ
しゅーり さん作 [507] -
永遠に愛しい・・16
「すげェびっくりした誰も居ないと思ってたから、マジでびっくりしたよ」「ごめんごめん私、藤本昌平君がそこに寝転がるまで藤本昌平君てわからなかったから、声かけられなくて」晶は、転校初日ではあるがオレとは少しは会話した事があるって事でかここに来たのがオレで安心した、というような顔つきをした「おまえ、ここで何やってんの?」「今日、寝坊しちゃって初めての授業なのに途中から入っていくのもなんか入りずらくてウ
しゅーり さん作 [361] -
永遠に愛しい・・15
非常階段の近くまで来たいつもすでにみんな溜まっている時は近くまで来るとみんなの喋る声や笑い声が聞こえてくるが、今は聞こえてこない。他の奴らはみんな授業に出てるかもしくはまだ来てないかで誰もいない、という事だ。(一人じゃつまんねーけどまぁ、今から授業でるよりマシかなまだ眠いし寝て時間でも潰すかな)キー キキッ 非常階段の少しさびついた鉄のドアを開けるやっぱりこの時間は誰も居ないシーンと静かな空気と
しゅーり さん作 [345] -
永遠に愛しい・・14
なんであいつはあんな不思議な感じなんだろうか?どこから転校して来たんだろうか?前の学校で好きな男いたんだろうか?今、メールアドレスでも知ってたらすぐにでも聞きたいというような気持ちだった。まぁ多分オレの性格上アドレスを知ってたところで、そう根掘り葉掘り聞いたりする事はできないだろうが・・とにかく、そんな事ばかり考えてたらあっという間に夜中の2時を過ぎ、3時になり(やべーこれじゃあ朝起きれねェよ)
しゅーり さん作 [365] -
永遠に愛しい・・13
なんだか、変わってるというか不思議な女だなオレはなぜかその時から晶の事がとても気になる存在になっていったその時から、というより一時間目が終わるチャイムが鳴って起きた瞬間目に入ったあの時からすでに心にドキッとするようなものがあったのかもしれないあの女晶に・・。次の日オレは寝坊してしまったため、学校に着いたのはもう一時間目もとっくに始まっている時間になってしまった。(今から教室入るのもだりーし、二時
しゅーり さん作 [337] -
永遠に愛しい・・12
「あ、ありがとう」オレはなぜかそんななんでもない事にドキッとしてしまいそんな自分を隠すかのように「あと財布も入ってたんだ!」そう言うと自分の机の所に足早に行き机の中から財布も取り出した。財布を手にすると、晶という女は「財布も入ってたんだ?あっ、けど私、神に誓って藤本昌平君の財布の中見たり、ましてお金盗んだりなんかしてないからねたしかめてみて!」そんな慌ててる晶に「別に全然疑ったりなんかしてねェよ
しゅーり さん作 [350] -
永遠に愛しい・・11
晶は「だいじょぶ、だいじょぶ」と言いながら床の上についた尻を、スカートの上からポンポンとはたきながら起き上がった。「藤本昌平君が一時間目の時、あまりにも気持ちよさそうに寝てるから真似して机に伏せて目をつぶってみたら、いつの間にか私も、気持ちよくて寝ちゃったみたい」八重歯が無邪気に見えるその笑顔がまた見えた!「けどまさかこんなに寝ちゃうとは思わなかったよ」すると晶はオレの机の中にある携帯を取り出し
しゅーり さん作 [388]