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唯沙 さんの投稿された作品が138件見つかりました。

 
  • 誰も愛さない人を愛する私【11】(最終回)

    愛される資格がないと言い切ったスグルくん。私は疑問を口に出した。「愛されるのに資格が必要なの?」スグルくんは私を見た。そして 「今までそう言われて疎まれてきた…。」私は答えた。「それはその人たちが間違えているのね。愛されるのに資格がいるなら愛するのにも資格がほしいじゃない?でも、私はスグルくんを愛している。だから資格なんていらないよ。」スグルくんはぼーっとした口調で話した。「俺…泣いたりしてごめ
    唯沙 さん作 [360]
  • 誰も愛さない人を愛する私【10】

    私はスグルくんが触れたところを触って携帯を握りしめて学校へ行った。そして授業中も携帯ばかりを気にしていた。そしてやっと来たメールに1人で興奮した。『16時に井之上公園で待ち合わせしよう。』井之上公園はスグルくんの降りる駅の近くの公園。私はデートより緊張した。だって私が言った言葉は告白だもの。スグルくんの『ありがとう』は返事なのかただのお礼なのかわからなかったもの。それを聞く。そう思うだけで心臓は
    唯沙 さん作 [353]
  • 誰も愛さない人を愛する私【9】

    「誰も愛せないから、この状況も平気なんだよ。」スグルくんの瞳は死んでいた。それなのに声のトーンだけは明るくしていた。そのことが私には悲しくて仕方なくて涙がもっと溢れてきた。そして思わず出た言葉。「スグルくんが愛せないなら、私がスグルくんを愛するよ。」軽く言ったように聞こえただろうか?私は本気だ。スグルくんは私の頭を撫でて「ありがとう。」と一言。何故が少しすっきりして私は涙は止まった。電車がスグル
    唯沙 さん作 [391]
  • 誰も愛さない人を愛する私【8】

    次の日、スグルくんはいつものように電車に乗ってきた。いつもの変わらない姿で。私は違和感のないように聞いた。「昨日は風邪をひいちゃった?」スグルくんは慌てたように 「違うよ〜!」と否定。「昨日は法事だよ。」私は「そっか…。」と答えた。そして思い切って聞いてみた。「スグルくんの家ってもしかして複雑?」人の心の中にある爆弾を踏むような質問にスグルは「複雑かぁ−。そうかもね。両親離婚しているし。親父は海
    唯沙 さん作 [378]
  • 誰も愛さない人を愛する私【7】

    スグルくんの涙を見て私は感情豊かな人なんだなと思ってスグルくんには何も言わなかった。映画はとてもよかった。2人で感想を言い合いながら買い物をしてデートは終わった。私にとって最高の一日だった。またスグルくんとデートしたいな☆ デートの次の日。いつもの電車にスグルの姿はなかった。その変わりのようにユタカくんがいて2人で登校。「今日はスグルくんいないね。」と私が言うと 「あいつはいろいろあるから。」と
    唯沙 さん作 [342]
  • 妄想デート【沙愛(まあ仔)編】(5)(最終回)

    私が満足した後は今度は沙愛さん。何やら傘に興味津々☆ 傘が好きらしい…。「家にたくさんあるしな…」とつぶやきながらも気に入った傘を手から離せないでいる。悩んだあげくに「帰りに覚えていたら買う!!」と力強く言ってその場所を離れた。そして洋服コーナーへ。セールをしていて私達は大はしゃぎ☆★☆そして私たちは2枚で3000円の服を1着づつ選んで買いました♪ 他にもブーツを見たりアクセサリーを見たり…。手
    唯沙 さん作 [395]
  • 誰も愛さない人を愛する私【6】

    ただ今11時30分。スグルくんの希望で私達はお好み焼き屋さんに入った。お昼前でお店にはすんなり入れた。「サヤカちゃんは何にする?」「う〜ん。明太子餅がいいかなー。」と、取り留めのない会話をしているとスグルくんが一言。「俺、一人暮らしだから誰かと食事なんて久しぶりだよ。」と、さらりと言った。高校生で一人暮らし?親は?私は聞けなかった。一人暮らしの理由を。あまりにもさらりと言われたので 「そーなんだ
    唯沙 さん作 [357]
  • 誰も愛さない人を愛する私【5】

    なんで淋しいって?スグルくんはいつも自分を作っているから。かっこよく見せたいとは違う。何かの影を隠すかのように明るく堂々と振る舞う姿が痛々しかった。それでも、スグルくんはスグルくん。私は気を取り直して笑顔で「行こう☆」と言った。日曜の人込みはすごい。スグルくんと離れてしまいそう。でも、スグルくんは私のスピードに合わせてくれているのがわかる。長身だから私を見つけるのは簡単だろうな。スグルくんに見と
    唯沙 さん作 [377]
  • 誰も愛さない人を愛する私【4】

    少しの沈黙を2人の間に流れた。そしてスグルくんは言った。「いいよ。サヤカちゃん。次の日曜日にでも行こうか?」よかったー☆ 心を撫で下ろした。そして、次の日曜日に2人で待ち合わせをすることになった。私の勇気は報われた。心の中でこれはデートだよ?デートだよね?と、ひとり繰り返した。そしてやってきた日曜日。私はドキドキであまり寝れず待ち合わせ場所に早くついてしまった。スグルくんの私服を初めて見れる。私
    唯沙 さん作 [351]
  • 誰も愛さない人を愛する私【3】

    ユタカくんとスグルくんと3人で会話するようになって気付いたことがある。スグルくんの笑いかける顔は作り笑いだと…。綺麗に笑っているけれど心からの笑顔ではないことに気付いてしまった。それから、どうにか心から笑う顔がみたくて仕方なくなった私。でも、そう簡単には見せてもらえなかった。スグルくんと出会って3ヶ月が過ぎた頃に私は勇気を出した。私的には心臓が破裂するほどの勇気だ。それもユタカくんのいない日を狙
    唯沙 さん作 [390]
 
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