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さんの投稿された作品が11件見つかりました。

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  • 未来からの手紙(下)

    ドカーンッ!凄まじい轟音と共に、家が揺れて部屋が傾いた。何が起きたのか分からず、傾いた部屋から出て一階のキッチンへ向かった。一階に降りて、キッチンにつながる扉を開けた僕は驚愕した。目の前にあったのはキッチンではなく、大型のトラックだった。トラックを見た刹那、僕の目は別のものも視界に捕らえていた。トラックのタイヤの下敷きになっている妻だ。大声で妻の名を呼ぶが、返答がない。急いで妻のもとへ駆け寄った
    さん作 [674]
  • 未来からの手紙(上)

    ある朝、部屋の机に見覚えのない二つ折りの紙が置いてあった。訝りながらもその紙を手に取り、開いて中を見てみる。紙はびっしりと文字で埋まっていて、紙の最上部には『過去の自分へ』と書かれていた。誰かの悪戯かと憤りをおぼえながら、紙に書かれた文字を目で追っていった。『過去の自分へ詳しく説明するには、この紙では伝えきれないから省かせてくれ。信じられないかもしれないが、とにかく僕は未来の君だ。これだけは信じ
    さん作 [672]
  • デジャウ゛?

    「あの・・・・、なにか。」僕が怪訝な顔をしてそう言うと、湯浅という人物は僕を見つめながら口を開いた。「秋人くんだね。」「えっ、はい。でもなんで名前を。」僕は名前を知っていることに驚き、すぐに聞き返した。すると母が怒った顔をして、口を挟んできた。「何言ってんのよ秋人。あんた入学式中寝てたの。湯浅先生はあなたの担任の先生じゃない。ちゃんと入学式で紹介されてたでしょ。」母は、それまできれいに整えていた
    さん作 [652]
  • デジャウ゛?

    その後、母と体育館へ向かい入学式に出席した。入学式中僕は、さっき僕に起こったあの不思議な事についてずっと考えていた。そうやって考えているうちに、入学式は終わった。入学式が終わり特に用もなく母と帰ろうとした時、ある男性が声を掛けてきた。「古賀さん、お久し振りです。覚えていますか。湯浅です。」初めて見る顔だった。その湯浅という人物の目は母に向いていたので、僕も母を見た。「まあ、湯浅先生。お久し振りで
    さん作 [592]
  • デジャウ゛?

    少し時間がたって、誰かが僕の背中をなでるようにさすった。救いを求めるように、怯えながらも顔をあげた。そこにいたのは一緒に入学式に来た母だった。「校門のところからいきなり走って行っちゃうから驚いたわよ。それよりどうしたの、こんな所でうずくまっちゃって。具合でも悪いの?」母の声はとりあえず恐怖を取り除いてくれた。「いや、大丈夫だよ。それよりも母さん、僕って子供の頃とかにここの中学校に来た事あるかな?
    さん作 [596]
  • デジャウ゛?

    それは、去年の中学校の入学式でのことだった。今日初めて来たはずの中学校。しかしその校舎の風景は、初めて見る光景ではなかった。遊具の位置や体育館の場所、下駄箱の位置まで知っていて、案内なしで一直線に下駄箱まで行くことができた。校舎内に入っても同じだった。校舎内のほとんどの教室の位置を知っていた。僕は夢中になって校舎内の廊下を走り回った。職員室、保健室、音楽室などの位置。一・二・三年生の教室の間取り
    さん作 [706]
  • デジャウ゛?

    ここで、僕に起こっている不思議な事について話そう。不思議な事とは、何種類かある。まず一つ目は夢だ。よく家族の夢を見る。しかし夢にでてくる両親はとても若いのだ。両親は僕を36歳の時に生んでいる。しかし夢にでてくる両親は、どう見積もっても30歳は超えていない。僕の知らないはずの若い両親が夢にでてくるのだ・・・・。まあこれは、夢だから偶然と言われればそこまでだ。しかしどうしても説明がつかない、仮説の域
    さん作 [648]
  • デジャウ゛?

    まただ・・・・。何なんだ一体。僕の頭はどうなってるんだ。この頃僕、古賀秋人には不思議な事が立続けに起きている。幼い頃も起きていた気もするが、たいして気にはしてなかった。しかし14歳という物事を深く考えだす年頃になった今は、これらを気にせずにはいられなくなった。
    さん作 [722]
  • 永遠に続く恋?

    死因は里菜の持病の心筋症が引き起こした、心臓麻痺。医者に言わせてみれば、症状が発現してから目を覚ますのは非常に希であるらしい。その奇跡的にできた時間を里菜は、僕を心配することだけに使った。僕は里菜以外の人とは恋はできない。なぜなら僕はまだ里菜と恋をしているから。人間同士の間で使う恋の意味は二つある。一つは『相手のことを慕うこと』この恋は、里菜が生きている時にしていた恋だ。とても幸せな恋。もう一つ
    さん作 [702]
  • 永遠に続く恋?

    里菜は強い女性だった。決して自分の弱さを他人には見せなかった。恋人である僕にも・・・・。そんな里菜でも病魔には勝てなかった。里菜は死んだ。僕を残して・・・・。里菜とは大学で出会い、もう三年も交際を続けていた。そしてそろそろいい頃だろうと、思い切ってプロポーズして婚約までこぎつけていた。今考えるとこの時が今までで一番の時間だった。この時の僕と里菜は互いに恋をしていた。婚約が決まり、二人の両親を尋ね
    さん作 [681]
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