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RF-T さんの投稿された作品が37件見つかりました。
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Lose 3
「おはようございます蓮華さん!」「おはよう」登校中に私に挨拶する人は必ずいる。「蓮華様ぁ今日も寒いですね!」「おはようございます!」「おはよ蓮華!」…うざったいくらいに。でも、気分は悪くない学校内に入ると一枚の紙が貼られていた。そこに沢山の人が集まっている。その紙には[一位 中宮蓮華]と書いていた。「あ、蓮華!今回のテストも一位じゃない」「蓮華様いつもすごい!」「さすが蓮華さんね!」「ありがと、
RF-T さん作 [358] -
Lose 2
カチカチ「なんだこの小説?」登校中、適当に携帯で小説を探してたらこんなものを見つけた(続きはなし、か。)定期的にゆれる満員電車にのりながら軽くためいきをつく。(いじめられっ子の小説なんて書いてて楽しいの?あほらし…っと)自分のおりる駅についたので軽い足踏みで満員電車から脱出する。切符を改札口にいれ学校までの道のりをしばらく歩いていたら目の前に黒い物体がきた。「何!?」パシッとそれをはらいのけると
RF-T さん作 [425] -
Lose 1
嫌になった。この人生が。この自分が。「…死にたい」自然とこんな言葉がでてくるくらいに精神的にだめになっている。私はいじめられている。弱虫だから、ぼろぼろな靴を履いて、ぼろぼろに泣いて帰宅している私の肩に手がおかれた。「え!?」こんな姿を見られたくないから人通りのない道で帰ってたのに誰かがいたことに驚いた。手をおいた人は顔がパーカーで隠されている。「…死にたい?」その人がそう言う。「……はい」怪し
RF-T さん作 [382] -
どこにいても、18
「先生きたわよ!」「はーい!」ママの声に、私は大声で返事をした。私は鏡の前にたち、くるっと回転した。「よし、変なとこないよね…」部屋にゴミがひとつもないことを確認する。看護婦になりたいからいい学校にいきたい。だから家庭教師をつけてほしいの。14歳の誕生日にそう言った私にママとパパはびっくりしてたけど、近くの大学生徒の涼さんがいい家庭教師がいるって紹介してくれた。そして今日初めてその先生がくる。リ
RF-T さん作 [450] -
どこにいても、17
「吉岡…?」姿も見えないし、返事もない。でもそれは間違いなく吉岡だった。「どこにいるの!?姿を見せて!返事してよ!」部屋の外から漏れてくる声が止まる。松村は僕が正気を失ったかと思うかもしれない。でも吉岡に会えるならそんなことどうでもよかった。「吉岡!どこにいるの!迎えにきてくれたんだろ!今すぐそこにいくよ!!」文字どおり狂った僕を何かが優しく包み込んだ。吉岡だ。でも姿は見えなかった。手を伸ばそう
RF-T さん作 [447] -
どこにいても、16
僕が顔を上げると松村は泣いていた。「そんな悲しいこと、言わないで」「…」「花歩、あたしにさよならは言わなかった」「…僕には…待っててねって…」涙があふれだして松村の姿が滲んで見えた「花歩がお別れを選んだのは大輝君と生きたかったから、会いたかったからだよ。大輝君は会いたくないの?」会いたい。吉岡にもう一度会いたかった「あたしは花歩のこと信じる。でも大輝君が信じてあげなくてどうするの?」「…」「生き
RF-T さん作 [454] -
どこにいても、15
僕は自室のベッドに座っていた。ただ何もせずに座っていた。することなんて何もなかった。涙はもうでなくなったしどれだけ叫んでも吉岡はもういない。でも事実として受け入れたくなかった。何もしたくなかった、悲しむことさえも。学校は休んで親は仕事に行った。もう何も考えたくなかった、部屋のドアを叩く音がした「…あいてるよ」そこには松村がいた「インターホン押したけど返事がなかったから」松村が気まずそうに言う「ご
RF-T さん作 [448] -
どこにいても、14
「吉岡花歩じゃなくなるってどういうことだよ…」「…」「吉岡、吉岡がどこかに行くなら僕も一緒に」「大輝には待ってて欲しい。大輝は現実の存在だから」「そんなの嫌だよ!無理だ!」「大輝」吉岡は僕に強くしがみついた。「大輝、好きよ。好き。好きなの、私のこと忘れないで。覚えていて。ずっと、ずっと好きでいて、大輝、男の子だから待てるよね」「…」「私、大輝を好きになった自分を、大輝が好きになってくれた自分を誇
RF-T さん作 [357] -
どこにいても、13
「涼にはお別れをしてきたの」「…なんだって?」「大輝…私、私ねここにはいないの」「いないって…吉岡、あんまり面白い冗談じゃないよ」僕は無理に笑って見せたが彼女の顔を見て冗談を言ってると思えなかった。嫌な予感しかしなかった。吉岡は何が言いたいのだろう。「…大輝」吉岡は僕から離れて手を合わせてきた。「大輝…私は」吉岡は目を閉じ、また涙をこぼした。「やめてよ、」僕は吉岡を抱きしめた。抱きしめることがで
RF-T さん作 [349] -
どこにいても、12
「吉岡!」「…」「吉岡なに話って?」「……」「…吉岡?」「ばいばい…」自分の傍にいた吉岡の姿が消えていく。「吉岡!!」自分の声で目が覚めた。何だったんだあの夢は…吉岡がいなくなる夢なんて最悪だ。時計を見るとまだ11時。親が飲み会で出掛けて何もすることがなくてそのまま寝てしまったのか..コンッ音のする方に体を向けると窓に吉岡がいた。僕は急いで窓を開けた。「…ごめん夜遅くに、て、え?」僕は吉岡を抱き
RF-T さん作 [377]