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さきざき ひろ さんの投稿された作品が42件見つかりました。

 
  • 一生 シアワセ32

    どうして、こんな事になってしまったんだろう。途中までは凄く幸せな時間を過していたのに。…自分が悪い事はわかっているけど、歯車って…一旦外れてしまうと基に戻すのは凄く難しい事なんだって今更ながら思っている。あれから2年。僕は仕事に明け暮れていた。と言うより、仕事で孤独を忘れようとしていた。もちろん、もう結婚する気持ちも無かったし、生涯独りのつもりだったから。幸せになっちゃいけないから。…凄く辛い。
    さきざき ひろ さん作 [508]
  • 一生 シアワセ31

    情けないのかな…こう言うのって。男のくせに、別れる原因だった事をまたしている。でも、逆に別れて今独身の状態だから、恋愛は自由。…人によって考え方が違うけど、僕は彼女と付き合った。彼氏をさしおいて。でも、結婚する気持ちは無かった。自分の子供の事を考えると、僕だけ幸せにはなれない。…と言うより、そもそも初めから結婚の文字が頭には無かった。もう家庭はつくらないと決めていたから。でも、独りの生活はとても
    さきざき ひろ さん作 [503]
  • 一生 シアワセ30

    離婚に至るまで、半年くらいかかった。だって、その頃の僕は地域の役員や、学校…いろいろ請け負っていた。親戚が集まり、何回も話し合った。中には、僕に協力してくれる人もいたけど、やっぱり悪い事をしたのは僕だし、…どうにもならなかった。僕は家を出た。子供達にはこのままこの家に居て欲しかったし、引っ越しや転校なんてさせたくなかったから、全ておいて僕は体ひとつで家を出た。二人の子供がいたけど、…上はお姉ちゃ
    さきざき ひろ さん作 [444]
  • 一生 シアワセ29

    時々、仕事での飲み会や地域の飲み会、お店で飲んだ後何か食べたくて…お店の女の子と食べに行ったり。勘違い…。僕が他の人と遊んでるなんて。そんな事出来る余裕はなかったし、もちろんするつもりもなかった。だけど、ちょっと自分の考えに固執してしまうとどんな事を言っても聞き入れてくれない。ちょっと、ウザくなった。だから、またあまり会わないようにした。出来ればこのまま終わったほうがいいのかなって思ってた。でも
    さきざき ひろ さん作 [466]
  • 一生 シアワセ28

    逢わずにいられない状態になった。…でないと、毎日のようにメールや電話だったから。彼女と真剣に話し合ったけど、彼女はどうしても終わりを考えてはくれなかった。バレバレだよね…奥さんに。でも、数ヵ月の間はその状態が続いていたんだ。でも、だんだんと夫婦の会話や一緒にいる時間が減っていってるのを感じていた…。ヤバイけど、その時は仕方なかった。変に話しかけて、言い合いになって取り返しのつかない状態になるより
    さきざき ひろ さん作 [518]
  • 一生 シアワセ27

    僕は 子供達とお風呂に入っていたんだ。その間、数回携帯に電話が来て、メールが来ていた。奥さんは、仕事の連絡で至急に応対しないといけないのかなと思ったらしく、…来たメールを見てしまった。有り得ない。部屋に戻って、奥さんが知らん顔して…何もなかった顔してテレビを見ていた。僕は 携帯をチェックした。…おかしい。見てないメールが、もう見た感じになっていた。でも、その日は何も言われなく言わず…。眠れなかっ
    さきざき ひろ さん作 [422]
  • 一生 シアワセ26

    今までは週に何度かメールや電話が来る感じで、…彼女のバイトの日はわかっていたから、そのうちの一日に飲みに行って逢うのが決まりだった。けど、…毎日、メールや電話が来るようになった。どこにいる?とか、飲んでる?とか、逢いたい!とか…。ちょっとウザくなった。…だって、約束していたのに。メールも返さない時もあったけど、仕事で忙しい事や返すと何度も繰り返さないとならなくなるから。僕は、家庭が大切だし子供達
    さきざき ひろ さん作 [455]
  • 一生 シアワセ25

    それからは週に一度、彼女達に逢うようになった。働いている店に顔を出して、それから別の女の子と別の店で落ち合う。 別の女の子と逢わない時は、店の仕事が終わってからその彼女と逢う。 そんな習慣になっていった。ただ、一週間に一回以上にはしなかった。 やっぱり、人の目がある。こんな田舎町だから、どこで見られているかわからない。 悪い事だから…。でも、いくら注意しててもバレちゃうもの。 ズルズル
    さきざき ひろ さん作 [504]
  • 一生 シアワセ24

    それからは、あまり飲み歩きは無くなった。愛人契約の彼女の店にもあまり行かなくなって、…ちょっといろいろあったけど、普通のお客さん対応にする事になった。月に二回くらい、前の行き付けの店にまた顔を出すようになっていた。…なんとなく、悪かったなって思って。だって、彼女を辞めさせたのは僕だし…。仕事は相変わらず忙しく、休みの日でも個人の仕事で働いていたけど、打ち合わせなどはなるべく事務所や居酒屋で終わら
    さきざき ひろ さん作 [456]
  • 一生 シアワセ23

    上の子は、何が起きたのかわかっていた。だから、お爺ちゃんを見てすぐ二階に駆けて行った。納得したく無かったんだろうと思う。下の子はまだその状況がわからないから、その点ではホッとしていた。僕は凄く冷静だった。3回目だから?泣いてなんかいられない。葬儀までいろんな事をしなくちゃいけないし、弱い所を見せてちゃいけない…。近所の人達に助けられて、順調に葬儀は終わった。これから、お爺ちゃんの抜けた家族で暮ら
    さきざき ひろ さん作 [469]
 
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