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さきざき ひろ さんの投稿された作品が42件見つかりました。
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一生 シアワセ22
パパ いつも どこに帰るの？…いつも、家に帰ってる。朝には、家にいる。どうして？！すごく、ショックだった。子供からそんな事を言われるなんて、考えてもいなかったし、言われてびっくりするような事をしてたんだとアラタメテ思った。子供が感じてるって事は、奥さんも感じてるって事。マズい。でも、普通に装おっていたんだ。僕も家族が大事だったし、この生活が大切だったから…。でも…。そんな中で数ヵ月後。いつものよ
さきざき ひろ さん作 [466] -
一生 シアワセ21
俗に言う愛人状態だった。だけど、今の生活を壊すとかそんな考えはお互い無かった。許せない事だとは思っていたけど、裏切っている事になるのはわかっていたけど…。でも、店をオープンして忙しくなってからは、あまり逢うことは無くなった。ただ、とりあえず普通のお客さんとして飲みには行っていた。 でも、必ずママしか付かない。女の子から見ると、ちょっと変だよね？！そんな中、僕の仕事も忙しくなって休みも取れないくら
さきざき ひろ さん作 [408] -
一生 シアワセ20
その頃の僕は順風満帆、仕事も生活も凄く順調だった。日常の仕事はもちろん、個人的にも依頼が来て、休みの日やちょっと大きな仕事の時は、人を雇いこなしていた。もちろん、収入は給料の倍以上。ただ、夜の付き合いが多くなった。週に4日から5日は飲み屋さんに行くようになっていた。でも、時々休みを取って家族サービスをした。まだ子供達は小さいし、可愛いいから一緒の時間は大切だったから…。そんな中で、ごくマレに何も
さきざき ひろ さん作 [444] -
一生 シアワセ19
そんなこんなで、だいたいの日が今度はお父さんとの晩酌の時間になった。当然、成り行きで泊まる事が多くなった。東北育ちだから、お酒には強かったからいつもお父さんが潰れていた。…楽しかった。当然？僕と彼女が男と女になるよね…。それから数ヵ月して、両親に結婚したいと話をした。出会ってから半年。そして、淡々と話は進んで申し込んでから一年後くらいに式をする事になった。でも、予定は予定。変更しなくちゃならなく
さきざき ひろ さん作 [421] -
一生 シアワセ18
でも、今度はなかなかうまく行かない。だって、出会う場所がなかった。仕事では、男ばかりだし…。ある日、…会ってみない？と言われた。たまに飲みに行く居酒屋さんで、ある人の姪に紹介したい…との事だった。その彼女は何回かお見合いをした事があったけど、気に入る人がいなかったみたい。僕は、会ってみる事にした。だって、家族や結婚に憧れていたから。僕は両親もいないし、守るものも無かったから、相手が長女でも関係な
さきざき ひろ さん作 [397] -
一生 シアワセ17
何と無く 気が抜けてしまったのかな…その後、しばらくの間仕事などに熱中出来なかった。…いつ、自分が死んでしまうか。両親と同じで、明日かも知れないし、いや今日かも…。普通なら、だったら尚更今日を一生懸命に生きようとか、頑張ろうとか思うのかも知れなかったけど、その時の僕は考えられなかった。マイナス思考でしか…。生活が荒れていった。毎日夜の街に出掛けては、スナックやクラブ巡り。多分、優しくして欲しくて
さきざき ひろ さん作 [405] -
一生 シアワセ16
父親と会ってから3日後、その葬儀に出ていた。喪主として。…なんで？今考えると変な事だった。周りの人は親戚だけど、知らない人ばかりだったし、でも僕の事は知ってる。おかしな感じ。葬儀が終わって、僕は友達に会うと言って知らない人達から離れた。もちろん、それは嘘だったけど…。小さい頃住んでいた家を見たかったから。田舎だから、土地は広かった。家は二階建て。でも、小さかった。広く感じていたけど、小さかった。
さきざき ひろ さん作 [415] -
一生 シアワセ15
その連絡が来てから3日後に会いに行った。日曜日。どうしても、その日しか時間が取れなかったから…。 お昼過ぎに病院に着いた。会うまではいろんな事を考えていた。もちろん、病気の事や父親にとって嫌な話はしないように。緊張したり、ドキドキしたり…するだろうか！？って思っていたけど、すんなり、普通に…こんにちは的な感じで会っていた。部屋に入った時、少しベッドを起こしていて、何と無く寛いでいる感じの父親がい
さきざき ひろ さん作 [418] -
一生 シアワセ14
父親とは 小学生以来会っていない。離婚して遠くに居るのだから、当然の事だけど。でも、一度は会ってみたいと思っていた。僕にとってはいい父親だったから。調度テレビで仮面ライダーが流行っていた昔、かっこいい自転車が欲しくて、フラッシャー付きのやつで当時5〜6万だったはず。多分、父親の月給の半分くらいだと思うけど、…買ってもらったんだ。父親にダダをコネテ。嬉しかった。すごく大事にして乗っていた。買っても
さきざき ひろ さん作 [401] -
一生 シアワセ13
会社を起こして、2年くらい過ぎ… …普通に、シアワセに、過ごしていた。会社もどうにかなっていたし、私生活もうまくいっていた。でも、そんな時って絶対何かが起きる。久しぶりに家に帰った。何と無く会いたくなっていたし、一人で暮らしている母だから、僕を育ててくれた母だから…。一緒に食事をした。もう一年以上もしていなかったから、母親はずぅ〜と笑顔だった。寂しくさせていたんだと…思った。食事を終えて、しばら
さきざき ひろ さん作 [450]
