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さきざき ひろ さんの投稿された作品が42件見つかりました。

 
  • 一生 シアワセ12

    しばらくは普通に何事もなく過ごした。なるべく時間を作り、いつもの店に一緒に行ったり、休みの日を合わせて買い物やどこかに出掛けたり、同じ時間を作るようにした。…なんとかワダカマリが消えたかな…って思った。そんな日々が続いて、…僕は会社を辞めようとしていた。…何故かって?今まで楽しく仕事をしてきた。そして、県や全国の賞なんかも受賞した。そうなると、やっぱり自分で起業したくなった。ノウハウは取得してい
    さきざき ひろ さん作 [428]
  • 一生 シアワセ11

    そんなある日、僕のアパートに彼女のお兄さんがやってきた。もちろん、お兄さんとも付き合いがあったし、一緒に飲んだりもしていたから、ごく普通に迎えた。彼女は二人兄妹で、でも僕より年下だった。でも、お兄さん。アパートでいつものように飲み会になった。酔いが少しまわり始めた頃、ちょっとお願いがあって…と言われた。それは、車を買い換える為に名前を貸して欲しいと言う事だった。お兄さんは、ほぼ一年か二年でずっと
    さきざき ひろ さん作 [513]
  • 一生 シアワセ10

    シアワセって考えた事ありますか?今、自分は不幸で…とは考えるし、不平不満が先にきて幸せって思うのは、後回し。人それぞれ考え方が違うし、生活も幸せの形も違うから、いちがいにコレって無いはず。でも、ちょっと不幸になるとあの時は良かったって思う。何気無い日常が一番シアワセな事なのかも知れないけど、日頃はそんな事考える時間なんて…。僕はただ、みんなで暮らせて、みんなでご飯を食べて、みんなで一緒に生きてい
    さきざき ひろ さん作 [466]
  • 一生 シアワセ9

    その頃僕の就職している会社では、独立採算の別会社を立ち上げる事になった。デザイン部門の会社だった。僕は、その所属となった。忙しくなった。日中は百貨店の仕事をして、終わってから会社に戻り会社の仕事と言う状態が続くようになった。もちろん、彼女と会う時間が減っていったのは言うまでもない。2・3日徹夜だった事もあった。だけど、悔いではなかった。楽しかった。自分の考えている事が、実際に現物になって世の中に
    さきざき ひろ さん作 [447]
  • 一生 シアワセ8

    そのお店で会う約束をしていた僕は、いつも通り 寄って帰る感覚で、緊張もしていなかった。ごく普通の日。お店はまだ開けたばかりで、お客さんは僕一人だった。暫くすると、混んでくる事はわかっていた。毎日大勢のお客さんが来るお店だったから…。だから、いつもは混む前に帰っていたけど、その日は少し長居する事になった。相手の人が来ない。1時間半くらい待っただろうか…ゴメンなさい!少し酔いが回ってた僕は、いつの間
    さきざき ひろ さん作 [502]
  • 一生 シアワセ7

    ダンスタイムが終わり、何も言えずにパーティーの時間も終わりに近付いた。全て終わる時間までに、まだ少し余裕があった。このまま 今の時間が止まってくれたら…なんて。まだみんなが騒いでいたが、僕はその会場を出てしまった。階段を足早に降りた。 ふ と、後ろを振り向いた。階段の上に彼女がいた。びっくりして、少しの時間たちすくしてしまった。何か言わないと…。はっきり…言わないと。こんな僕を思ってくれている彼
    さきざき ひろ さん作 [553]
  • 一生 シアワセ6

    ごめんなさい!では済まないけど、ごめんなさい!って言いたかった。男って最低。彼女の純粋さに、泣かせる事は出来なくて、そのままフタマタの状態になってしまった。本当に好きな彼女は、すぐに察したみたいだったけど、何も言ってくれなかった。多分、言えば…もしかしたら自分が別れなければならなくなるかも知れないと思っていたからかも。最悪。人一倍家庭に憧れて、愛してる人と一緒に居たいと思ってる僕が、こんな事して
    さきざき ひろ さん作 [491]
  • 一生 シアワセ5

    その頃の僕は、一年間働いて貯めたお金で入学金を納め、残りはガソリン代や小遣い…。でも、すぐに無くなるのは当たり前だった。バイトを始めた。同じ学校の人が働いていて、募集していたから…ファーストフードのお店。料理も好きだった僕はすぐに慣れて、楽しく仕事をこなした。社員の人や周りの人、お客さんにまで人気になった。僕はこういう星まわりなのかな?って思っていった。だって、何をしても うまくいって…。バイト
    さきざき ひろ さん作 [586]
  • 一生 シアワセ4

    僕は高校時代、2年生から付き合っていた女性がいた。一目惚れだった。すぐに告白した。真剣だった。卒業して、社会人になったら結婚しようと思っていた。彼女も同じだった。彼女は東京の企業に就職し、僕は東京の大学に進もうとしたけど、前に言った様に 思い通りにはならなかった。よく言う遠距離恋愛。長くは続かなかった。彼女の寂しい思いは、近くの男性に移っていた。 たぶん…。ただ、その頃の僕は仕事が忙しく夜の1時
    さきざき ひろ さん作 [516]
  • 一生 シアワセ3

    このまま働いて、結婚して子供が出来て… 家庭と言う事には凄く理想や希望があったけど、何と無くこの人生って…違うんじぁないかなって、ツマラナイなって 思っていた。誰のための人生? 母?自分? …それとも、家庭や社会かな。家族が出来て 子供が出来たら、子供の為になって行くのかな…?だとしたら、それまでは自分の人生だよね!って考えた。やりたい事は?自分の好きな仕事は何だろう。一年勤めて 会社を辞めた。
    さきざき ひろ さん作 [522]
 
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