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内田俊章 さんの投稿された作品が142件見つかりました。

 
  • 空と海 ?

     空は、ランドセルを抱いたまま眠ってしまった。 海人の母親、富子が思い出した様に言った。 「今日ね、武田のお母さんから電話が来て、今度の日曜日に空を連れて、机を買いに行きたいけど、良いか?って言われたから、お願いしますって、言っといたからね」 「そうか、分かったよ」 「ねえ、あんたも一緒に行ったら良いんじゃない?余計な物まで買ってもらって、迷惑をかけたら困るから」 「大丈夫だよ!空はそんなに、我
    内田俊章 さん作 [386]
  • 空と海 ?

     菜緒が亡くなって、2ヶ月程経った11月9日、空は6才の誕生日を迎えた。 その日は、菜緒の両親(武田勝、美菜子)が、菜緒の兄嫁(武田亜希子)と、小学2年の長男(健介)を連れてお祝いにやって来た。 大きな縫いぐるみのプレゼントをもらい、久し振りに笑顔を見せた空は、健介と遊び始め外へ出て行った。すると、菜緒の母親、美菜子が話を始めた。 「海人さんも空ちゃんも、元気になったようで、安心しましたよ」 葬
    内田俊章 さん作 [408]
  • 空と海 ?

     「おばあちゃん、ランドセルどうも有り難う!」 「いいえ、どう致しまして。空ちゃん、似合っているよ、とっても!」 矢口空は、4月から1年生になる。今日は、父親の海人と祖母の富子と3人で、ピンク色のランドセルを買って来た。 海人と富子は、ランドセルと言えば、赤と黒しかないと思っていたので、カラフルな色の物が沢山あり、驚いてしまった。 「お袋、忙しいの悪かったな!」 「何言ってるの。いくら忙しくても
    内田俊章 さん作 [530]
  • 何歳(いくつ)になっても(18)

    第18話俊章は、千恵子にアドバイスしながら、自分も株取引をやっていて、今回100万円の損失をしてしまったのであった。「でも、結婚前に、あなたが私に初めて声を掛けて来た時、只野さんの奥さんと付き合っていたでしょう!」「何を言ってるんだよ。俺が只野さんと初めて会ったのは、3年前だゾ。何を根拠にそんな昔に付き合っていたなんて言うんだ?」「それって、本当なの?」「本当だよ!そんな事、嘘ついたって仕方ない
    内田俊章 さん作 [822]
  • 何歳(いくつ)になっても(17)

    第17話その日の夜、翔子はいつもと同じく、食事の用意をして、俊章の帰りを待った。しかし、その日に限って、俊章は帰って来ない。(又あの女と会ってるんだ!)翔子は、冷静さを失っていた。そして、俊章が帰って来たのは9時過ぎだった。翔子は、俊章が着替えて食卓に着くのを待って、切り出した。「あなた!」と言うと「翔子!御免」と言う声が帰ってきた。翔子は、俊章が浮気を認め、自分から話を始めようとしている、と思
    内田俊章 さん作 [391]
  • 何歳(いくつ)になっても(16)

    第16話純子はイライラしてきた。「賢介とあの人ではなく、あんたの旦那とあの人が、同じ大学の、先輩後輩と言う事が問題なんじゃない!しっかりしてよ!」雄二は話を続けた。雄二は、賢介が転勤して来るまで、ここで支店長を務めていた「大橋」と言う人物と連絡を取った。雄二と大橋は、下請けと元請け、と言う間柄だが、良く気が合い、飲み仲間だった。大橋は、只野工務店の社長の甥で、賢介の嫁(千恵子)とは従兄弟同士にあ
    内田俊章 さん作 [578]
  • 何歳(いくつ)になっても(15)

    第15話その日俊章は、いつもと同じ、7時頃に帰って来た。普段と変わらない夫の振る舞いに、騙されていると思うと、悔しくて堪らなかった。数日後、純子から電話が来た。「翔子、あなたの旦那の事だけど、雄二に相談したの」「ええっ、菊地君に?」「御免ね、勝手な事して。でもね、雄二の会社は、もう何年も賢介の会社と、取り引きが有ってね、何か分かるかな、って思って聞いてみたの」「そうだったの」「それでね、色々と分
    内田俊章 さん作 [384]
  • 何歳(いくつ)になっても(14)

    第14話二人は、喫茶店へ向かって歩いたが、いつもと違い、言葉少なだった。純子は翔子に気を使い、翔子は翔子で(もし、本当だったらどうしょう?)と、気が気でなかった。喫茶店の向かいに、テラスのあるファミリーレストランがあって、二人は、そのテラスの隅の方の席に着いた。「あっ、お父さんだ!」4時過ぎに、俊章が喫茶店に入って行った。営業カバンを持ち、商談だ、休憩だと言っても、誰も疑わない格好である。その後
    内田俊章 さん作 [377]
  • 何歳(いくつ)になっても(13)

    第13話賢介達が、キャッチボールを止めて近づいて来た。「お母さん、幸介君のお父さんが、来月からコーチをしてくれるんだって」「えっ、本当ですか?」翔子は、賢介の方を向いて言った。賢介は、目のやり場に困った様子で、視線をそらしながら「ええ…まあ…。出張も落ち着きそうで、監督からも『是非とも』と頼まれましてね」「そうですか、それは心強いですね!」「少しでも力になれればと思ってます」賢介と敬語で会話をす
    内田俊章 さん作 [385]
  • 何歳(いくつ)になっても(12)

    第12話翔子は目を覚ました。亜弥は、台所で目玉焼きを作り、隼人はトーストにバターを塗っていた。「お母さん、お早う!目が覚めた?」「お早う、亜弥、隼人!」そして振り向くと、俊章が食卓で新聞を広げていた。「お父さん、お早う。ごめんなさいね、朝帰りで」「たまには、良いさ!お母さんにとっては、20年振りのクラス会だ。皆、懐かしかっただろう!」「うん、皆オジサン、オバサンになってたわ!自分もだけどね」「ね
    内田俊章 さん作 [358]
 
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