携帯小説!(PC版)

トップページ >> 内田俊章 さんの一覧

内田俊章 さんの投稿された作品が142件見つかりました。

 
  • 青い瞳の転校生 第10話

    ときめき 3 砂浜には、色とりどりのテントが、所狭しと並び、水遊びを楽しむ人が、大勢見えた。 するとひとみが、マイクを握り、この後のスケジュールを話し始めた。 間もなくバスは、小高い丘へ上がり、今夜の宿になる、民宿の前で停車した。 バスの両脇にある2件の民宿に、男女が別れて泊まる事になっており、皆は、それぞれ荷物を降ろすと、水着に着替えて、砂浜へ向かった。 宿泊研修とは言っても、特別な授業が有る
    内田俊章 さん作 [370]
  • 青い瞳の転校生 第9話

    ときめき 2 「ぇえ〜!毎年キャンプ?羨ましいなあ!それじゃあ、泳ぎを教えてネ!」 「おー、任せとけ!」 「隆!私もお願いだよ!」 ひとみが口を挟んで来た。 「分かってるって!勇二も、スイスイだから、俺たちに任せとけって!な、勇二!」 勇二は、おやつを口に入れたところだったので、返事が出来ずに、苦しそうにコクリとうなずいた。 「おい、大丈夫か勇二!」 隆は、そう言いながら勇二の背中を叩いてやった
    内田俊章 さん作 [367]
  • 青い瞳の転校生 第8話

    ときめき 1 旭岡市にも、暑い夏がやって来た。 スージーは、すっかりクラスに馴染み、誰とでも仲良く、話が出来るようになっていた。 特に、ひとみと、隆と、勇二は、仲良し4人組で、何をするにも一緒だった。 夏休みが近づいた、7月20日、隆たちの小学校では、海浜学校が予定され、5年生である隆たちは、1泊2日の宿泊研修に行くことになっていた。 出発の朝、学校の前には、3台のバスが到着し、5年生の3クラス
    内田俊章 さん作 [345]
  • 青い瞳の転校生 第7話

    転校生 7 「ユウジ?そんなに緊張しないで下さい」 「そうだよ勇二。隆だって昨日の帰りに、初めてスージーと話をして、真っ赤だったんだから!」 ひとみが助け船を出すと、頭をかきながら、隆が言った。 「ごめん勇二。俺も同じだ!」 隆は素直に謝った。 「スージー。こんな2人だけど、隆と勇二を、改めて宜しくネ!」 ひとみが言うと、周りからドッと笑いが起きた。 隆と勇二は、クラスのリーダー格。 とは言って
    内田俊章 さん作 [352]
  • 青い瞳の転校生 第6話

    転校生 6 「どうだ?羨ましいか?」 「そりゃあ、そうさ。外人となんて、話したことないし……。」 「それから?」 「……。それから、あんなに可愛い外人さんと、同じ教室の中で、同じ空気を吸っているなんて、夢みたいでよ!」 「勇二も、大げさだな!」 隆は、声を出して笑った。 すると、スージーを囲んで話をしていた、4人の女子が、隆たちの方 を見た。 「おい、笑うなよ!皆に注目されたじゃないか!」 「ス
    内田俊章 さん作 [356]
  • 青い瞳の転校生 第5話

    転校生 5 隆は、得意になって、話を続けた。 「それって、親しみの現れらしいぞ!」 「へえ?タカシ、ずいぶん詳しいのね!」 隆は、スージーに初めて『タカシ』と呼ばれて、“ドキッ”とした。 「ねえ、スージーは、日本語は上手だけど、英語ももちろん“ペラペラ”なんでしょう?」 今度は、ひとみが聞いた。 「6才迄しか、アメリカに居なかったから、難しい英語は、解らない。日本に来た頃は、家の中では、英語ばか
    内田俊章 さん作 [380]
  • 青い瞳の転校生 第4話

    転校生 4 するとスージーも、英語で自己紹介をして、笑顔で右手を差し出してきた。 「マイネームイズ、スージー・ブラウン」 隆は、頭をかきながら右手を出し、スージーと握手をした。 隆は、こんな身近で外人と会い、ましてや言葉を交わすなんて、想像もした事がなく、顔が火照るのを感じた。 「スージーさん。隆はね、さっき『英語で自分の名前を言うのに、何て言うんだ』って聞いてたのよ!」 「ひとみ、余計な事を言
    内田俊章 さん作 [432]
  • 青い瞳の転校生

    転校生 3 スージーは、アメリカ人の両親を持ち、アメリカ生まれの、正真正銘のアメリカ人である。 小学校入学前に、父親の仕事の関係で来日し、東京のアメリカンスクールへ入学した。 そして、5年生の新学期が始まって1週間。旭岡市の旭岡医科大学の、医学博士として赴任した父親と共に、母親と3人で旭岡市に引っ越して来たのであった。 「飯島。色々な事を教えてあげてくれるか?」 林は、学級委員の飯島に、スージー
    内田俊章 さん作 [451]
  • 青い瞳の転校生 第2話

    転校生 2 「気を付け。おはようございます」 「おはようございます」 学級委員の、飯島ひとみが号令をかけると、皆が声を合わせて、いつもの挨拶をした。 「今日は、新しいお友達を紹介します」 林はそう言うと、黒板に向かって、名前を書き始めた。 『スージー・ブラウン』 「スージー・ブラウンさんだ。さあ、自己紹介して」 林は、スージーを教壇の中央に立たせると、挨拶をするように促した。 皆は、英語か?日本
    内田俊章 さん作 [431]
  • 青い瞳の転校生 第1話

    転校生 1 「お〜い、皆聞いてくれ!」 三浦隆は、興奮しながら教室に入ると、教壇に立った。 「どうした?隆」 何人かの友達が集まって来た。 隆は、皆に発表するように話始めた。 「転校生が来るぞ!」 転校生と聞いて、ほとんどのクラスメイトが、隆の話に注目した。 「聞いて驚くなよ!外人の女子だぞ!」 「ええっ!外人?」 「ヤッター!」 女子は驚き、ほとんどの男子は、歓声をあげた。 「で、どんな感じの
    内田俊章 さん作 [489]
 
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス