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SKY さんの投稿された作品が44件見つかりました。

 
  • ELEMENTAL BLOOD (14)

    「ありがとうございます」レーヴェは礼を言った。紅い髪の少女は街道の先を指差した。ということはこっちの道であっていたということになる。レーヴェ達は王都が北にあるということを頼りに歩いてきた。なので、村か都市で情報を集めなければならなかった。「フリード」そう少女が言うといきなり精霊が大きなドラゴンに形を変えた。それに乗り少女は指差した方向に飛んでいった。風の精霊フリード。空中戦に向いている精霊だ
    SKY さん作 [395]
  • ELEMENTAL BLOOD (13)

    「出口だ〜」レーヴェとハルは林道を抜け、街道を歩いた。今まで歩いてきた道が嘘のようなきれいな道になっていた。「魔物と出くわさなくてよかったですね」「出てきてもこの刀があれば楽勝よ」レーヴェは魔物を見たことがないがサルナン人だと一対一で、アース人だと一対五くらいで勝てると聞いたことがあった。もちろん武芸者に限るが・・・。街道を歩いている途中、見知らぬ生き物を操る少女を見つけた。紅い髪のどこか人
    SKY さん作 [403]
  • ELEMENTAL BLOOD (12)

    村の入口、何気なく立っていたその看板に文字が書かれていた。「アルカナ」そう呟いたレーヴェは、その名前がこの村の名前なんだろう、と思った。「あ〜徒歩はつらいわね〜」ハルは隣で歩くレーヴェに少し嫌みっぽく言った。「そうですか?」レーヴェはこの長い林道を汗もかかずに歩いていた。ちなみにハルはクタクタだった。「なんであんたは、そんなに、余裕、なの、よ」まともな道ならばハルもこんなには疲れなかっただ
    SKY さん作 [403]
  • ELEMENTAL BLOOD (11)

    少し気になった。レーヴェはこの村に来てまだそんなにたっていない。ダルクと秘密を共有するなどあるのだろうか。「なんか嫌だな」ハルはつぶやいた。「ハルを頼む」「はい、もちろんです」ダルクがレーヴェとだけ話したいのは理由がある。それはレーヴェがサルナン人だからだ。サルナン人はアース人よりも身体能力が高い。つまりアース人よりはるかに強いのだ。「ハルは弱くはないが、それでも魔物相手では勝てないだろう
    SKY さん作 [393]
  • ELEMENTAL BLOOD (10)

    「おじゃまします」レーヴェとハルはダルクの家に来ていた。「おお、どうかしたのかね?」ハルはこれまでにおこったことをダルクに説明した。「なるほど、王都のソルジャーがそんなことをいっておったか・・・」「何か知りませんか?」レーヴェはきいてみた。「残念ながら・・・」「そうですか」ダルクも本当にしらなそうだった。サルナン人だから何か知ってるわけでもないというこだ。「それで私、王都まで行くことに決めた
    SKY さん作 [414]
  • ELEMENTAL BLOOD (9)

    少しの沈黙が流れた。「僕、料理できませんよ?」「!?」ハルはレーヴェが寝てると思っていたので驚いた。「それにまだこの村にも慣れてませんし」「おっ、起きてたの?」「はい、すみません」ハルはまだ驚きをかくせないでいた。「僕も一緒に行っちゃダメですか?」「でも、外には魔物がいて危険だし・・・」「大丈夫ですよ。僕も少しばかり武芸をたしなんでいましたから」「でも・・・」本当はハルも一人じゃ心細いだろう、
    SKY さん作 [412]
  • ELEMENTAL BLOOD (8)

    「ただいま」レーヴェはハルの声がしたので玄関先に足を運んだ。「おかえりなさい」「何してたの?」レーヴェの姿を見てハルは言った。「掃除をしてました」 「ありがと、レーヴェ」「いえ、僕にはこんなことくらいしかできないんで・・・。すみません」一緒に住まわせてもらっているのにハルにちゃんとした恩返しをしてやれないことがレーヴェの心を痛めていた。「なんで謝るのよ」「住まわせてもらってるのにちゃんと
    SKY さん作 [395]
  • ELEMENTAL BLOOD (7)

    「ふう」レーヴェは家の掃除を一旦やめ、庭で休息をとっていた。「ハルさん遅いなぁ」つぶやきながら次に掃除する場所を考えていた。村の市場は今日も賑わっていた。「あら、ハルちゃん。いらっしゃい」「あ、こんにちは」「今日は何をつくるんだい?」「今日は、そうですね・・・」最近は二人分料理をつくっているのでいつもより買い出しが多くなっていた。いつもレーヴェは好き嫌いせずに食べるので好物は分かっていない。
    SKY さん作 [400]
  • ELEMENTAL BLOOD (6)

    王都のソルジャーが来てから一週間が過ぎた。「ふわあ・・・・・」「レーヴェーっ。朝ご飯できてるわよー」「あ、はーい。今いきまーす」レーヴェはハルの寝室から台所へと届くように声をだした。この家には寝れるところはハルの寝室しかない。両親の部屋はすでに物置部屋となっていた。なのでハルとレーヴェはこの一週間、同じ部屋で寝てきた。年齢を考えるとさすがにマズイのではないか、と思ったがレーヴェは気にして
    SKY さん作 [411]
  • ELEMENTAL BLOOD(5)

    −ーおかしい。レーヴェは考えていた。あのいつも強気なハルがなんの抵抗もせずソルジャー達に連れていかれいる。あの程度のソルジャーならレーヴェはサルナン人の特殊な力を使わずして倒せるだろう。しかし、ハルがまったくの無抵抗な状況がレーヴェを葛藤させていた。そして次の瞬間、ソルジャー達のうめき声が聞こえてきた。「グフッ」 「ガハッ」見事だった。不意をついて最初の一人の顔にきれいにウラケンが入った。
    SKY さん作 [413]
 
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