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おねえ さんの投稿された作品が17件見つかりました。

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  • 紅い女神〜セリアノスの騎士?〜

    「なっ、どういう事ですか!」リュウは抗議した。「今まで王政国は周辺国の力に頼って、ほとんど何もして来なかった。だが、それで良いはずはない。周辺国の長(おさ)達を助けることも大事だ」王は静かに諭すように言った。「そうかもしれませんが」「お前が心配しているのは紅い国に赴く事か?」王は口元を緩ませて問い掛けた。「あっ、当たり前です!臣下の中に詮索するものも出るでしょう」リュウは感情で兵を動かしてはなら
    おねえ さん作 [174]
  • 紅い国〜セリアノスの騎士?〜

    「それでは、示しが…」リュウは下げていた頭を上げて言った。「そんな事、どうとでも理由はつけられる。それよりも、失ってしまうかもしれない友を救う事の方が大切だと考えるよ」王はリュウに笑顔を向けて答えた。「兄上……」「それよりも、心は紅い国に行っているようだけどね」意地悪い笑みを弟に向けて小さな声で囁いた。「あっ…兄上!」「お前はすぐに無理をするからな。青き国に向かっておきながら、心だけ飛ばしてでも
    おねえ さん作 [324]
  • 紅い女神〜セリアノスの騎士〜

    紅い女神が国境の戦地へ赴いていた頃、聖天界の中枢都市、王政国の首都、セリアノスでも急を知らせる伝令が動き回っていた。「青き国の国境付近で魔の者の侵攻あり、応戦中との事です」「紅い国でも侵攻あり、長の隊が昨日向かいました」次々に飛び交う情報が更に混乱を招いていた。「国王、お呼びでしょうか?」騎士の隊服に身を包んだリュウが王の前にひれ伏した。「そなたの考えを聞こう。この状況、どう考える?」王の真剣な
    おねえ さん作 [355]
  • 紅い女神〜戦巫女〜

    つかの間の休暇も他界の侵攻の報告とともに終わり、ウリューゼアは再び戦地へ赴く事になった。「…また、行かなくてはならなくなったのね」姉のエリシアは優しく包み込むようにウリューゼアを抱きしめた。「また帰ってきます。私には優秀な部下が沢山いるのですから。それに、戦巫女がついてます。これで負けるようでは、この世界が負けてしまうでしょう?」ウリューゼアはエリシアの手をそっと外しながら、笑って問いかけた。「
    おねえ さん作 [251]
  • 紅い女神〜暗い影〜

    負け犬と言われた男は椅子を蹴飛ばして、立ち上がった。「本当の事を言われて腹が立ったか。醜いな。女に負けて酒に溺れて、良い笑い者だな」フードを目深に被った男は口元を歪ませた。「言い返せないのか。見苦しいことこの上ない」「お前になにがわかる」男はフードの男の喉元に掴み掛かった。「離せ、周りが見てる。欲しくはないのか、この国と力が」フードの男はすんなりと手を離して言った。「ふざけたことを。この国はあの
    おねえ さん作 [191]
  • 紅い女神〜紅い国?〜

    「姉様、あちらで皆に会って来たんですよ。私の部屋で話しましょう」ウリューゼアはエリシアを先に自室へ行かせた。男が城の中庭で楽しそうな女達の声を聞いた。「女が長だと、あいつが宝剣を継がなければ、あれは俺のものだったはずなんだ」男は赤い髪をした少女を睨みつけ、呟いた。「…構うな。私を憎んでいる事で姉様に危害がなければ、放っておいてかまわない」ウリューゼアは姿の見えない者にそう告げた。「でも、まだあな
    おねえ さん作 [167]
  • 紅い女神〜紅い国?〜

    「どうしたの?」怒った顔の姉を見咎めて、ウリューゼアは問い掛けた。「どうしたの?じゃないわよ。この娘は…心配するでしょう。帰ってきたはずなのに、顔もみせないなんて、何かあったのかと思うじゃない」姉は腰に手を当てて言った。「ごめんなさい。これを神殿に取りに行っていたから……」ウリューゼアは手にしていた宝剣を姉に見せた。「…仕方のない娘。でも、この宝剣にはあなたの命を守ってもらわなくちゃいけないから
    おねえ さん作 [183]
  • 紅い女神〜紅い国?〜

    「どうしたの?」あまりに真剣な眼差しを向けられ、ウリューゼアは問い掛けた。「一つだけご忠告を…」神官長は改まった口調で続けた。「その宝剣で傷つけたものはすべてが無に帰すでしょう。それは我らを守ると同時にすべてを消滅させるものでもあるのです。どうか、お忘れになりませんよう……」神官長の言いように、どこか緊張をはらんでいたが、ウリューゼアはいつものように微笑を浮かべた。「何回も聞かされているよ。私自
    おねえ さん作 [197]
  • 紅い女神〜紅い国?〜

    神殿の更に奥には、巫女や神官、神殿の関係者以外、立ち入ることはできなかった。「神官長が姫に会いたがってますよ。最近、いらっしゃる回数も少なかったですから」マキは苦笑して言った。「タリア神官長が?」その言葉にウリューゼアも苦笑で返した。その時、神殿の奥の一室から突然図ったように髪の長い青年が踊り出てきた。「姫、良くいらっしゃいました!神官長たる、このタリアが精魂込めて磨きあげたこの……って、聴いて
    おねえ さん作 [213]
  • 紅い女神〜紅い国?〜

    紅い国は聖天界の南に位置している。国の首都ナベルエリクトスには長の居城があり、その城の色から民達には赤の城とよばれていた。赤の城のある山の麓には同じような神殿があった。ウリューゼアは当然のように迷うことなく、神殿の奥に入って行った。「マキ、マキ・キュレーヌ」「はぁ〜い」ウリューゼアの呼び声に間の抜けた声が答えた。「マキ、できたの?」「なにが?」嬉しそうに聞くウリューゼアにマキは聞き返した。「ほほ
    おねえ さん作 [353]
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