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おねえ さんの投稿された作品が17件見つかりました。

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  • 紅い女神〜五つの国?〜

    「やっぱり、ここにいた」鬱蒼と生い茂る木々の中にぽかりと空いた場所があった。「俺が生まれたのはここなんだよな」木漏れ日が佇んでいた少年の髪を蒼く輝かせた。「そうよ。泉の女神があなたを私達に託したの。この世界の切り札として」ウリューゼアは少年の前に広がる泉に視線を向けた。「でも、今はあなたも私達の仲間よ。出生がどうであれ、もうこの世界の住人でしょ。それより、皆が待っているわ。王弟殿下」「その呼び方
    おねえ さん作 [210]
  • 紅い女神〜五つの国?〜

    「皆、買い被り過ぎだよ。私はエリシア姉様の代わりに過ぎないのだからさ。」少女は両手を振って否定した。「はいはい。そういうことにしておきましょ」国王は照れている少女がどれほどの危機を乗り越えてきたか、わかっていたがそれ以上言わないでおいた。「そう言えば、1人足りないな」国王は周りを見回して言った。「お前の優秀な弟が来てないんだよ」白銀の髪をした青年が答えた。「ウリューゼア、リュウの居場所くらい、判
    おねえ さん作 [245]
  • 紅い女神〜五つの国?〜

    そこは千人は入るであろう、かなり広い謁見の間。今そこで一段と高い玉座に年若い青年が座していた。「皆、息災で何より。地神界の侵攻は更に激化してきている。今こそ我々が力を合わせ、この世界を守る時である。国々の垣根なく、この災厄を乗り越えていこう」国王は居合わせた数百人の前で宣言した。そこに居並んだもの達は深々と頭(こうべ)を垂れた。謁見の間から離れた王政国城の端にある東屋に8人の年若い青年達が集まっ
    おねえ さん作 [212]
  • 紅い女神〜五つの国?〜

    そこは4つの国とそれらをまとめるひとつの政国で構成された世界。そこを聖天界(せいてんかい)と呼ぶ。4つの国はそれぞれ国を治める長(おさ)の能力(ちから)の特徴、容姿で国の名を呼んでいた。北に位置する風の能力を持つ長が治める国を白き国。東に位置する水の能力を持つ長が治める国を青い国。西に位置する土の能力を持つ長が治める国を黒き国。南に位置する炎の能力を持つ長が治める国を紅い国。それらの国々の中心に
    おねえ さん作 [232]
  • 紅い女神〜泉からの贈り物〜

    子供達は恐る恐る、聖域の泉へと足を進めた。『子供達よ』淡く輝くその泉からの光から、頭に直接語りかけてくる声が聞こえた。「あなたは、誰?」子供のひとりがその声に問い掛けた。『我はこの泉を守護するもの』その声と同時にまばゆいばかりの光が子供達を包み込んだ。光が収まった頃に誰もいなかったはずの泉のちょうど中央付近に声の主であろう、女性が立って子供達を見下ろしていた。「なんで、よんだの?」ひとりの少女が
    おねえ さん作 [228]
  • 紅い女神〜誘いの泉〜

    そこは王宮の小さな泉。何人たりとも近づく事も許されない聖域。その近くで9人の子供達が楽しそうに遊んでいた。「ねえ、誰か呼んでない?」その中の1人がどこからか聞こえてくる声に気付いた。「聞こえないよ」他の子供が答えた時だった。『…この世界の王の血筋を受け継ぎし者達よ』今度はその場にいる全員に聞こえてきた。「怖いよぅ」その中で一番小さな少女が泣き出しそうな声で言った。「聖域から聞こえる」子供達の中で
    おねえ さん作 [288]
  • 紅い女神

    瞳に映るのは赤い紅い世界。手を伸ばしても届くはずの手は中空をさ迷うばかりだった。「ごめんなさい」頬を伝う涙は、きっと自らの血の海に混じっていることだろう。しかし、それを確認する力もなかった。自分の身を守るには自分の命を絶つ以外に方法はなかった。自分の手で自らの心臓を貫いた。どんな毒でも、どんな傷でも癒えてしまうこの身体では、命を絶つには自分の持つ宝剣で心臓を貫くしか方法はなかった。『馬鹿だな。お
    おねえ さん作 [356]
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