トップページ >> YOSIさんの一覧
YOSIさんの投稿された作品が192件見つかりました。
-
いつもの場所で 25
「麻由さん、今日は、ずいぶんと機嫌良さそうだね。何かいいことあったの?笑顔だし」 「え? ああまあ、そうですね。あっそうだ、りおさん、東京土産ですけど…」 「ありがとう。東京どうだった?」 「ほとんど、研修なんで、自由時間なかったですけど、この前、知り合ったお客さんとデートしました」 「ああ、すごく冷静だって言ってた人ね」 「はい」 りおと麻由は、今の店では中堅だが、2人とも雰囲気的に、特定の
YOSI さん作 [487] -
いつもの場所で24
「今日は、悪かったな。でも、お前の部署も行ったけど、お前何してたんだ? 一向に出てこなかったけど」 「俺のところは、おみやげ売場だろ。 売場はアルバイトに任せて、裏で事務処理してたんだよ」 「お前が?なんか想像つかないなあ」 「なんだよそりゃ。こう見えてもやるときゃやるんだよ。 お前みたいに、仕事とプライベートが、中途半端じゃないんだよ」 「失礼だな〜」 この会話は、義人と哲彦が、ずっとしてき
YOSI さん作 [508] -
いつもの場所で 23
麻由と哲彦は、東京駅で待ち合わせをした。 「久しぶり!元気だった?」 「ああ。研修で、こっち来てるんだろ?いいの?貴重な休みの日を。」 「うん。実習とかあるけどね。それに、せっかくこっちに来たから会いたかったんだもん」 哲彦にとっては嬉しいことだが、本来一客の立場の自分と、こうして会いたいとゆう真意がわかりかねていた。 クラブにいる間は、自分の客として固定させておきたいとゆうのであれば、割り切
YOSI さん作 [473] -
いつもの場所で 22
「結局行くことにしたよ」 麻由の件で、哲彦はデートすることを決断した。 それを、義人に報告したのだ。 「ほう…。それは良かったね。まあ、せっかくこっちに来るんだしな。まずはデートを楽しんだ方がいいな」 「ああ。で、お前の方は、進展あったのか?」 「洋食屋の子、『由美さん』てゆうんだけど、あるよ。メールが」 「どんな?」 「あくまでも、『早く、こちらに遊びに来てください。また、飲み会やりましょう
YOSI さん作 [475] -
いつもの場所で 21
ある日の夜、義人と剛夫は、久しぶりに食事をしていた。 「哲ちゃんからメールきた。なんだか、こんがらがってるって」 「来たよ。てゆうか、電話で直接相談されたよ」 「相談?珍しいなあ。いつもは、スパッと判断するのになあ。恋愛ごとも…」 「昔がよぎったよ。あいつの代わりに殴られた…」 「ああ…。あん時は、やられ損だもんな。」 「まあ、俺は昔から、そんな役まわりだし、しかたねえけどね…」 「で、どんな
YOSI さん作 [475] -
いつもの場所で?
「悪いね。義ちゃん」 「義ちゃん?気持ち悪いよ。何だよ相談ごとって?珍しいじゃん。お前の方からなんて」 「だろ?いつも、あんたや、剛夫のアドバイザーやってんだから、たまには相談に乗れや」 「まあ…いいけどさ。あんたのこったから、女性がらみだろ?」 「正解!さすがだなぁ…」 「自慢してんじゃねえよ。…どうせ、相手から『どうしても会って欲しい』ってきたろ?」 義人の指摘は全て正解していた。 「まあ
YOSI さん作 [490] -
いつもの場所で?
『久しぶりです。この間は楽しかったし、私のメールや電話にも、付き合ってくれてありがとう。 たいていの、お客さんは、一回限りとか、メールしても返してくれないとか、あるんだけど、哲さんは必ず返してくれるから、ありがたいです。それに話していても、私に説教してくれたりとか、なんか本音で話してくれるから…お願いがあります。来月に学校の研修で、そちらに行きます。その間、日曜日が休みになるから、会ってもらえ
YOSI さん作 [473] -
いつもの場所で?
昼間は、福祉関係の学校に通う麻由は、1ヶ月後の関東での研修に向けて勉強していた。 彼女は、どちらかとゆうと、友人も多くないが、数少ない友人の1人の絵理子が話しかけた。 「孝美(麻由の本名)、ずいぶん頑張ってるね」 「うん。研修一週間あるからね。頑張らないと。デスクワークも、予習も」 「でも、三日目と最終日は休みじゃない。観光予定とかあるの?」 「うん…ちょっとね。ある人と」 「あっそう。私は
YOSI さん作 [499] -
いつもの場所で?
いつものごとく、夜遅くに仕事を終えた義人は、携帯のメールをチェックしていた。 「ん、哲彦と、りおさん、由美さんから立て続けだな…」 由美とは、洋食屋の娘である。 『この前は、ありがとうございます。 この次、こちらにいらっしゃるのはいつですか?また、遊びに来てください。メールも待ってますよ』 りおからは、『この間は、楽しかったです。また来てくださいね。』と、短い内容だった。 哲彦からは、2人から
YOSI さん作 [554] -
いつもの場所で?
「あの…私、2ヶ月前に彼と別れました。…理由は、私がものすごく、束縛するからだって。」 「はあ…」 「好き同士だったら、ある程度の束縛も、必要だと思うんですけど、石川さんは、どう思いますか?」 「どう思いますかって…」 哲彦には、文子の質問の意図がわからなかったが、素直に自分の考えを、話した。 「それは、程度にもよるよね?あらかじめ、2人で決めたことを、やるならともかく、それが度を過ぎて、彼が
YOSI さん作 [531]