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YOSIさんの投稿された作品が192件見つかりました。

 
  • 君からの手紙〜60〜

    ある日、仕事を終えた、石田は店長に呼び出された。 「ああ、石田君、お疲れのところ悪いね」 「いえ…」 「ところで、例の件だけど…」 「はい…」 「是非、お願いしたいってさ。人事部も経験を買ってくれたんだ」 「本当ですか?ありがとうございます。お世話になりたいと思います」 例の件とは、石田を社員にするとゆうことだった。 「ありがとうございます。…この不況下に、自分のような、40近い人間がいいんで
    YOSI さん作 [362]
  • 君からの手紙〜59〜

    「どんなこと?」 石田は、和枝の気になることが、ある程度、予想出来てはいるものの、聞いてみた。 「それは…夕樹さんと荒木さんの好きだった人…ともに、心打たれた曲が、あるとゆうことです」 (やっぱり…) 「手がかりがないとゆうか…私も知りたいんですよ。…でも夕樹さん言ってました。『たどり着きそうだけど…』って でも、こうも言ってました。『その先の何かが、歩み寄ってきてくれたら、こんなに嬉しいこと
    YOSI さん作 [363]
  • 君からの手紙〜58〜

    ある日の昼休み、石田と和枝は、休憩室で食事をしながら、話しをしていた。 「その後、荒木さんから連絡はちょくちょくあるの?」 「え?ああ、ありますよ『元気にしてる?』ってゆう他愛もない電話とかメールですけど…」 「そうか…。荒木さんも、この店ではいろいろあったから、安心したよ」 「石田さん…私と荒木さんの、この数日間のやりとりは、知ってました?」 「まあ、耳に入ってきてたよ。幸せだよね…荒木さん
    YOSI さん作 [359]
  • 君からの手紙〜57〜

    「そうか…良かったな。で、うまくいきそうか?」 勇一と正がそれぞれ新しい店に異動して一週間が経っていた。 その一週間の間に、正と佐野が付き合うことを知り、勇一は、心から祝福をした。 「うん。この先、彼女のために頑張るよ。きっと、いろんなことが、あるだろうけどさ…」 「そうだな。でも、お前が佐野さんに対して、そう思うなら、佐野さんも、そう思ってるよ」 「そう信じるよ。でも、アドバイスありがとな」
    YOSI さん作 [387]
  • 君からの手紙〜56〜

    「それは…何?」 佐野は、正が言いたいことは、なんとなくわかっていた。 だが、その気持ちは、あえて口にしなかった。 しばしの沈黙の後、正は口を開いた。 「それは…佐野さん、あなたです」 思い切った告白だった。 正は、なんとなく感じていた。 この店に来た時に、自分の部門以外で話しかけてくれたのも、飲み会の時も独身だったこともあったが、粗暴な面もあったが、気にかけてくれたりもしていた お互いに、な
    YOSI さん作 [374]
  • 君からの手紙〜55〜

    「佐野さん、今日はありがとう」 正の感謝の言葉に、佐野は嬉しさもあったが、今までの正に対する接し方を考えて、いつもどおりの応対にした。 「まあ、感謝しなさいよ。今日で最後だし、送別会もかねてなんだから!」 「それでも嬉しいですよ。いろいろ話出来たし…」 「まあ…頑張んなさいよ!…あんたも次の店…その次の店でもいいから、いい人を見つけなよ」 佐野の言葉はもちろん本心ではなかった。 34年間、交
    YOSI さん作 [395]
  • 君からの手紙〜54〜

    店長は、もう一つのことを、勇一に語りはじめた。 「2年前、俺がこの店に赴任する、少し前に、近くの病院に、一週間ほど入院したんだ。退院する前日に、屋上でのんびりしてたら、ある歌声が聞こえてきたんだ」 「ある歌声?」 「ああ…悲しげな歌だった。でも感動したよ。思わず出ていって拍手しようと思ったんだがな…やめたよ」 「何故です?」 「隠れて見ていたんだが、そこにいたのは、車イスにもたれかかる青年と、
    YOSI さん作 [401]
  • 君からの手紙〜53〜

    「店長、お世話になりました」 この店での業務を終え、勇一は店長に挨拶に来た。 「ああ、お疲れ様。お前人気あるんだなあ。アルバイトからだいぶ、花もらったみたいだし」 「ありがたいことですよ。こんな半分おじさんに」 「いや、誰にでも優しい君の人柄だと思うよ」 「ありがとうございます」 「そうだ、またいつか同じ店になるなもしれないが、君に言っておくことがあるんだ」 「なんですか?」 「俺なあ、この会
    YOSI さん作 [398]
  • 君からの手紙〜52〜

    紀子の言葉に、嶋野は、そうであってほしいと思った。 「俺達や荒木さんや夕樹さんのことを…見守ってくれているのかな」 「え?」 「いや…今までの出会いは、見えない誰かの力…そうかもしれない…でも本当は、ただの偶然かもしれない。でも、由美が願った通り、俺は荒木さんに手紙を渡した…そこから先の出会いは、俺は予想してなかったからさ…」 「夕樹さんのことですか?」 「ああ。こんなことゆうと、夢物語とか、
    YOSI さん作 [389]
  • 君からの手紙〜51〜

    「そうですか…荒木さん的には、そうであってほしいんですね?えっ?俺ですか…そうですね。俺もそう思いますよ。 もし、『秀さん』が現れたらですか? もちろん、会いに行きます。…はい。それじゃ」 休憩中に、電話をしていた嶋野は、いつの間にか後ろにいた紀子に気づき、電話を切った。 「 『秀さん』がどうしたんですか? まさか、見つかったんですか?」 「いや…。そうじゃないみたいなんだけど…ただ…」 「た
    YOSI さん作 [370]
 
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