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YOSIさんの投稿された作品が192件見つかりました。

 
  • 君からの手紙〜40〜

    翌日、休憩中に勇一と正は、これからのことについて話していた。 「中村、もうだいたい引き継ぎ終わったか?」 「ああ、ほぼな。お前は?」 「俺もだよ。あとは、お前自身のことじゃないか?」 「俺自身?」 「そうだよ。思い残したことはないのか?」 「それは…」 「俺はあるぜ。なんとか、この店にいる間に、この2、3日に起きた全てのことを、解決したいと思ってる…」 「そうか…それはこれからの、お前の恋愛も
    YOSI さん作 [379]
  • 君からの手紙〜39〜

    (女)「秀さんですか…あの人達の、ひっかかっている部分ですね?」 (男)「ええ…」 男の声は、かなりテンションが低く、質問には反応していたが、思いつめているようだった。 (女)「どうしたんですか?」 (男)「え?あっいやなんでもないですよ」 男は我に帰った。 だが、女は男が幸子が話しだすと悲しげな顔になるのを、見ていた。 そして、自分も勇一の気丈な姿を見ると、心が痛みだしていた。 今まで見てき
    YOSI さん作 [394]
  • 君からの手紙〜38〜

    幸子へ 元気ですか? もう、俺の記憶も一段落して、自分の道を進んでいるでしょうか? この手紙を読んでいるとしたら、俺が死んで、2年経ったんでしょうね… 俺は、残念ながら、自分の夢は果たせませんでした。 俺の先輩である秀さんが作った曲…すごく感動しました。 でも…だめでした。正直辛いです。 悔しいです。 …だから、幸子には俺の病気を伝えずにいようと思いました。 俺のことは、早く忘れて、自分の道を進
    YOSI さん作 [416]
  • 君からの手紙〜37〜

    〜回想〜? 利夫「いよいよ明日出発だなあ〜」 幸子「うん。就職しないで、留学だから勇気いったけど、頑張るよ」 利夫「ああ、俺の夢は、俺が担当した洋楽アーティストが来日したら、幸子に通訳やってもらうことだから」 幸子「うん、お互い頑張ろうね!…でも利夫、無理はしないでね」 利夫「ああ、熱い性格は昔からだから、どこまで無理するかわかんないけど」 幸子「もう…でも、利夫のそうゆうとこが好きになったんだ
    YOSI さん作 [458]
  • 君からの手紙〜36〜

    〜(回想)〜 由美「勇一…」 勇一「ん?」 由美「勇一は、私と付き合う前に、何人彼女がいた?」 勇一「なんだよ急に…」 由美「ん?ちょっと恋愛経験聞いてみたくてね」 勇一「興味あるの?…まあ高校時代ににね。同じバスケ部の子でね。卒業と同時にね。…疎遠になっちゃたよ。ま、2年前だけど…由美はどうなの?」 由美「私は、高校時代に部活の先輩と付き合ってた。でも、二股かけられちゃって(笑)」 勇一「ひ
    YOSI さん作 [433]
  • 君からの手紙〜35〜

    「…すみません。荒木さん。助けてもらって。私、夕樹さんの言ってた、奥村さんにひかれていたってこと…何も言えませんでした」 「いえ、きっと奥村さんとゆう人は、魅力のある人だったんですね。会ってみたかったです」 紀子は、勇一の優しさに、深々と頭を下げた。 勇一は、紀子に聞いてみたいことがあった。 「森田さん、奥村さんが、売ろうとしていた曲、俺と由美が聞いた曲は多分同じ曲だと思うけど…作った人を知る
    YOSI さん作 [420]
  • 君からの手紙〜34〜

    「夕樹さん、俺に届いたあの手紙を届けてくれたのは、ここにいる嶋野さんなんだ」 「あなたが…」 「ああ、そして、この人は、お兄さんなんだ」 「え?お兄さん」 幸子の驚く顔を見て、勇一は続けた。 「夕樹さん、驚くのも無理ないと思うんだ。同じような形で、しかも俺の場合は15年の空白があるからね…でも」 「でも?なんですか?」 「そうすることが、彼女の願いだったんだ。自分の病気で俺に悲しい思いをさせた
    YOSI さん作 [404]
  • 君からの手紙〜33〜

    「夕樹さん、ごめんね。時間作ってもらって」 「いえ。話って何でしょう?」 勇一は、紀子の方を見て合図をした。 「夕樹さん、突然すみません。私、2年前まで、この近くの病院で、看護士をしていた森田と申します」 「はあ…」 しばしの沈黙のあと、紀子は思いきって切り出した。 「あの…奥村さん、奥村利夫さんの看護を担当していました!」 「え?利夫の?」 「はい」 「…そうですか。あなたが…。利夫が亡くな
    YOSI さん作 [403]
  • 君からの手紙〜32〜

    偶然があまりに重なっていることに、勇一は信じられない気持ちでいた。 「その夕樹さんですけど…今、私のいるスーパーで、パートとして働いてますよ」 「えっ!そうなんですか?私…今日も探してて、あきらめかけてたんです。…まさか、こんな形で、たどり着けるなんて…」 だが、紀子は冷静に幸子に手紙を渡せるか不安だった。 覚悟を決めたものの、いざ本人を目の前にして、渡せるのかと… その時だった。 幸子が一
    YOSI さん作 [429]
  • 君からの手紙〜31〜

    「由美の手紙を2通目まで読んだんですよ。…その2通とも、ある曲について書かれているんです。 由美と、ストリートライブで聴いたんですが、だいぶ忘れかけているんです。 由美から何か聞いてますか?」 嶋野は、それを聞いて、思いをめぐらせた。 …ある曲…そうだ!由美が病気を隠して、勇一と聴いて感動した曲があるって言ってたっけ… 「ああ…はい。確か、もの凄く悲しい歌だけど、感動したって言ってました」 「
    YOSI さん作 [429]
 
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