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YOSIさんの投稿された作品が192件見つかりました。
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君からの手紙〜30〜
「お待たせしてすみません」 約束の時間より、10分遅れたことを嶋野に詫びた勇一は、相席している女性に気づいた。 「はじめまして、森田と申します」 「こちらこそ、はじめまして。荒木と申します」 少し間をおいて、嶋野が切りだした。 「荒木さん、彼女…森田さんなんですが、私の同僚です。 実は、偶然とゆうか…私と同じ目的で東京に来たんです」 「同じ目的?」 「ええ…」 紀子が切りだした 「突然すみませ
YOSI さん作 [489] -
君からの手紙〜29〜
ー訂正ー 28の「もし…もしもですよ…」のくだりは、男ではなく、女のセリフです。 物語へ… 仕事を終えた勇一が、嶋野のもとへ行く途中、正に出くわした。 「おお、中村お疲れ様。お互い異動になったな…」 「ああ…」 元気のない正の返事に勇一は戸惑った 「どうしたよ。異動がそんなにショックかよ?」 「いや〜、いや〜…なんかさー、この店でも、ロマンスなかったなあ〜俺。お前はいいよな。新井さんに告白されて
YOSI さん作 [452] -
君からの手紙〜28〜
勇一と幸子は、偶然とはいえ、お互いの大事な人を、亡くしていた。 …しかも、同じ病気で。 年数は違うが、黄色の封筒にしたためた手紙の交流は、同じだった。 (女)「なんか、せつないですね…手紙に共通点があったとはいえ、それぞれ付き合っていた相手は、亡くなってるなんて…悲しいですね」 (男)「ええ…つらいですね…」 (女)「あの…もしかして」 (男)「はい?」 (女)「幸子さんの亡くなった彼とゆうの
YOSI さん作 [499] -
君からの手紙〜27〜
勇一は、幸子の驚いた表情を見て、幸子に聞いた。 「封筒?この封筒がどうかしたの?」 その言葉に、幸子は我に帰った。 「え?あっすみません。休憩中のところ。残りの時間は、荒木さんに指示仰げと佐野さんが…」 「そう…わかりました。じゃあ残り10分くらいですから、仕事の感想でも聞きましょうか?どうでした?疲れましたか?」 「ええ。こういった仕事は初めてなので…」 「どうですか?やっていけそうですか?
YOSI さん作 [439] -
残念なこと
ある、テレビ番組で、この国も武力行使も考えるべきと言っていた。 また、ある政治家は、それに同調した あるマスコミは、それに同調した。 世の中、何かおかしい。 犠牲になっていい命なんてないだろう 政治家達の勝手なエゴで、犠牲になるのは、我々なんだ。 残念なこと…その残酷な考えに、賛同している人が多いことだ。 残念なこと…相変わらず、自殺者が減らないことだ… 簡単に死のうとか、自殺を匂わせる文なん
風 さん作 [528] -
君からの手紙〜26〜
昼休み、嶋野に会う前に、2通目の手紙を読むことにした勇一は、休憩室で、読みはじめた。 〜勇一へ〜 覚えているかなあ 15年前、2人で、ストリートライブを見たよね? 帽子被って、サングラスかけてたけど、すごく心に残る曲なんだろうって思ったんだ… 悲しげな歌だったけど、勇一に病気を隠してたから、すごく感動したんだ。 あの時、歌っていたあの人は、今どうしているんだろう? 今も歌っているんだろうか
YOSI さん作 [423] -
君からの手紙〜25〜
「なあ、由美本当にいいのか?」 「うん、もう決めたことだから…でもごめんね。お兄ちゃん、私1人で良かったんだよ。実家に帰るの…」 「いいさ。もともと、北海道の人間だし、なんとか向こうで職も見つけたし」 由美は、自分の決断が正しかったのか、この何日間、自問自答していた。 それでも、勇一の悲しい顔は見たくなかった。 恨まれたっていい、自分の体が弱くなる前に、去っていこうと決めた。 そして、3通の手
YOSI さん作 [480] -
人を思いやるとゆうこと
「国民の為になってない。国民の生活が第一」 などと、政治家が主張する。 しかし、現実は自分達のこと、しか考えてない。 国民の意見などほとんど聞いてない。 政治家だけじゃない。 平気で人を傷つけて、反省しないやつもいる。 傷つけられた者の心の苦しみなど考えもしない。 ネットや、週刊誌で、個人を誹謗中傷する人達は、いずれ報いを受けるだろう 思いやりー言葉的に簡単だが、奥深いと思う。 人を思いやると
風 さん作 [598] -
君からの手紙〜24〜
「嘘だろ?悪い冗談だよな?」 奥村のあまりに衝撃的な話に、秀は、そう言うのが精一杯だった。 「いえ、もっと早く発見出来れば良かったらしいんですが…俺頑張り過ぎたかもしれませんね…」 「俺のせいだな…俺さえ、あの歌を口ずさんだりしなければ、無理させずにすんだのに…」 「違いますよ。医者の話じゃ、あの曲に俺が出逢う前から、腫瘍は出来てたらしいんです。でも俺後悔してないスよ」 「そんな…」 秀はいた
YOSI さん作 [448] -
君からの手紙〜23〜
「秀さん!おはようございます」 「おう!おはよ」 「例の曲、アーティストの事務所まわって、歌ってもらえる人探してるんですが、なかなか…」 「だろ?イメージ的に、悲しい歌だからなあ…似てるイメージの作品もあるしなあ…」 奥村は、この2ヵ月間、休みもほとんど取らずに、ある曲の営業をしていた。 「あの…秀さん。この曲で、プロ目指そうって気はなかったんですか?」 そう、奥村とゆう男が、熱を入れているこ
YOSI さん作 [483]