携帯小説!(PC版)

トップページ >> 由彩 さんの一覧

由彩 さんの投稿された作品が11件見つかりました。

  • 1
  • 2
 
  • with、、、?〈エリ〉2

    「今一番何がしたい?」、、、と。すべての感情を捨てたと思っていた私の口から「タクヤのもとへ行きたい」と発したときは自分でも驚いた。さらに、「、、、わかった。」との夫の言葉が信じられなかったが、私は夫に体を委ねた。どれくらいだろう。外に出たのは。夫の運転である場所へ向かう。そこは、タクヤが命を断った小高い丘。街が一望でき、ちょっとした優越感に浸れるような場所。車を止めた、。夫は外へ。その日は、朝か
    由彩 さん作 [441]
  • with、、、?〈エリ〉

    私の前には愛しい息子の姿。「タクヤ、、、」その変わり果てた姿にただただ立ち尽くすしかない私。「なぜ、、、? なぜ動かないの? あぁ、、、タクヤ。」何度呼んでも返事はなく、この事実との対峙がどれだけ辛いか、、。私の息子、タクヤは25年の長いようで短い人生の幕を自ら下ろした。   父さん   母さんへ 僕はダメな奴なんだ。 存在さえいらない。 どうしようもない。 だから、この世から 姿を消す。 ごめ
    由彩 さん作 [400]
  • with、、、?〈サトル〉2

    「今一番何がしたい?」「タクヤのもとへ行きたい」当然の答えだ。「、、、わかった。」正直、辛かった。彼女を見ていることが。彼を独りぼっちにしてしまった罪悪感に溺れる母親の姿を見ていることが。なにより彼に嫉妬している自分が、、。私は覚悟を決めていた。彼のもとへ向かう決意を。そのための問いでもあった。彼女を乗せ、愛車をとばす。彼が命を断った小高い丘へ向かう。夜景がキレイで街がひとつの絵のように輝く。車
    由彩 さん作 [475]
  • with、、、?〈サトル〉

    「タクヤ、、、」ただ一人の名前を呼び続ける女。「なぜ、、、? なぜ動かないの? あぁ、、、タクヤ。」彼女は何度呼んだかわからない彼の名を、今は哀しく消えてしまいそうな声で問う。そう、私と彼女の息子は自殺した。   父さん   母さんへ 僕はダメな奴なんだ。 存在さえいらない。 どうしようもない。 だから、この世から 姿を消す。 ごめんなさい。        タクヤ彼のポケットに入っていた遺書であ
    由彩 さん作 [479]
  • with、、、?―2

    わたしの名前はミキ。わたしには、双子の姉がいる。名前をミカ。わたし達はいつも一緒。なにをするときも一緒。双子だから。ある日、二人で買い物に行った。ミカが、可愛い服がほしいって誘ってきたから。いつもの道を二人で歩いて。いつもの角を二人で曲がって。足並みも揃って。いつものお店に着いたら別行動したんだけど、やっぱり同じ服持って試着室に行った。隣どおしで着替えて、同時に出たとき、色違いの同じ服を着た自分
    由彩 さん作 [471]
  • with、、、?

    あたしの名前はミカ。あたしには、双子の妹がいるの。名前をミキ。あたし達はいつも一緒。なにをするときも一緒。双子だもの。ある日ね、二人で買い物に行ったの。可愛い服がほしくてね。ミキを誘ったら、一緒に来てくれたんだぁ。いつもの道を二人で歩いて。いつもの角を二人で曲がって。足並みも揃って。いつものお店に着いたら別行動したんだけど、やっぱり同じ服持って試着室に行ったの。隣どおしで着替えて、同時に出たとき
    由彩 さん作 [488]
  • with、、、?-2

    「綺麗、、、ねぇ、月がキレイだよ。」「あぁ。本当に。」「あたしたちを見てるみたいだね。」「んー、あたしたちをじゃなくて、月はみんなを見てるんだ。」「そうだけどさっ。」「でも好きだよ。月。優しくて、落ち着いてて、癒される。」ちょっとクサかったかな。。。照れながら彼女の顔を見る。じっと見ている彼女に、さらに照れてしまう。彼女は、話を続けた。「この月は、ずっとあたしたちを見続けてくれるかなぁ?」「うん
    由彩 さん作 [556]
  • with、、、?

    「綺麗、、、ねぇ、月がキレイだよ。」「あぁ。本当に。」「あたしたちを見てるみたいだね。」「んー、あたしたちをじゃなくて、月はみんなを見てるんだ。」「そうだけどさっ。」「でも好きだよ。月。優しくて、落ち着いてて、癒される。」ふと彼の顔を見ると、ほほえみながらも真っすぐに月をみていた。(サギだよねぇ、、、)見つめるあたしに気付いたのか、そのほほ笑みをあたしに分ける。たまらず、話を続ける。「この月は、
    由彩 さん作 [548]
  • with、、、?

    『一緒に死んだとき、 1つの合い言葉を決め る。 心のなかで何度も繰り 返す。何度も繰り返す ことで、ずっと一緒に いることができる。。』。。。らしい。誰が決めたか、誰が試したか。そんなのわかったもんじゃないが、そこまで人を愛せたなら、どれだけ素敵なことだろうか。
    由彩 さん作 [601]
  • 昨日も今日もまた明日。。。2

    あぁ、、、9時5分前。雪は止むどころか降り積もる一方。どうしよう。歩道に積もった雪を見る。どうしよう。。今日履いてきたローファーを見る。どうしよう。。。あたしの答えを待つ、博明の顔を見た。送ってもらうだけじゃん?そう。送ってもらうだけ。なのに、なんだろ、、、この胸の騒めき。いやな予感?本能?ため息が出る。9時です。ポーンラジオが告げた。とりあえずタイムカードをついてみる。何気なくみたケータイの天
    由彩 さん作 [331]
  • 1
  • 2
 

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス