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おぼろづき さんの投稿された作品が17件見つかりました。

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  • Kidnapping

    『序章』毎日毎日刺激がない、かったるい日常。毎朝同じ時間に機械的になる目覚まし時計に起こされ、朝食を食べ、学校にいき、同級生と下らないテレビの話や、誰々が好きだ、などの下世話な噂で盛り上がり、終業のベルと共に大きくなってから苦労しないように、などと言う大人の理窟に従って予備校に通い、社会にでたら使わなくなる微分積分やら年号やら元素記号を頭に詰め込み。本当にイライラしてくる。大人達が勝手に決めたル
    おぼろづき さん作 [436]
  • 夢工房―4

    いったいここはどこなんだ。おれは事務所に帰ってきたはずなんだが。まったく違う部屋に、今、立っている。電気もない、明りもない、窓らしきものも所々にあるのは見てとれるが、割れたり曇ったりして窓の役割をまったく果たしていねえ。まったくなんなんだ、この陰気くせえ部屋は…。そして、一番腹立たしいのは目の前にランプを持ちながらこっちをずっとみているジジイ二人だ。「なんだ、てめえらは。ていうか、ここはどこなん
    おぼろづき さん作 [390]
  • 夢工房―3γ

    その背の高い紳士は、あたしとまえに座る男性に挨拶をするとそのまま、また歩きだした。さっき聞いていた話の内容の通りの事が目の前で展開され…。いや、少しだけ違ったのかな。紳士は別れ際にあたしにこういったの。『いつまでもここでゆっくりしていると、家族が心配しますよ。』と。でも、あたしにはここが何処なのか、あの長くガス灯の明りしかない長い『みち』が何処に続くのかがわからないから。彼の言葉に対して軽く会釈
    おぼろづき さん作 [353]
  • 夢工房―3β

    あたしは今、小太りの初老の男性に誘われるままテーブルにつきコーヒーを口にしている。あたしはコーヒーは飲めないはずなのに何故か何杯もおかわりをしてた。彼は笑いながら何回も空になったあたしのコーヒーカップに温かいコーヒーを注いでくれてる。彼は突然の来訪者である私に気を悪くするわけでもなく、ニコニコと笑いかけてくれるの。「あたたかいな…」と小さい声であたしはそうつぶやいた。コーヒーも勿論のこと、ずっと
    おぼろづき さん作 [356]
  • 夢工房―3α

    ずっと長い時間、あたしはこの長い廊下を歩いている。廊下というよりも、廻廊と表現したほうがいいのかな。等間隔に屋内なのに文明開化に建てられたガス灯がたっているの。ただ、さっき廻廊と言ったけれど、本当にそうなのかは、あたしにもわからない。なぜなら、灯がそのガス灯のようなものしかなくて周りがまったく見えないんだもの。いつからこの場所を歩いているのか自分でもわからないの。最初はずっと何かから逃げるように
    おぼろづき さん作 [409]
  • 夢工房―2

    久方振りにこの部屋に私は立っている。初めて来た時と変わらずに『ひかり』が時折差し込んできては私の顔を照らし出す。いや、初めて来た時より窓の数が少なくなっているような気がするが。初めてこの部屋にきたときは、まだ小さい子供だった。いつも読書にいそしみ、いろいろな本の世界を見る事に時間を割いていた。まあ、本の虫、といわれていた時期もあったが。そこで二人の男にあったのだ。背が高い男と小太りの男。彼らは私
    おぼろづき さん作 [401]
  • 夢工房

    真っ暗な部屋のなかにヒトが二人立っている。片方は背が高くて、もうひとりは小太りで。えっ?真っ暗なのに何故、二人のヒトが立っている事が、しかも、体型までボクに解るのかって?それは、時折、『ひかり』が差し込んで二人を照らし出すから。いろいろな形の窓の様な穴から『ひかり』が差し込んできては二人を照らし、彼らはその窓のような穴の中を覗きこんでは、笑顔を浮かべたり悲しそうな顔をしているんだ。ボクはそれを幾
    おぼろづき さん作 [424]
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