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アドベンチャーの携帯小説に含まれる記事が892件見つかりました。
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神の丘〜歩み〜?
グレイが青い炎を見つめ聞いた。「なんです?」「マリアの情報の一つに、“エレミヤ国教皇の息子の誘拐”とあるが、製鉄所で襲ってきた奴らの腕には、エレミヤ国の紋章の刻印があった。マリアを狙っているのではなく、自国の王子の命を狙っていた…むしろ、マリアが王子を守っていたように見えたが‥私はエレミヤ国からの依頼と聞いていましたが?」「エレミヤ国の紋章!」「・・・・!」「・・・・」四つの炎が揺れ動く。一瞬言
佐奈 さん作 [618] -
BLACK SWORD
黒刀とは目にすることすら滅多にない幻の刀と言える代物だ。刀としての機能もさることながらその刀身は吸い込まれるような漆黒でそれを打てる者は日本にも数十名しかいないだろう。“黒い刀”とは、あまり良い響きではないだろう。その刀を持つ者には闇がつきまとう。所持者のみならずその周りの人間すらも……………東京にある“鍛冶屋黒田”その中の鍛冶場で男が一人、刀を見ながら干渉に浸っていた。「ついに作り終えた………
苦死蛇 鎖苦羅 (くしだ さくら) さん作 [634] -
おしゃかしゃま
2540年日本は帝国セフレに宣戦布告され、英国・米国交えての大戦争が起きた。しかし、日本は英国に裏切られ、敗戦した。日本の民衆も何人か立ち上がったが、相手にならず、ついに日本は国旗まで取られ、名を ナインスと名付けられた。5年後 石厥寺セイッ!セイッ!高租:『声が小さい!もうワンセットやらせるぞ!!』修行僧:『すいません!!高租:「平胤を見習え!もう習得しているじゃないか!!」ザワッ俺の
恐いおにいさん さん作 [758] -
猫物語その20
どれほどの間 町をさ迷ったことでしょう。子猫は あちこちで鼠を呼び集められる笛吹の居所を尋ね歩いていました。 雀が知っていたくらいですから有名に違いないと思っていたのですが 町ではなかなか知っている者に出会えません。 そしてさらに子猫が困ったのは町に猫語を話せる人が少ないという事態でした。 竹内さんとの心温まる日々に子猫はすっかり慣れきってしまっていたのです。無躾に遠慮会釈なく撫でくり回そうと
α さん作 [545] -
猫物語その19
街道に ばまらまかれた魚が 食い尽くされたのは日の傾き始めた頃のことです。 木々の陰が色濃く重なり地に落ちる中、静けさが辺りを包んでおりました。 音もなく歩を進める者があり、交わす言葉のひとつもないのを かんがみると独りきりであるようでした。 迷いのない歩みが ふと止まります。 怪我をして おいでか? 問う声に応える者は おりません。しかし問うた者は言葉を続けます。 このような所にいるのを見れ
α さん作 [502] -
猫物語その18(改)
風呂敷の端についた例の小さな鈴に気付いてザリガニが、今はこんなことくらいしかできず申しわけないが...。と鋏でひきちぎってくれたので首にまとわり付く風呂敷はともかく鈴からは解放されたと思った子猫は安堵して、急ぎ町へ向かって再び駆け出したのでした。 周囲には魚が散在し、それらをめぐって激しい闘争が繰り広げられています。 子猫は 到底敵いそうもない荒くれ者たちの合間を かい潜って街道をゆくのですが
α さん作 [509] -
猫物語その17(改)
ザリガニは なんとも羨ましいことに 子猫のふかふかと柔らかい 保温効果を高めるため、短い毛と長い毛の二重構造になっている皮毛に半ば埋もれつつ 子猫の首に巻き付けられた風呂敷包みに向かいます。 子猫は背中でうぞうぞと動く感触に 悪寒を覚えながらも たたき落としてねこぱんちをベシベシ加え脳震盪で弱ったところを噛み砕き、獲物を仕留めたいという狩猟本能を懸命に押さえて 健気にうずくまっているのでした。
α さん作 [504] -
猫物語その16(改)
しかし子猫は思い惑ってしまいます。。 蛙たちの とんちきさ加減を目の当たりにした後では そのとんちき達が食べていたものに 病を癒すという常軌を逸した効果があるなどとは子猫には到底 思えなかったのです。 もし 蛙の煎餅に見なされている機能が全くの出鱈目であったなら この愛する者を失いつつあるザリガニは、蛙の煎餅にかけた希望を 自らの伴侶の外殻同様 見るも無惨に打ち砕かれて、改めて絶望と悲しみの奈
α さん作 [479] -
猫物語その15(改)
こちらこそ何もできずに申し訳にゃいにゃ。 彼らが災難に見舞われたのは誰のせいでもありません。 何もできなくても幼くては仕方ありません。むしろ幼な子に何か重責を押し付けようとする者があるなら、その者こそ地に額を擦り着けて世界中の全てに謝罪し続けるべきです。 けれど子猫は本心から申し訳ないと思って謝るのでした。 いや猫殿よ。謝ってもらいたい訳ではないのだ。気を悪くなさらんでくれ。 それが今のザリガ
α さん作 [539] -
猫物語その14(改)
酷いとは思わんか。 勝手に みどもらを空へ連れ去っておいて 風はまた気まぐれに みどもらを打ち捨てにしおったのだ...。 ザリガニの声音が少しは落ち着いてきたように子猫は思いましたが、ザリガニは さらに小さな生き物たちの被った厄災を物語ります。 みどもは木々の枝をすり抜けて下草の上に落ちた。少しの間目を回していたようだが大事なかった。 連れ合いはというと、なんとしたことか...!少し離れた石の
α さん作 [506]