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アドベンチャーの携帯小説に含まれる記事が892件見つかりました。
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Mind Adventure 19
ざっと状況を確認し、危険の度合いを再確認してから、フィレーネとメシアに耳打ちをする。近付けていた顔を離した二人は、これでもかというくらいに目を見開いて驚いた後、不安気に視線を迷わせた。「これしかないの。そうでしょう?一応、警備員とか居るみたいだけど、この騒ぎで出て来ないって事は―――」妖需の言葉を、フィレーネとメシアが引き継ぐ。「見せ掛けだけの、給料泥棒か」「既に動けなくなってしまわれたか、です
籬 規那 さん作 [445] -
Mind Adventure 18
凄い勢いで、悪寒が妖需の全身を駆け抜けた。「ディル……!!避けてぇっ!!」悲鳴混じりに叫んでしまったものの、間に合うとは、到底考えられない。だが、それは杞憂に終わった。「浙ヤシカムメ恵藾サシサムフマ致徭忻面面椌橋難」ディルと魔物の間に、数十個もの細かな水泡が現れ―――――弾けた。大きさに見合わない、最大の音量を轟かせながら弾けた水泡は、銃弾の如くに敵へと突進する。そんな場合ではないが、面食らって
籬 規那 さん作 [460] -
chicken16
桜田…、それがお前だった…。桜田「さっきからギャーギャー騒ぎおってからにっ!時、所、目的を考えんかっ!」リーダー「なっ、何だっ…?あのガキ…。」メンバー1「このガキがっ!殺されてぇかコラァッ!!」メンバー2「オイっ!お前らっ、コイツをつまみ出せっ!!」一同「おうっ!!」メンバーの1人が近づいてきた。メンバー3「おうガキっ!!俺らを誰だと思ってやがるっ!?謝んなら今のうちだっ……」桜田はその1人の
アスク さん作 [463] -
ヒカル10
巨闇光達は闇に向かっていた。だかその光に向かって闇が来ることもある。闇が来る。キルバァは二人と三つ四つ歳が違うが完全に打ち解けていた。キルバァは人が良かった。前から人が来た。細身で全身黒。服か肌かは分からなかったが、いかにも闇を連想させるような格好だった。黒い人は歩み寄ってくるなり、いきなり話しかけて来た。「もしかして君はあの時の…キルバァ君?生きてたんだね?」「…そうだよ。マリナのお陰だよ。」
マサト さん作 [394] -
Mind Adventure 17
「そんなのいないから!いま冬だから!お願いだから目を覚まして!」「ちょうち」「だああぁあぁあ!!」「ねぇ見てちょ」「うわあぁあぁあ!!」「ち」「黙れ黙れ黙れ黙れ黙……」つられて妖需まで錯乱気味になりかけてきた頃。がくん!今までの船酔いのふらつきとは、異質の揺れが二人を襲う。勢いのままに、立て膝をついていた妖需は、大きくバランスを崩してしまう。気付けば、先程とはうって変わって意識がしっかりした様子
籬 規那 さん作 [620] -
ドラゴンアッシュ
ドラゴンそれは存在したかしなかったか分からない幻の生き物だ。そのドラゴンを探してたびをするものがいた。「あっち〜!死ぬほどあちー!」「我慢しろよ!俺も暑いんだから。」「そうよ!みんな暑いのよ!」1番目に話した者がシン。2番目に話した者がアキラ。3番目に話した者がマナカ。彼らがドラゴンを求めて旅をする者達だ。「あっ!街が見えたぞ!」シンが言った。「やった!」アキラとマナカがはもった。シンがこのよの
Dr.うぃー さん作 [494] -
ヒカル9
勇者空、というより天井。 ピエロの顔がドーム状の天井に敷き詰められている。真上のピエロの額に割れ目が走る。割れ目が開く。開いた先に見えるものは深緑。「ついさっきまで」いた森の色だった。二人にはここが創られた空間ということが分かった。そして二人は深緑の空に吸い込まれる。「またおいで」男の声が響きわたる。気がつけば帰っていた。あの森に。目の前には大柄な剣を背負った男が立っていた。二人は大体理解してき
マサト さん作 [409] -
Mind Adventure 16
ぴゅ――ひゅ――パチパチ〜騙されちゃいけない。全部口です。「お二人さんっ!熱いねぇ!!」「だ…っだからちげぇって言って……っ」子供に軽ーくあしらわれる馬鹿一匹と、見た目は子供、中身も子供?(変な所だけ大人w)を前にして、妖需は疲労しまくっていた。……凄く不名誉。なんで私がディルなんかと。ていうか、何だそのジェネレーションギャップを感じるからかい方は。しかも、これを期にフィレーネとジンが超意気投合
籬 規那 さん作 [488] -
Mind Adventure 15
「よいしょ……」メシアは、港への階段にゆっくりと腰をかけ、ほうっと一息をついた。さっきまで一緒だったジンは、今頃、年相応に、観光でもしているだろう。今まで、とても長かった。人に利用されるべく生まれ落ちた自分は、一生を籠の中で、静かに終えるんだとばかり、思っていた。この青空を舞うカモメのような日を、夢に見る事すら恐れ多くて。だけれど。あなたにはその時まで秘密にしよう。終焉は、きっと近い。「お―――
籬 規那 さん作 [446] -
chicken15
あれは激しい雨の日だった…。俺が高一の頃だ…。その頃俺は小さなグループに入っていたんだ…。名前も知られてないちっぽけなチームさ…。チーム名「黒霧」その名の通り極悪非道のチームでな…、同学年の闇討ちは当たり前。時には一般人から金を巻き上げる始末だった…。俺はそんなチームに嫌気がさしたんだ…。俺はチームをやめることにしたんだ…。だがアイツら、俺がやめるその日の夜に、俺に襲いかかって来やがったんだ…。
アスク さん作 [495]