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アドベンチャーの携帯小説に含まれる記事が892件見つかりました。
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Mind Adventure 7
水泡が動く音に混じって、甲高い金属を引っ掻くような音が響く。『待って………』後ろから、聞き慣れた【声】が追ってくるのがわかる。止まるわけには、いかない。少しでも、遠くへ。少しでも、あなたを、留めておく。『待ちなさい……っ!』頭に直接響くような声に、焦りが滲んだ。恐らく、少女に気付いたのだろう。海の色が深さを増す。どれほど深く潜ったのだろう。人間のこの娘にどこまで耐えられるのだろう。水を飲まないよ
籬 規那 さん作 [495] -
Mind Adventure 10
結局、亜人の女も介抱する事になった。通常、亜人は人の目には絶対に触れないような森や河等に一族全員で住む。一体何の企みがあってここにいるのか聞く必要があるだろう。 †切り立つ崖の上慟哭が遠く響く雨音はしてしとと風はすぅ、と頼りなく続く切り立つ崖の上木造の十字架は色とりどりの花に埋もれ虚に閑とした独特の空間をつくるそこに佇む女性は指が白くなるほどにきつく きつく自分を抱きしめて今は亡いも
籬 規那 さん作 [481] -
Mind Adventure 9
妖需が帰って来ない。この辺りの水辺の魔物は、夜行性で毒を持っているので、川からある程度離れているとはいえ、2時間以上も帰って来ない、というのは何かあったと見て間違い無いだろう。まだ辺りは薄暗い程度だが、危険が無い訳ではない。一族の中でもエリートで、生まれた時から軍事訓練を積んできたジンと同等の働きをする妖需の事だ。魔物にやられたとは考えにくいが、この時世だ。何があるかはわからない。やや焦り気味に
籬 規那 さん作 [483] -
Mind Adventure 8
殺す。そう言った自分の声が、他人の物の様に感じられる。自分の弱さと卑しから来る吐き気を抑えながら、姉の顔をみる。私が視線をあげると、蒼白だった顔に赤みが戻った。『嘘ね。顔に書いてある』――哀しい。『そう思いたいなら、そう思ってもいいんじゃないかしら。もっとも………』『この娘がどうなるかは――知らないけれど。』――――今も、昔も、一番近くにはいたけれど――この氷の声は、誰の悲鳴……?私達は―――近
籬 規那 さん作 [467] -
Mind Adventure 6
”魔法”という技術が急速に発達しだしたのはおおよそ3000年前――小部族の儀式や、技術者による専門的な仕事に使われていた”魔法”が、一般化されたのは最近の事だ。そもそも”魔法”は禁忌。それの行使によって、大気に生まれる特殊な化学物質は、容易に生態系や人の精神を壊す。それによって生まれたのが、”魔物”である。 動物から派生した彼等は、本来私達と同じ存在だ。生まれ持っての”魔”。しかも、他者の我が儘
籬 規那 さん作 [551] -
AIS#34
〜グランド〜パララララララ将軍達はヘリを起動させて今まさに飛び出そうとしていた。サマラーは、まだ着ていないのに………リーダー)一度でも失態を犯した者は裁く。それがルールだジニウス)将軍と資金があれば何時でもやり直せるしなリーダー)だが、どの道7分はかかり過ぎだジニウス)取りあえずすぐに移動しよう将軍)だが、ここに来る前に学校を見渡したが、かなりの人数だったぞリーダー)問題ありません。こちらには秘
速見 さん作 [649] -
Mind Adventure 5
「お二人とも……っ喧嘩はやめてくださいぃぃぃっ!!」ひびりまくるメシアをよそに、ジンは肉を漁る。あの。私まだ2本目なんですけどw―――と。「んぐっ!?」ジンの顔が赤くなって青くなった。どうやら鳥肉を詰まらせたらしい。「水ううううぅぅぅうぅう!!?!」柔らかな髪を逆立てんばかりにメシアが悲鳴をあげた頃には、既にディルがジンの背を叩いて落ち着かせ、妖需がコップを口元にやり、事態は収拾を得ていた。「大
籬 規那 さん作 [569] -
スリル:カの目覚め?
気が付くと、あたり荒れ地ではなく荒廃した建物の中だった。「ここは…………?」 「やっと目が覚めたか」 隣で声がした見ると大剣を背中にかいついだ男が座っていた。「わぁ」「まぁまぁ驚くなって、私は人間だ化け物なんかじゃない。それより、お前は武器無しで大丈夫なのか?もしかして壊されたか?」「武器?」「お前は初心者らしいな、んじゃまず精霊を呼び出さなきゃな。」「精霊?」「守護霊のみたいな
よろしく さん作 [502] -
Mind Adventure 4
「大体っ!その眉間の縦ジワどうにかしたら!?」「よ妖需さんっ……喧嘩は……」「………お前のヘソ出しもな」「出てないし。鞄付けてるもん。ていうか、女の子のお腹ばっか見てんの?スケベ」「…………な……み見てねぇよ!!馬鹿か!?」「デイルさんも……」「じゃあ、今の間はなにさ?」「うるせーな!お前なんか男女だろーが……っ」「汗かいてるよ?声大きいよ?」「………くっ――」ジンが8本目の焼鳥を手にして言う。
籬 規那 さん作 [598] -
AIS#33
M.T)ダル?ダル生きていたの?M.Tの嬉しい声が聞えたダル)M.Tかい?良かった。中の皆は無事かい?ダルはM.Tの声を聞いて正気を取り戻すM.T)せっ先生と生徒が何人かこっ殺されちゃった。そっそれにえっエドが重症で、後20分位しか持たないって………M.Tの声が掠れていくダル)エッエドが!!?20分?(クソッ爆弾も20分位だ!!ダルが青ざめるM.T)でっでもダル?外の爆弾を見たでしょ?私達はもう
速見 さん作 [612]