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アドベンチャーの携帯小説に含まれる記事が892件見つかりました。
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混沌−?
「こ・・・ここは・・・?」賢が目覚めると少しくらい森の中にいた。大きな樹と何だかよく解らない草が鬱蒼と生い茂り、まさに不気味な森とはこのような森を示すのだろう。「お目覚めですか?」不意に後から声がして驚いた賢は振り返る。賢が振り返った目の先には先程自分のことをサポーターと呼んでいた丸い機械が浮いている。「ここは何処なんだ!?」「ここは仮想現実世界通称“PMBW”です」サポーターは簡単に答える。当
眼鏡 さん作 [597] -
混沌−?
「こ・・・ここは・・・何処だ?」賢は目が覚め周りを見回す。記憶はピエロに殴られた所で途切れてる。見回すが見える範囲には変な機械しかない。機械といっても直径5?程の球体という大きさだ。その機械が無造作に転がっている。近付き触ってみる。表面は鉄で出来ているのだろうか?肌に冷たく固い感触が伝わる。機械を触っていると機械が起動した。「ゲームの世界ヘようこそ!」機械が唐突にしゃべりだす。当然賢は驚く。「こ
眼鏡 さん作 [733] -
混沌−プロローグ
初投稿です。温かく見守って頂ければ光栄です。−登場人物紹介−松浦 賢(マツウラ ケン)本編の主人公。天才的な知能を持つ少年でこの世に飽きている。東上高校二年生帰宅部所属身長169?体重54?高橋 裕美(タカハシ ユミ)賢の幼なじみでしっかりしたお姉さんタイプの女の子。可愛くて性格もいいので男からも女からも人気がある。東上高校二年生陸上部所属身長165?体重52?最上 寛人(モガミ ヒロト)天然
眼鏡 さん作 [797] -
哀しいはなし3
私は最後の家に近付いた。チャイムを鳴らしても、何の反応もない。私は何のためらいもなくドアを開いた。「失礼しまぁす…」静まり帰っている。「失礼しまぁすッ!」半泣きの声で叫んだ。やっぱり何の返答もない。(ここもか…)私は漁村の全ての家を訪ねてまわった。全部で十数件の小さな漁村だった。一つ分かったこと…ここの漁村には誰も人がいない。どの家にも。そして外にも。しかし何か不自然なのに私は気付いていた。「車
バレル さん作 [636] -
哀しいはなし2
「おーいッ!出てこォいッ!」二人とも何処かに隠れて、私を脅かそうとしているのだと思った。あの年齢でふざけた性格だから…と、私は愚痴をこぼした。(だったら持久戦よ!絶対しらん顔してやる)私はふて腐れた感じで車のシートに横になった。日が強く照り、私は目をギュッと閉め、助手席に置いてあるお母さんの麦藁帽を深々と頭に被った。時間だけが過ぎた。いつもと何だか違うということに、私は気付いた。あれから一時間経
まさふみ さん作 [575] -
哀しいはなし
明李(あかり)は億劫だった。大阪の友達と海でも行って、男を引っ掛けて遊んでいた方がどれだけ楽しかったことか、と考えていた。「お婆ちゃんの家に行くの、久しぶりでワクワクするね」お母さんは陽気だ。お父さんとお母さんは日頃の疲れを落とすため、田舎でのんびりもいいだろう。でも私は高校三年生だ。最後の夏休みくらい友達と過ごしたかった。「あぁ゛〜、結局私は彼氏も出来ず寂しい高校生活を終えるんだわ」「彼氏なん
バレル さん作 [756] -
Tower Tower?
しかし、メンバーは力強いがどうやって侵入するかが問題だ。オレ達は考えた。明くる日も明くる日も考えた。そして思いついた、オレ一人でな。まず、サンがカメラを射撃で壊す。そして、警備員は、ヒノトが自慢の足で誘導する。残った警備員はオレとカルスで倒す……。完璧だ。オレは自画自賛した。考えただけで笑みがこぼれてくる。作戦決行は明後日だ明日は学校休もう。明後日でオレは何かが変わるんだ、中に何があるんだろう?
クロ さん作 [621] -
Tower Tower
オレの町には奇妙な塔がある。高さは回りの山をゆうに超える真っ赤な塔だ。いままでその塔に入ろうとしたやつをオレは何人も見てきた。しかし、誰ひとりとして入ってものはいない。何故なら塔の回りには屈強な警備員が十分過ぎるほどいるからだ。その塔に行くまでにも試練がある、何十、何百という監視カメラがある。長々と説明したが、要するに侵入困難なのだ。ある噂では政府がバックに付いているとある。しかし実際ところはわ
クロ さん作 [739] -
紺碧の塔5
剛留は走った。顔を見られるのが、無償に嫌だった。(麻美が何でこんなところにっ……!)「待ってェ!お兄ちゃぁん!!」かなり後方から、どうやら追い掛けてきているのだろう、麻美の声が聞こえる。しかし、所詮高校生と小学校低学年の足だ。すぐに離されていく。公園から数百メートル離れた商店街に逃げ込んだ。麻美の姿は見えなくなっていた。同時に、何とも耐えがたい寂しさと切なさに襲われた。妹から逃げている自分が酷く
ニワトリ仙人 さん作 [647] -
紺碧の塔4
――辺り一面の花畑。そこにまだ幼さが残りながらも、輝く瞳で前方を見つめる若者がいた。蝶が、その若者の頭上をはしゃぐ無垢な子供のように飛び去っていく。そよ風が吹き、花畑はそれに身を委ね、綺麗なうねりを作り出す。「老怪よ」若者は澄んだ美声で、背後に呼び掛ける。その、醜く小汚い老猿は、まるで枯れ木の枝を連想させるような華奢な長い腕で白く伸びた髭をさわり笑んだ。若者は悟った。「悪戯者だな、相変わらず」若
ニワトリ仙人 さん作 [577]