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アドベンチャーの携帯小説に含まれる記事が892件見つかりました。
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紺碧の塔3
「ただぃまぁ…」 麻美はうつ向いたまま、玄関に立っていた。普段は笑顔の絶えない可愛い顔も、その時は暗い寂しい疲れた顔付きになっていた。「…兄ィのバカ」 靴をだらしなく脱ぎ、亡霊のように廊下をヒソヒソと進んだ。瞳は熱くなり今にも弾けそうだった。 廊下の突き当たりの部屋は台所だ。台所の机の上にはロウソクの8本立ったケーキが置いてある。麻美は悲しそうにそのケーキを眺めた。「アラ、帰ったの?コンビ
ニワトリ仙人 さん作 [677] -
百鬼夜行 ?
「美優〜遅刻するよぉ!」 「ごめん今行くー!」 美優は勢いよく階段をかけ下りた。 「ごめん彩ちゃん…寝坊しちゃった」 美優は申し訳なさそうに言った。 「めずらしいじゃん美優が寝坊なんて、また修君のこと考えてたんでしょ?」 彩はニコニコしながら美優をおちょくった。 「ち、違うよ!それより早く行こうよ!遅刻しちゃう…」 美優は早歩きで彩を追い越した。
4444 さん作 [718] -
百鬼夜行 ?
「ここ…どこだ…」少年は真っ暗な闇の中にいた。限りなく続く黒の世界に突然一筋の光が差し込んだ。 「なんだ…あの光…」 しかしその光でさえもだんだんと小さくなっていく。 「おい…待てよ…待ってくれ…」 少年は必死にその光を追いかけた。 「…夢?」 少年は闇の世界から突然現
4444 さん作 [690] -
悪魔の涙 始まり
地獄 悪魔A「よし きめた」悪魔B「何ががブラック?」ブラック「次に呪う奴だよ。シャドー」シャドー「あっそ、まぁ俺も呪う奴は決めてるがな」・・・二日後人間界いじめをうけてる中学生。山本健太。健太はいつも思っていた。「あいつらしんでほしい」と…。健太をいじめる張本人大塚大輔。大輔「おい!金払えってんのが沸かんねぇのか!あ!?」トイレ中にその声が響く。健太「だ だめですよ 金はもうない
ロベルト さん作 [572] -
紺碧の塔2
「…お前はじきに死ぬ……憐れな奴よ………ワシに出来るのは、お前さんを彼の悪名高き邪神の眠りし塔………紺碧の塔………そこへ導くことくらいじゃ………」 ジリリリリーン!! やかましい目覚ましの音が、淡い朝日の射し込む小部屋に鳴り響く。 もぞもぞとベットの中から、いかにもだらしない半裸の男が姿を現した。「…って、二日酔い…」 男は金髪がかった頭を右手で抱え、空いた方の左手で目覚ましを思いっきり叩いた
ニワトリ仙人 さん作 [664] -
ボディーガード 2
満「いらないよ、付き添いなんて、大体なんで秘密の近道知ってんの?」少年「調べるのは得意分野で君の事は全て調査済みだからな。大川満年齢13歳。1993年3月2日に出生。1997年ノートルダン大学の入試試験で満点。天才少年として世界各地に注目。ノートルってどこだよ。」満「世界で一番頭のいいと言われる大学だよ。それに略すな!」少年「1998年シュークリーム事件?」満「あわわそれは」少年「えっと、ノート
空×馬 さん作 [491] -
ボディーガード 1
…ザザー(無線の音)「おいC82073聞こえるか?」14歳ぐらいの黒いコートを着た背の低い少年が答えた。「聞こえてるよC560。全く呼びづらいな。」無線「まぁそう言うな。これがスパイのロマンだろ?」少年「ロマン…か」無線「無駄話はいい、そっちはどうだ?」少年「おいおい俺を誰だと思ってるんだ?」無線「…全滅か」少年「全く張り合いないからつまんない」少年は声高に言った。無線「おいおい邪魔者を排除する
狐火 さん作 [633] -
‐ソラビト‐伝説の第一章
むかしむかしの話…この世界、アナザーワールドは人間全てが不思議な力を持っていた。その不思議な力は物を宙に浮かせたり、相手を癒したり時には傷つけたりするのだ。そんな不思議な力を持った者の中で特別な力「スキル」を持つ者を空人という。空人は火を操り、刃を作り、時には己を化け物と化す者もいた。空人は世界を作り直す力を手に入れより平和な世界に変える義務がある。その力を求めて空人たちは旅立つ、そして…ここに
ネクタイの君 さん作 [565] -
紺碧の塔
剛留(たける)は高校入学時から、何かに苦労した記憶がない。 勉強は常に学年のトップクラスにランクインしていた。これと言って頑張ったワケではない。ただ普通にいい点をキープできた。 女に困ったこともない。 声をかけただけで着いてくる馬鹿な女達。可愛くメイクし、何でも買ってくれ、どんなエッチなことをしても怒らない。 彼女らの幸せそうな表情を潰すのはたわいもなかった。ふるのは、いつもこっちからだからだ
ニワトリ仙人 さん作 [789] -
スレイブワールド ?
3人は次の港で下ろされた。 「ところで君達これからどうするのかね?『奴隷』は街を自由に歩けませんよ?」 マクベスが先頭を歩きながら言ったその言葉にレイは一瞬緊張した。 「安心してください。奴隷を盗むのは犯罪ですが何か理由があったのでしょう。このことは秘密ということにしておきます」 マクベスはきれいに整えられた髭を触りながらどこか遠くを見ていた。 「知っていたんですね…」 レイはマクベ
MMLP さん作 [848]