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アドベンチャーの携帯小説に含まれる記事が892件見つかりました。
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Invisible Answerer -ep8-
私は…今、目に見える光景が信じられなかった…神崎零…彼は…馴れてるように見える。月並みの表現だけど舞うように、流れを作り闘っている。…動きにある一定の癖があるな、そう…多分だ…防いでからの攻撃…肩周辺を狙っている。それも内から外に…。逆に攻めてからの防御にも癖があるな。常にカウンターを狙っているようだ。…隙はあるのだが、狙うのは極めて困難だ。となれば…武器を…と思っていた時だった。突如、視界が真
へたれもち さん作 [608] -
Invisible Answerer -ep7-
…僕は…何を言った?僕自身が距離を置きたくて…だと…。本音が出てしまうとは…弱くなったものだ。そんな事を考えてた。龍堂がゆっくりと立ち上がり、隣に座った。心臓の打つ脈が大きく聞こえてくる、自分の。気が付くと、右手にブレードが握られてた。…僕に…近付くな…。「…先に進もう、ここは危険です。」乱されるな…冷静に…精神を安定させろ…。突如アラームがなる。携帯端末からまた声が聞こえてきた。「ただ今より、
へたれもち さん作 [571] -
Invisible Answerer -ep6-
「流石は…Answererだ、あれだけの動きを出来るとはな。」「老人達が彼に…るのも理解出来るよ。」「それより試作兵器のテストだ。期待は出来そうではないかな?」熱伝導ブレード…残酷過ぎるな、僕なら良いが他の人は人殺しなどしたことないだろう。「いや!放して!」女の悲鳴?この声は…あの人か。「良いじゃないか…殺す前にちょっとやらせてもらうだけだ。」迂闊だった…まさか部屋にずっと潜んで居たなんて…それ
へたれもち さん作 [622] -
ポジティブ・アクション38
「……という訳だ」 スティーブはこれまでの経緯を分かり易くジュリーに説明した。「なるほど。これからは?」「さあな。この間々逃げ続けるか、連中と戦うか…。ルブランスならともかく、あのロシアンマフィアを相手にするのは無理があるな…」 するとジュリーは溜め息をつき、残り少ない珈琲を一気に飲み干した。「別に逃げ込んで来た訳じゃないんだ。只、長い間姉さんとは会ってなかったから、たまには顔を出そうかなと
ミシェル さん作 [655] -
ポジティブ・アクション37
一台のイエロータクシーが、一軒の住宅の前に停まった。 やがてそのドアが開かれるとそこから2人の男女が姿を現し、2人はその間々目の前の住宅に向かって歩き出した。「ふぅ、久しぶりだな」 スティーブはそう呟くと、ゆっくりとインターホンを押した。「ふふっ、どんな人なんだろ」 メアリーは期待に胸を膨らませながら、スティーブの横で待ち構える。 すると10秒程経った時、目の前の扉がゆっくりと開かれた。「来
ミシェル さん作 [594] -
ポジティブ・アクション36
「こいつらは一体…」スティーブはそう呟き、気絶する男のそばにしゃがんだ。…すると。 「…うん?」何かに気付いたのか、彼はおもむろに男の首を持ち上げ、首筋に目を通した。やがて、その首筋を見たスティーブの顔に驚愕の色が浮かぶ…。「どうしたの?」背後から、メアリーが心配そうに声をかけた。 「こいつの首筋見てみろ」彼に言われ、男の首筋に目を通すメアリー。 しかし、彼女の表情は少しも変わらない。「このタト
ミシェル さん作 [639] -
ポジティブ・アクション35
彼がそう呟いた時、先頭の男がナイフを構えて切りつけてきた。「…面倒だなぁ」そう言って、スティーブは煙草を吐き捨てる。彼はなるべく戦いたくは無かったが、メアリーを守る為には仕方が無い。彼は嫌々戦いの体勢に入ると、その男のナイフを蹴りで弾き飛ばした。そして、一瞬隙を見せた男の顔面に拳を一撃。続けてアッパーで男の顎を砕く。「ぐはっ…!」まず一人目を仕留めると、スティーブは瞬時に残りの二人に目を向けた。
ミシェル さん作 [601] -
ポジティブ・アクション34
「起きろメアリー」肩を揺さぶられながら、メアリーはゆっくりとシートから起き上がった。 「うーん…せっかく良い夢見ていたのに…うん?…ここどこ?」窓から外を眺めてみると、彼女の目に飛び込んで来たのはコンクリートに包まれた薄暗い空間。メアリーは思わず驚愕の表情を浮かべた。「さっ、下りるぞ。こっからは歩きだ」そう言って、スティーブはドアを開けて外へと出た。メアリーは戸惑いながらも、彼に続いて外に出る。
ミシェル さん作 [593] -
ポジティブ・アクション33
「お前の負けだ…」ウォーレンは男を壁に押し付け、両手で男の首を思い切り締め付ける。だが、それでも男の顔は苦痛に歪む事はない。 それどころか、男は笑みさえ浮かべていた。「はははっ」笑う男をウォーレンは訝しげに見つめると、突如と腹の辺りに違和感を感じた。「…!?」やがてその違和感は激痛に変わり、彼は思わず首から手を離す…。…男の手には血にまみれたナイフが握られていた。そのナイフの刃先からは、付着した
ミッシェル さん作 [695] -
ポジティブ・アクション32
繁華街の路地裏。 そこでは、緊迫した空気が流れる中1人の男と、4人の男達が互いに睨み合いながら対峙していた。「何の用だ? こんな所に呼び出して」沈黙が続く中、目の前に立ち並ぶ男達に向かって言ったのはあの長髪のオールバックの男であった。「ボスの命令だ。お前らには消えて貰う。といっても、今はお前1人だがな」そう言ってガムを吐き捨てたのは、顔を真っ赤に染めたウォーレン。…彼の顔は赤く腫れ上がっていた。
ミシェル さん作 [610]