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コメディの携帯小説に含まれる記事が620件見つかりました。
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なんで俺が!??
翌日、俺は弘から電話があって約束した時間に部屋を訪れた。「来たな、真琴。」弘は不適な笑みを浮かべ俺を招き入れた。「早速だがこれに着替えてくれ。」渡されたのは比較的大人しめなスーツ系だった。白いブラウスに濃紺のスーツ。スカートの丈が心なしか短めだったのが気にかかるだけ、しかもムダ毛を処理してこいって言った割りにはパンストまで用意してる。「意外に普通だな。弘だけに変なコスプレさせられるかと思ったよ。
ななしー さん作 [749] -
なんで俺が!??
「来月合コンするから‥真琴、日にち空けとけよ。」弘はあっさりと俺の出した条件をクリアした。「じゃあ早速、真琴さぁ女装してもらおうか?」弘はニヤリと笑って、押し入れの中の衣装ケースをごそごそしていた。「これこれ。」弘が出したのはあの日に着ていた衣装だった。(おい、あれってたしか‥どこに行ったかわかんなくなった衣装じゃねえか。)俺は弘に聞いてみた。「なぁ、それ‥どうしたんだよ?」「これか? 真琴が
ななしー さん作 [754] -
なんで俺が‥!??
「俺さ、女装した真琴が好きなんだよ。 なぁ一度でいいから女装して俺とデートしてくれないかな?」いきなり親友の弘が俺に言ってきた。「何を言ってんの? そんなことするわけないでしょ。」もちろん俺は断った。「一度だけでいいんだ。あの日からずっと思っていたんだよ。」弘は俺の肩に手を回しながら耳元で囁いた。「なんだよ、気持ち悪いな。」俺は弘のみぞおちに肘鉄を一発食らわした。「うっ!」弘は床に踞り、苦しそう
ななしー さん作 [849] -
猫の手 手帖
誰だ!「猫の手を借りたいほど忙しい」とほざいている者は!いやはや、いきなり割り込んでは苦情申し立てを騒ぎたてた吾輩のご無礼、誠に反省の一言にござる。遅れながらも自己紹介のほど申し上げれば、吾輩には漱石さんにお世話になっておった猫と同様、名前はまだない。どこで生まれたかも見当つかぬが、ひよっとしたら漱石さんの猫の一族に属しているのではないかと時々感じてきている。さていざ冷静さを取り戻し本題に戻って
猫の気持ち さん作 [741] -
ギャラクシーラリー21
中学を卒業する頃に遼一に転機が訪れた。公立高校の受験に失敗したのだ。当然の結果だ。遼一は何とも思ってなかったが、両親にとっては経済的に痛手だった。「愚連隊を気取って、意気がっていても、お前はその程度の男か…?」今まで、無口で優しかった父親に言われた言葉が強烈に胸に突き刺さった。周りを見てみると親友達は、自分のやりたい事を見つけ、その為に工業高校や商業高校を受験し合格していた。遼一は将来の事などま
フェイ さん作 [415] -
ギャラクシーラリー20
参入志願者達7石川 遼一は人生の岐路に立っていた。三十七歳の春。よく似た名前の十代でプロになったゴルファーがいるが、彼とは全く別の人生を歩んでいる。当たり前だ。俺は俺であり、他の誰かではない。遼一は、それでも十代の頃は人並みに自分の人生を真剣に悩んだり、<本当の自分探し>をやったりした。本当の自分なんていない。自分は自分でしかないのだ。カッコ悪かったり、ダサかったり、たまに気の利いた事を思い付い
フェイ さん作 [418] -
ギャラクシーラリー19
ナミエさんが現れて、早速言った。こういうのは、思い立ったが吉日ね。合宿をしましょう。もちろん事務所にはナイショよ。ボランティアだから。2日後には、三人はナミエのツテでスタジオにいた。この人達は凄すぎる…。「ちょっ、ちょっと休憩しませんか…」クミは息を切らせてやっと言った。もう三時間は歌い、踊りっぱなしだった。「ん、じゃあ、ちょっと休みましょうか」ナミエは涼しい声で言う。アユミは「そうね」と言いつ
フェイ さん作 [434] -
ギャラクシーラリー18
クミは当惑する。「そう、世の中そんな甘い事言っても何も解決にならない」アユミは続ける。「だけど、それを承知で私達は愛を歌っているんでしょう?出来るだけ多くの人に届け!って」三人で頑張りましょう。そうナミエさんは言ったそうだ。やはりこの人逹に話して良かった。愛を知っている。自分は多くの人達を傷付けて愛に気が付いた。この人達はどうやって気が付いたんだろう。自分はまだ子供だ。いつか二人に聞いてみよう。
フェイ さん作 [443] -
ギャラクシーラリー17
アユミは大きな眼でクミを見て言った。「私達みたいな人間が、他人の為に何かをやれるなんて…おこがましいって」クミはへこんだ。泣きそうになってきた。アユミさんは分かってくれたけど、同情だったのかな。私みたいな子供を相手にちょっと余裕を見せてくれただけなのか…。「どうしたの?泣きそうな顔してるよ?」アユミが心配そうに聞く。「だって…だって…やっと本当に大事なことに気が付いて…そして誰かにそれを伝えたく
フェイ さん作 [423] -
相談屋
これはとくに変なとこはない昔のお話し唯一変わってると言えば…クロ「や、やめろぉ」蛍「クォォォラ待てクロォォ!!」この二人…彼は玄田 大黒(くろだ だいこく)通称クロ、黒髪の冴えない24歳、最もニートに近い男と人は言う、だが仕事はある他人の相談事を解決する相談屋をやっている…仕事はあるが収入が0このキレてる彼女は蛍、クロとは仲が良い金髪の14歳、一応クロの助手として働いているところで何故蛍がキレて
吹雪 白 さん作 [583]