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公募投稿作品の携帯小説に含まれる記事が496件見つかりました。
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パパの思うコト。
2008年春。横浜。彼は、静岡富士の麓より人生初の単身赴任を経験する事となった。赤字続きで崩壊寸前の営業所の再建の命を請け、ここ数年の間にトップ営業マンでありながらチーム全員と新規営業所を社内一へ牽引した実績を評価されて。期限は2年。目標を達成しなければ、所員全員が生活を失う。彼の指揮のもと、以下6名新体制となって二ヶ月が経過した。メンバーは焦燥し、停滞した空気が続く。腐敗が始まっている。彼は若
五月雨 夏生 さん作 [692] -
東京ハリウッド
「うっ・・」そこは、真っ白な病室。一瞬!目の前の鏡。「変わった・・!」そこは、髪と目が黒い、ブラット・ピットがいる。6月10日、俺の人生の、ハリウッド記念日。
金城 光 さん作 [694] -
ベンチ6
俺は今日は明日のリハーサルのためにレコードスタジオで練習していた。久々に三人で練習した。でも二人は他のアーティストも手伝っているにもかかわらず、俺のリズムや音に合わせてくれる。時々、二人とも俺よりすごいアーティストを手伝っているせいかとても鋭いつっこみも入れてくる。俺は普段ならちょっと半信ムカッとしながら聞いているが今日は二人の言う通りに歌っていく。何で何だろうとふと考える…するとにこやかなあの
園子 さん作 [711] -
ベンチ5
私は家に帰った。すると両親の喧嘩は収まっていたようでリビングではお母さんが泣いていた。私はそれを見ないふりをして自分の部屋に入った。そしてあの人からもらったチケットを見た。TIMEっていうバンドか…明後日か楽しみだった。 またあの人の歌を聞けて元気になれる…そんな気がしていた。そして退職届を書き、ベッドに寝転がった。いつもはベッドに入ってもなかなか寝れなかったが、今日は気がつくと眠気が出てすぐに
園子 さん作 [700] -
死と生の間
死と生の間私は毎日、死と生の間を行き来している…この世に誕生して18年…幸せな事、楽しい事、何一つ無かった…この先の人生も他かが知れている。何度も死にたいと願い、自ら手を掛ける…生きる意味が分からないと泣き、または悩む毎日…いつかは死ぬ運命なのに…電車のホームに立ち、黄色の線と睨み合い…この線を越えれば自由が待っている…
さ さん作 [766] -
ベンチ4
彼女は言葉を詰まらせながらポツリポツリと今までの経緯を語ってくれた。会社の部長にセクハラをされた事。お局さんがいて給湯室で洗い物をしてたらお湯を熱く設定してやけどした事。そして、しまいには嫌がらせがエスカレートし、会社の同僚の女性社員全員でトイレに閉じ込められた事があった。プライベートでも彼氏がいたが、裏切られたようだ。そんな言葉を聞いてて俺は言葉を考えた。何て言葉をかけて困っていると彼女の方か
園子 さん作 [698] -
ベンチ3
最初に歌ったのは「頑張らなくていいよ」という歌だった。この曲は啓太も学も「ともいい曲じゃん」と言い、駅前やライブハウスで歌う曲。俺自身も五年も頑張ってるのにメジャーデビューできないし色々な葛藤がありこの曲を自分自身で聞いて辛い心境を乗り越えた曲だった。彼女もそう俺と同じように今辛い気持ちを乗り越えてほしいと思って、ギターをとりひいて歌った。それから学が作曲した「スタート」啓太が作曲した「ラブチェ
園子 さん作 [591] -
ベンチ2
俺は福島友明、26歳。単発のバイトをしながら、仲間の啓太と学とTIMEというバンドを組んでボーカルを担当している。啓太や学は他のアーティストのギターやパーカッションを手伝ったり、毎日多忙な日々を過ごしていた。そんな二人の足を引っ張らないようにそしてメジャーデビューし大きなステージでたくさんのお客さんに聞いてもらいたい。そのために頑張ろうといつも大好きなこの公園のベンチでギターを引いて練習している
園子 さん作 [669] -
ベンチ
私は人生に疲れてあの公園を訪れた。両親が喧嘩ばかりして家では居心地が悪かった。付き合っていた彼氏には体の関係を持った次の日から連絡をとれなくなった。仕事でも上司やお局様にパワーハラスメントをあい、会社に来て机をめちゃくちゃにされていたり、トイレから閉じ込められた事もあった。そんな自分を追い込まれて私は死を決意するためカミソリを持ってあの公園を訪れた。あの公園には色々な思い出があった。小さい頃お父
園子 さん作 [796] -
雨の日の洗車<終>
<6>数年が経ち、少年は二十歳になっていた。僕も成長を遂げ、なんとか職に就いていた。隣の少年の家にはもう一台車が増えていた。たぶん、少年のものなのだろう。その日はあの日と同じ雨天だった。僕が出掛けようとすると同時に、少年も車に乗り込もうとしていた。少年は、これからなにかと闘うような強い目でハンドルを握ろうとしていた。偶然にも、僕が向かう方向と少年が向かう方向は一緒だった。少年の後ろを走る形で、僕
うー さん作 [691]