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公募投稿作品の携帯小説に含まれる記事が496件見つかりました。
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キャバ嬢の恋3
『いらっしゃいませ』 どうせ彼じゃないと思って私は入口を見なかった。すると従業員が、『優奈ちゃん指名です』 慌ててテーブルに行くと彼だった。 『遅くなってごめんね』 『全然いいよ〜♪』と私は言ったのだが実はものすごく気にしていたのだ。彼は楽しそうにしてくれた。私はこの人の事が好きなんだと確信した…。あっと言う間に時間が過ぎてしまい私は彼に暇さえあれば毎日電話すると言った。 それから少し
Kana さん作 [611] -
キャバ嬢の恋2
私は思いきって彼に電話した。プルル…プツッ。 緊張のあまり私は電話を切ってしまった。そして大きく深呼吸してもう一度かけた。 『もしもし誰ですか?』 彼は言うと、 『私、優奈です。今日はどうもありがとう。あの…また電話してもいいかな?』 私は彼にそう言うと彼はいつでもかけてきていいと言ってくれた。 ただそれだけの事なのにものすごく幸せになった。 次の日から彼の事が頭から離れ
Kana さん作 [650] -
タロベエとジロベエ(第7章完)
とそこにタロベエの飼い主がやってきまして…「タロベエ。もう?、そやから食い過ぎた後に外をウロチョロすな、って言ってたのに??。まぁ〜た、腹重くて動けへんくなったんかい?。」「へぇ?」ジロベエは首を傾げながらタロベエの飼い主が言ってる事を理解し、タロベエをよ〜く見なおしました。ニヤリと笑いながら舌を出すタロベエ…まんまと騙された事に気づくジロベエ…。タロベエの飼い主は自分の事を呼びにきてくれたジロ
ポロンチョ牡丹 さん作 [516] -
タロベエとジロベエ(第6章)
ジロベエが大喜びで声をかけたその時!タロベエはジロベエの目の前でどぉす〜ん!!っと、倒れるように横たわってしまったのです。「へぇ?タロベエ?…。なあ!タロベエ?…おい!!しっかりせぇ!!しっかりせんかい!!なあ!タロベエ!!。」タロベエはぴくりともしません。「タロベエ!待ってぇーよ!今すぐお前のご主人様呼んできたるさかいな!!ちょっと待ってぇ〜よー!!」ジロベエは繋がれた紐をぐぅわぁーんと引きち
ポロンチョ牡丹 さん作 [516] -
タロベエとジロベエ(第5章)
「ジロベエは〜ん…」「おう!来たかー。」「へぇ、最近あたしど〜も、体の調子が悪くて…。。医者に診断してもらったんです。レントゲン写真の結果、肺のリンパ節にど〜も腫瘍らしい黒い影が写ってたみたいでして。いや写真だけではそれがウイルス性のものか腫瘍なのかわからへんのですけどね。へぇ、心臓もね、肥大心やゆうて、まぁ活動が弱くなってる心臓のまわりに筋肉がついていく病気なんですけどね…」「ちょ、ちょっと待
ポロンチョ牡丹 さん作 [463] -
タロベエとジロベエ(第4章)
…さて、捨てる神あれば拾う神ありと言いますが、ジロベエはこの家を出たがらない。困った大家さんも、こんな老犬を保健所へ連れて行くのはかわいそうだと、新しい飼い主が見つかるまでは庭に置いてやることにしたそうですな。ちなみに一度タロベエの飼い主がジロベエを連れて帰ろうとしたのですが、このジロベエ、山のごとく動こうとしません。断固たる決意と言いますか、頑固な老いぼれ犬と言いますか…タロベエの飼い主も諦め
ポロンチョ牡丹 さん作 [472] -
タロベエとジロベエ(第3章)
「へ?」「だから今年で15やっちゅうとんねん。」「へぇー!!そんなに!!へぇーもうそんな歳ですか。」「白々しいなお前は。ワシと同い年やろ。」「あ!そうでした。」「阿呆。」「それにしても、あたしら歳とんの他の人に比べて速くないですか?最近は目が見えにくいし、すぐ息切れするし…、歩いてたら棒に当たるわで。。ほんまに、もうそろそろなんでしょうかねぇ…。」「それがイカンのじゃそれが!!弱音を吐くな!!ワ
ポロンチョ牡丹 さん作 [462] -
タロベエとジロベエ(第2章)
「阿呆。」「へ?何ですか?」「阿呆っちゅうとんねん!」「へ?あ!わっかりますか!!」「わからいでか!ほんまにどもならんやっちゃでお前は。」タロベエとジロベエは幼なじみです。お察しの通り、タロベエはちょっと抜けた天然で気前のよい性格。一方でジロベエは、ちょっと口の悪いへそ曲がりな性格でして。両極端とも言えるタロベエとジロベエなのですが……… 「ジロベエは〜ん…ジロベエは〜ん。」「何や。」「ちょっと
ポロンチョ牡丹 さん作 [469] -
タロベエとジロベエ
「うっわぁー。もう…、うっわぁ〜。。今日はもうめっちゃ、うるさい日でんなぁジロベエはん。」「何がやねん。何もうるさいことあらへんがな。」「ええ?!そうでっか?もうあたしゃ耳なりがうるさくてうるさくて…」「阿呆。」「何ですか?」「何ですかやあるか!。お前自分の耳なりが他人様に聴こえるか?」「え?あ!そりゃ聴こえるわけありゃしませんありゃしません、くわっはっはっはっ…。あたしもおっちょこちょいで、く
ポロンチョ牡丹 さん作 [507] -
気になる樹
丁度あれは…二千と五百年前の今頃…、1人の僧侶がわしの根本に腰をかけ。悟りをひらいた…。若い僧侶じゃった…。彼はわしにこう告げた。「二千と五百年後の今日、迎えにきます。」と…。あの頃に比べて、今わしのいる世界は、あまり住み心地がよくない。空は騒がしくなり…、空気も臭くなってしまった…。水や大地や風の精霊達も力を弱め始めている。わしは樹じゃ。この地に根づいて六千と五百になる。わしの子供達はほとんど
ポロンチョ牡丹 さん作 [534]