トップページ >> 日記の一覧
日記の携帯小説に含まれる記事が2147件見つかりました。
-
夢芝居
どうして願えば願うほど遠ざかっていくの? どうして苦しいほど忙しくするの?どうしてあなたの傍には居られないの?いつも誰とでもすれ違い、ひとつになりきれないまま「さよなら」をするの?大好きな人ほど遠ざかっていくのは何故?あたし独りの夢芝居。 傷つく事に慣れたふり。あたしは平気と嘘をつく。本当は傍にいてほしいくせに…あなたの事、考えないように他の人で頭を埋めていた。それでも振り切れない想いが流星のよ
ミザリィ さん作 [407] -
あの頃の笑顔に戻りたかったよ…
一年前、かけがえのない人を2人失いました。ひとりは母親、もう一人は恋人。逃げるようにその街から去り地元に戻った。だけど地元はあたしを癒やしてはくれなかった。思いも寄らない仕事のストレス、家族同士のもめあい、母の一周忌が近づくにつれてあたしはノイローゼ、抑鬱状態になった。心療内科通い、二度のオーバードーズ。最後に看取ってあげられなかった愛犬の死、弟の不祥事…その中であたしは1人の人を好きになった。
ミザリィ さん作 [468] -
不良お父ちゃん
僕は、4人家族の二男で、ごく平凡な家庭に生まれた。小さい頃は、よくお兄ちゃんと川で魚を取ったり、蝉を取ったり。お兄ちゃんはちょっぴりおとなしかったがよく僕と遊んでくれた。でも、子供なのに他人と接するのがすごく苦手というちょっぴり変わった人だった。でも、子供だった僕にはすごくいいお兄ちゃんでしかなかった。しかし、みんなの目はどうしても兄よりひょうきんな僕に向けられることが多かった。小学生の頃は、両
こうちゃん さん作 [576] -
空しい
同じ職場の人に 誰も信じられなくなったと言われた数字をあげないといけないこの時期 先日二人で こんなの無理だと話していた昨日 彼女は体調不良で休んだ私はとりあえず頑張ったその翌日である今日結局あんたも頑張ったんじゃない 誰も信じられないと言われた 目に見える実績 同じレベルだった私が頑張ったのが気に入らないのか・・・なんか空しいです人間なんてこんなもんなんですかねぇ静寂のみ・・・誰か教えてくだ
チーター さん作 [507] -
ずっと疑問だったんだ
ずっと前から疑問だったことパパとママの間で半分ぐらいの大きさでまだ手をうんと伸ばしても肩にも届かなかったときイタリアで新婚旅行に来ていた夫妻に出会って思ったこと誰かが誰かを好きになったらたまたまその人もその人を好きだったなんてありえるの?みんなそうゆうとてつもない確率の割合で出会って子供を産んでいるの?男の子にモテているあの子ですら違う人が好きなのに?!なりたいものは何?って言われてみんなばらば
しゅう さん作 [502] -
失ったもの
あの少しばかりすれた女の子は中学の卒業式の日バタバタして事件を起こして卒業式へ行かなかった皆の集まる式の終わった後に初めて入る校長室で卒業証書をいただいた隣にたちつくす担任に『何があっても良いけど命だけは落とすな』と言われて『何が幸せかわからなくなりました』と恵まれてぬくぬくとしたガラスケースの中にいた幼い少女は言った先生は自分の大切にしていた黄色くなった本を差し出したラッセルの幸福論だったずっ
しゅう さん作 [517] -
人生
俺の人生って最悪本当に死にたいでも死ぬ勇気とかないしどんなに頑張ってもいい事なんて一つもないしさもうやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ頑張っても頑張っても恵まれないどうすればいいんだよ神様がいるんならなんでこんな俺をなんでこんな人生をもうダメかもしれないな
死児男 さん作 [437] -
父と母
父と母を初めて旅行に連れ出したスーツケースを引っ張り先頭を歩くいつまでも若いと思っていた父の隠しきれない帽子からはみ出したいくつもの白髪を見つけああ、ごめんなさいごめんなさいと思った大自然を歩き疲れて部屋に戻りさぁ明日はどこ行こうかと二人で仲良く考え七時にはいびきをかいて寝てしまった親の部屋の前に並ぶ二つのスリッパを見てこうしてどうしたって先にいなくなってしまうんだと思って寂しくなった今読み終え
しゅう さん作 [466] -
蜘蛛と僕
古い旅館で永すぎる春を読んでいた時ふいに大きな蜘蛛が入って来たことに気づいた僕はこの休暇中は殺生はしないことを試そうと思っていたもちろん大小関わらずだ僕は新たな侵入者を防ぐために二人きりになった二人きりになって気にならぬふりをしながらとても本の活字に注目できずとても緊張をしていたこれは蜘蛛と糸だ試されているのだ僕は果たしてこの蜘蛛のどこがイヤなのかを考えた毒がある可能性かはたまた僕の顔の上を通り
しゅう さん作 [397] -
命の血
蚊にさされるのは嫌いですか?とても迷う蚊がぶぅんとわざとらしい音をたてながら吸いにくる振り払おうとする叩こうとする手を止めるつぶさぬようにゆっくりと振り払うまた他の所を刺そうとするこらこらと振り払おうとする果たしていつこれは終わるんだろうかと気づく私の血を持って帰れなければ子供たちが心配だそれなら私が痒い思いをすれば良いだけではないかじぃっと蚊に吸われるその蚊はおなかを少し膨らましてよたよたと飛
だざい さん作 [442]