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エッセイの携帯小説に含まれる記事が2019件見つかりました。
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怠惰
私は仲の良い両親から生まれた。小中学校と中の中ぐらいの成績で、高校に入ってから学年でトップ3に入るようになった。高校のレベルはそんなに悪くなかった。私が必死にガリ勉になったからだった。そして、今は看護専門学校に通っている。第一志望は大学だったのだが、落ちてしまった。理由はまた機会があれば、と思っている。何せよ、私は寮に入りながら学校に通うことになった。だが、ガリ勉だった私は、その過去が嘘だったか
えーじ さん作 [619] -
夏の灯火
私の家の近所には、夏には蝉がたくさんいる家があった。今では「うるさいな。」としか特に思わないし、虫は苦手だから見ようとも思わない。でも、時々昔のことを思い出すことがあるのだ。その年の夏は暑かった。でも、小さい頃の私は汗が滴り落ちるのも気にせず走り回っていた。その時は確かバドミントンを道路でやっていた。私の打った羽が蝉のたくさんいる家の木の辺りに飛んでいって無くなってしまった。その頃の私には家の人
空緒 夕妃 さん作 [370] -
罪と罰
横綱の朝青龍は、罰として自宅謹慎を言い渡されたが、ノイローゼの症状が重いので、本人の希望通り、謹慎が解かれモンゴルに帰国出来る見通しだ。 今後、他の力士が同じことを主張したら同じ扱いをせねばならず、夏巡業はサボっても構わないことに限りなく近くなるだろう。 極端な例になるが、懲役の刑に処せられた被告人が、刑務所に入ってるのはノイローゼになるから、自宅に帰りたいと主張したときに、医師の診断書の証明
金田七耕助 さん作 [761] -
ありがとうセラピー
今日 久しぶりに友達の家に泊りに行った。 30代の独身女が二人でピロートークと言えば 今付き合ってる彼の事か 結婚の事 将来のこと 今夜も 例外なくそんな話しを夢中でしてたら 夜中3時を回り 友達は眠そう。 私も寝ようかなと 二人で布団へ移動した。5分も経たないうちに 友達はスヤスヤと寝息を たて始めた。 ところが 私の方は全然眠れない。寝れそうな気がしたのにいつも夜型生活のせいか目
おはる さん作 [432] -
通勤クラッシュ
生憎の曇り空、小雨。それでも久々の涼しい朝を心地よく感じる。そんな爽やかな朝からサラリーマンの罵り合いを見た。混雑した構内でわざわざ立ち話をする必要はないだろう。双方に険しい顔を浮かべている所から判断しても、喧嘩以外の何者でもない。片方がしきりに足を地面にたたき付けているので、おおかた足でも踏まれた、もしくはついカッとなって足を踏ませるような事をしでかしたか、というところだろう。いずれにせよ、朝
藤原ましーん さん作 [574] -
恥知らず、端っこに殺到し、っとdown
ドアが開く。その瞬間、空席の奪い合いが始まる。私はここに人間の利己さ、その極みを見る。体当たりよろしく、人並みをかきわけて空席にありつこうと必死になる様は実に情けない。あまつさえ、降りる人がまだいるというのに乗ろうとするのはいかがなものだろうか。お腹のあたりが白とは真逆な私は、フライング乗車しようとする輩に対し、決まって蹴りをお見舞いする。無理をすれば痛い目を見るのだという説教だ。というか普通に
藤原ましーん さん作 [371] -
空 ?
五人と出会ってから1ヶ月。放課後、忘れ物をしたのに気付き、学校に行った。 「あははは・・・!マヂウケル!!」「・・・?」何かな、と思い、覗いてみた。 あの五人だった。いつも五人でいるから、遊んでるのかな? と思って、見てたら、佳山 霖の机にマジックで、「死ね ブス 調子こくな」と書いていた。 佳山さんは、学年で成績1位で、皆に人気があった。「あははは!マヂ死ね!佳山!!」「ちょっと頭良いだけで
雲綺 空 さん作 [555] -
汗ばんだ悲惨、快速は高崎行き
キャリアウーマン風を吹かせたうら若きレディに目を奪われた。彼女は横須賀線に並ぶ私の横を通り過ぎ、湘南新宿ラインの列車に足を踏み入れようとしていた。さぞかしフローラルな香りが私の鼻先をくすぐる事だろうと期待に鼻を膨らませていた。しかし、鼻孔をつんざいたのは残暑の芳香汗くさい。という表現の方がわかりやすいだろうか。スッキリとして微かに産毛のなびくうなじの下、陽射しを反射する白いブラウスは汗ばんで濡れ
藤原ましーん さん作 [378] -
5両目、一つドアずれた先に
横須賀線。品川を過ぎたあたりで私は思う。「こいつは何て贅沢な輩だ、と」横浜から東京まで、半年12万円の通勤定期で平日のラッシュにアワーアワーする。指定の東海道ではなく、横須賀線に乗っているのは、ひねくれた性格のためではなく、単純に空いているからだ。空いているとは言っても、限り無く満員電車に近い乗車率であることには相違なく、空席など出るべくもない。そんな中にあって、幸運にも席に座している輩がいる。
藤原ましーん さん作 [559] -
今日とゆう日
今日とゆう日 無駄な1日朝起きた メールした授業受けた 友達とゎ話したけどなんのことだったっけ帰ってきて寝た ご飯食べたメールした電話した今日の感想 ‥‥だるかった。今日とゆう日 朝起きた メールが来て嬉しかった授業を受けた、数学がわかった友達と話した、何気ない会話。でも私笑ってたよな。無事に帰ってきたご飯を食べた、おいしかったなぁメールをした、くだらないけど満たされた気分になったんだ電話した。
えみ さん作 [474]