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エッセイの携帯小説に含まれる記事が2019件見つかりました。
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続6 両手 掴み取る何か
自分に向ける刄と片寄った欲求にバランスが取れなくなったあたしは一番手軽でさして不安もない多数の男に走った。愛するなんて愛されたことないからわからない、甘え方も知らず若さ故に群がる男達のただ一時の肌の温もりがあたしの信じられる唯一現実だった。心底好きということがわからなかった。「何故だ」「他にいたのか」「俺じゃないんだな」あたしは誰かひとりなんて言ってない、みんな優しい人であの時はあたしを必要とし
紫 さん作 [280] -
二十日から期末だー。
だからね、人はずっと考えていなきゃいけないんだよ。人は少し変化がなかったら、ただそこにいるだけになってしまう。ただそこにいるだけの人生なんてつまらないだろう?たとえば、この文章のa行目の続きでもいい。アニメでもいい。本でもいい。携帯の仕組みについて、とかでもいい。思いきって、b階建てのマンションの屋上から飛び降りてみるなんてのもいい。きっと一部の人達からは白い目で見られて、賛同されて泣かれて気に
猫舌 さん作 [312] -
歩み
例えばこんな歩み生まれて教育受けて行きたい学校行って仕事して家庭を持ってそして、次の子供もだいたい同じように歩む普通の歩み地位とか名誉はあったほうがいいのかもしれないけれどそれがなくても充分、幸せにはなれる人に『すごい』って言われるより人に『大事、必要』って言われると意味を感じる愛を感じる人間として愛されてる証拠…
じゅり さん作 [349] -
自分が変わる時。
今までずっと人を信じず生きて来た。いや、違う。人は信じれば裏切られる分かってから、ずっと誰一人信じずに生きて来た。友達や家族、大切な人はいた。でも、信じる事はなかった。人の事で悲しむ事も、人の事で怒る事もなかった。もう一人の偽りの自分を作って、相手を信じない事が自分を守る唯一の盾だったんだ。それを間違ってるとは思わなかった。人は人を裏切る生き物で、人は自分が一番可愛いと分かっていたから。でも、初
ubv さん作 [414] -
好きだって言っても
僕の恋わいつも素直じゃなかった・・・・ 中学生になって、初めて恋をした。ただただ純粋に好きだなって思った!好きな子の名前わ小田さん。彼女わ僕に一年生の時告白してきた、でも周りの目が気になり恥ずかしくて最後までイヤだと言い続けた僕今でも後悔している・・・・あの時僕も好きだと言っていればそんな思いが今も心を締め付けている彼女わいつかこんなことを言っていた「好きな人とわずっと一緒にいたいよ。」ぼ
S さん作 [387] -
続5 両手 掴み取る何か
あたしは高校もそこそこに家を捨てた。これでも当時のあたしは彼等が仲良くなることが夢だった。儚い夢だった。中学時代は勉強もやった。唯一心のよりどころだった管楽器演奏で海外の話もあったが先生が家に来て彼等を説得すると熱く語ってくれたが家に先生が来て物の五分であたしのよりどころは消えた。殴り追い返すことしか出来ない彼等に愛想が尽きた。子供の希望をそういう方法でしか潰すことが出来ないのだ。首を絞められた
紫 さん作 [355] -
即死
今日心から人を殺したいと思った・・でも、即死じゃおもしろくなぃやろ??殺るからにはジヮジヮいってやりたぃやん。どついても、カスカス行ってもいつか風化して薄っぺらくなるだけ。ならジヮジヮと一生心に染み付くよぅにあいつを追い詰めてやりたぃそしたら人生も少しは楽しくなるしなとことん追い詰めて自殺させたらえぇねん。
X さん作 [446] -
恋愛のすすメ
ごくごく最近、失恋をしてしまった…読んで字のごとく、『恋』を失ってしまったので、しばらくは虚無感と喪失感と絶望感に苛まれた。この人と結婚するだろう(実際、そんな話も出ていたし)と思っていたし、遠恋だけど大丈夫!と、勝手に思い込んでいた。元カレはバツイチで、今年40歳…。元々遊び人だし、モテる殿方だったけど、年齢的な面でもさすがに平気だろう!と、鷹をくくっていたのだ。わたしの認識は見事に甘かった。
まか さん作 [456] -
続4 両手 掴み取る何か
あたしの幼い頃の強烈な思い出は欲しかった玩具をサンタさんが持ってきたことなど子供らしいものは全くない。シラフで毎日仕事にも行かず義母やあたしに暴力ばかり振る義父はコミュニケーション能力が欠如していたのかもしれない。そんな義父と義母であっても仲良くした時期があった。理由はやられるならやる側にという単純な物だけに長くは続かなかった。しかしあたしには地獄だった。ある明け方、ただ息が苦しかった。あたしは
紫 さん作 [316] -
続3 両手 掴み取る何か
あたしがあたしを元に戻らない様にするためか何もかも消し去りたかったのか、刑事の手の温かさを頭に感じながら泣き続けた。どの位時間が経ったのかわからないが枯れない涙はないと知ったあたしは枕元のティッシュで顔中拭いた。涙か鼻水か涎かわからないほど悲惨な顔を見ても刑事は何事もない様な顔でいたのは今でも覚えている。「正直に話せるか」あたしに他人でありながら人の温かさを教えた刑事は真っ直ぐに聞いてきた。こん
紫 さん作 [301]