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エッセイの携帯小説に含まれる記事が2019件見つかりました。
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頬染め物語
1995年。山しかない田舎に生まれた僕は、夢と希望に満ち溢れて…そして、東京にいた。当時付き合っていた彼女も一緒に上京した。ちょうどその頃、【僕はオシャレ】という悲しい勘違いな病気だった。スリムでケミカルウォッシュのジーンズに、ドクロのTシャツ。Gジャンの襟を立て、前髪を数本垂らすリーゼント&十字架のピアス…嗚呼…当時の僕を殴り倒したい!上京数日後、彼女を連れて向かった先は、人生で未経験のオープ
負吉 さん作 [450] -
リストカット
「死にたい」 と「救われたい」 と叫んでいた弱さその象徴だ無数の手首の傷切るんだ死にたくて鈍った感情のせいで痛くても泣けないねぇホントに切りたいのかもだんだん判らなくなって授業で習ったドラッグってこんな感じなのかなって思った「悪循環」結局救ってくれたのは貴方の涙嬉しくて 悲しくてもう一度みたいなんて思ってしまってもう一度切ってしまったバカな事そして貴方はいなくなったねリストカットなんかじゃ救わ
カズマ さん作 [860] -
DEAR FRIENDS ?
宿泊学習が始まった。バスに乗り込む。向かうのは雪の降る山。登山じゃなくて散策をする、という感じだった。あたしの隣りにビワちゃんが座り、リョーコは後ろの方にひとりで座った。あたしはビワちゃんと仲良くなろうといろいろ話しかけてみることにした。「ねぇねぇなんでビワちゃんってニックネームなの?」「え…よくわかんない」その時なんだか違和感を感じた。あたしは会話下手なのかな…その時はそう思った。けど今はわか
スイコロ さん作 [411] -
DEAR FRIENDS ?
初日は、掃除の班が同じになったハナに話しかけてみたけれどやっぱりぎこちなかった。一方で親友のナツは新しい友だちができたと、帰り道楽しそうに話していた。小柄で健康的に日焼けしているナツはあたしと違って社交的だった。クラス内で「余っている」のはその時あたしだけのようだった。リョーコとハナの結束が羨ましかった。もう面倒だしいっそひとりで行動しようかとも思ったりした。けどそんな勇気もなく。そしてあたしは
スイコロ さん作 [403] -
チビすけのママ?
陣痛室に入り20分、旦那到着。子宮口3?開く。『いよいよだな!痛くないか(>д<;)ノシ』『まだ生理痛くらいかな…余裕♪』旦那いつも以上に落ち着かない。pm7:00、内診。『ん〜子宮口変わらず3?かな』…えッッ(゜_゜;)痛さは増してますけど!?pm7:30『腹&腰&背中が痛い(x_x;)水くれぇ〜』陣痛に耐えると言うと、旦那に背中をさすってもらったりするイメージがあったが私は赤ちゃんの心拍数
ai さん作 [525] -
小さな手と大きな手?
本当に大切な者は、失ってからようやく分かる気がする。友達を突然事故で亡くした事、もっと優しく親身に接すれば良かった…ごめんね。 困ったり悩んだ時は話を聞いてあげれば良かった…もう遅いんだよね…人の痛み悲しみは、自分で抱えて解決しようと無理する… 突然失う命を悲しみは、心の中で生きている。父が倒れ運ばれた…頭が真っ白になった。 一緒に過ごした時間がフラッシュバックする。 もう…誰も…私を置いて…先
アクア さん作 [286] -
チビすけのママ?
『振り返るといろんな事があった22歳だったなぁ〜』運動不足解消のため、22歳最後の日はデパートへ行きグルグル歩き回った。その晩『あれ…?破水?』下着が妙に濡れてる事に気付き産婦人科へ行く。『尿モレだね。でも張りが強いから入院しちゃおう!』…何(@_@;)NST(分娩監視装置)をお腹につけベッドへ横になる。『23になった瞬間、病院のベッドにいるなんて思わなかったなぁ(^_^;)』お
ai さん作 [464] -
チビすけのママ?
あっという間に妊娠後期。家から産婦人科まで40分かかるので、近くに引越しする事になった。『妊娠は重い物を持ってはいけない』…という事で指示係。『あ〜それはココね♪キズつけないよぅにね!』なんてラク(>_<)ノシほとんど何もしないまま引越し終了。季節も11月と寒くなってきた。何事もない平和な日々しかし…『寒い。』旦那のこの一言から平和な日々が過ぎ去っていった。旦那が体調を壊したのだ。『風邪かなぁ
ai さん作 [422] -
チビすけのママ?
妊娠中期5ヶ月に入りすぐに胎動を感じた。内側からポコっとへんな感じ…かわいい♪旦那と赤ちゃんへニックネームをつける事になった。『幸福のコウちゃんなんてどうだ?』…いいじゃん(゜_゜)旦那は趣味が悪い。というか私と合わない。高校の時のクラスメートでイイ恋愛をして結ばれた私達。が、育った環境も性格・趣味はみごとに正反対。そこにひかれたのかもしれないが…何するにも決定権は私が持つ(^_^;)鬼嫁…?
ai さん作 [528] -
温もり?
小学5年の冬。母の胃癌が、また発達していった。母は、体を動かすことも、しゃべることもできなくなった。そんな母を見るのが、私は辛かった。でも私は、母の病気は治る、と信じ続けた。父は私に「お母さんにアイス買って、食べさしたってな。」と言った。私は、病院の売店でアイスを買い、母に食べさせてあげた。少しずつ、少しずつ、母の口に入れてあげた。母は、食べるというより、舌を動かしてなめていた。だが、全然食べな
Sie さん作 [340]