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エッセイの携帯小説に含まれる記事が2019件見つかりました。
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35歳
冬らしい冬じゃなかった田舎町の畦道に、あたかも季節ハズレの花が咲いている..。いつからか、抜け殻みたいになった僕の顔。なんとなく血の気がないみたい..。エリート会社でもなく、かといって小さな町工場で働いてる訳でもない。中小企業でそこそこの立場でそれなりの給料も貰っている。嫁と子供も二人いて毎日元気に過ごしている。なんでかな、やる気がない訳じゃないんだけど腹の底から笑えないんだよね。もともとワガ
ガク さん作 [321] -
悲劇のヒロインになってもいいですか?
悲劇のヒロインになってもいいですか?そんな事聞きたくないと言う方はご遠慮してください。それでも良い、と言う方はお付き合いお願い申し上げます。…私は弱い人間です。とても重く弱い人間です。人の前ではおちゃらけて冗談を言い、悩みないような感じで、みんなのお母さん的みたいな存在です。自分でお母さん的存在ってゆうのは可笑しいと思いますが、私の友達に聞いてみると必ずそう答えます。サバサバしてて何でも思った事
けぃ さん作 [334] -
Stress
「大丈夫だから?薬飲んで休もぉね?」これが私の口癖あの日を境に、私は家族の、家庭の平和を1番に生きてきた酔ってはグチを言う父私が生まれる前からうつ病の母無関心の弟《私がやらなければ…》この考えが私の人生を後に大きく変えることとなる?学校生活?クラスの中で群れることを嫌った私。喧嘩が嫌いで、笑っていてほしくてみんなにあいづち??広く浅くの友達付き合い。高校は女子高。正直女子は苦手?陰口・群れる・
ゆうき さん作 [329] -
あの日
あの日、私は病院にいた。救急車のけたたましい音がやみ待合室の扉が開いた。そこにいたのは兄と母だった。「おとんがイビキかいて倒れた。今からCTとるから。」兄はまるでテレビドラマのワンシーンのようにそういってのけた。平成13年2月2日 その日は脳裏に焼き付いて離れなくなった。病名は『クモ膜下出血』出血量が多かったため管に埋もれた父が手術室からでてきたのは明け方だった。三日前に引越しの手伝いをしてもら
Cocoa さん作 [320] -
華が咲きつづけるまで2
私には人生の汚点が2つある。いや…2つどころではないが、厳密に言うのであれば私の人生全てが、汚点だらけだろう。結婚に対しての焦り。それでいつも失敗を繰り返してきた。学習能力がないからか、いつも同じ事を繰り返す。そんな私はアホなのだろう…。回りの友達が、30歳前に結婚、出産とダッシュをかける頃、私はある事情からその時期を逃した。占い大好きの私は、行きつけの飲み屋ならず、行きつけの占い屋があった。そ
金木かりん さん作 [320] -
華が咲きつづけるまで1
特別綺麗でも、可愛いでもない私は人並みの幸せと結婚を求めていた。昔から結婚願望が強く、23歳で結婚する事を目標として、実際にするつもりでもあった。そんな私が、その目標の歳から、11年経っても未だ一人でいる。バツもついていないし、今はカレシもいない。今の私は負け犬と呼ぶのかもしれない…。少し前に男友達に言われた一言。その当時付き合っていたカレシと別れ、心身共に疲れきり、弱っていた私は親元を離れ一人
金木かりん さん作 [326] -
暖かい腕 ?
ふと糸が切れたように、激しく泣いたかと思えば、手首に傷をつけて、毎日小さなストレス解消をしていた。死にたかった幼い頃。…物心ついた時に父の存在はなくて、母の離婚の事実も意味さえわからないまま、只毎日暮らしていた。幼心に、もう父はいないと理解はしていた。 ある時母は、私に言った。「ナミちゃんのお父さんは死んだの。でもお母さんがいるから寂しくないね?」寂しかったけど、私は母の気持ちを察して、寂しくな
ナミ さん作 [357] -
暖かい腕
冷たい空が滲んだ。寂しくて寂しくて潰されそうだった。ひとりぽっちのクリスマス。ひとりぽっちの誕生日。バレンタインもひとりぽっち。どうしても泣きたくなる。泣いても、包んでくれる腕がそこにはなくて、暗い部屋に帰って、簡単に家事を済ませて寝る。起きたら仕事に行かなくちゃ、頑張って働かなくちゃ、もう誰も…泣いたって手を差し伸べてはくれない。いっぱいいっぱいで、苦しいと思っても、そんな事で苦しんで甘えてる
ナミ さん作 [365] -
妖怪考察レポート
あなたは妖怪というモノについてどうお思いでだろう?そもそも、妖怪というモノは人間には理解できない奇怪や現象を象徴として描かれてきた。それは民間伝承または都市伝説もしかりである。人間の潜在的な恐怖を象徴するモノ(赤マント、口裂け女等)人間の手に負えない自然の脅威が具現化したもの。(河童雪女等)前者は噂と言う情報の中で生きるモノ。後者は自然の中で生を得たモノ。同じ妖怪に分類される彼らだが活動する場所
多々良左京 さん作 [694] -
回想天のおばちゃん
回想天の店の外の自販機は機種が古いのかわからんけどあそこにはまだのほほん茶の缶があったね迷わず押した出てきたのほほん茶の缶の色はあせていたおばちゃんもダイブ年いってて店もやってるのかやってなぃのか分からんくらぃ商品がなぃ多分、今の収入の9割くらいはこの自販機だろぅ…かつてはこの地域の子供の菓子請負率95%を誇っていた、おばちゃんも終わりやね明日にもこの店はなくなるかも…そぅ思って立っていると建設
尊吾 さん作 [396]