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エッセイの携帯小説に含まれる記事が2019件見つかりました。
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Word to give to stars〜第一章?〜
そんな不安が一気にこみあげてきた。そして…私の番。高鳴る心臓の音。静かな教室。微妙な雰囲気の担任。私が先生の近くに行ったら先生に椅子に座るよう指示された。少々振るえながらも椅子に座った。そして暫く沈黙。と、いきなり先生が緑の大きな封筒を私に差し出し『おめでとう!頑張ったね!』そう言った。私は内心ビクッとしながらも、さっきまでの不安や振るえは一気に消えた。先生のその一言で━━。
亜鶴 さん作 [441] -
私は随分と父親っ子だ。
私は随分と父親っ子だった。父が仕事から帰ると「おかえりなさい」も言わずに飛び付いた。笑いながら私を抱き上げるのが父が家に帰って1番にすることだった。母は笑顔で私をたしなめ、兄と妹は「自分も」と父にせがんだ。私は随分と幸せ者だったよく私達を叱ってくれる母。危なっかしい遊びを沢山教えてくれる兄。甘えん坊で私を頼りにしてくれる妹。そして大好きな父。私はとても温かい家庭で幼年期を過ごした。私にとって寂し
日生 知日 さん作 [460] -
裸身?
次第に私の方が彼なしではいられないくらい、大好きになっていた。厳しい親の目を盗んで深夜にデートしたり。季節は春から夏に変わった頃、私は家を飛び出し、彼の家に転がり込んだ。今思うとあの頃が1番自分の気持ちに素直で、かわいくて(外見じゃなく性格。恋する女の子として)1番楽しかったかもしれない。 何度も喧嘩もした。それでも仲直りの後は必ず優しく抱きしめてくれる。そんな彼とずっとずっと一緒にいたいと思っ
卯月 さん作 [629] -
心にいっぱいの愛
朝になると目覚ましなんかよりも先に家中に響き渡る母の声。「ほらっ!みんな起きて〜!!!愛っ!いつまで寝てんの〜?!学校遅刻するよ!」時計を見るとまだ学校に行くには早すぎる時間。 はぁ っとため息をつくとまた布団に潜り込む。食卓には、いつも変わりばえのしないおかずが並んでいる。「また同じパターンだな〜」弟が悪気がなさそぉに言うと、母は口をとんがらせてすねている。今、私の家は、祖父、母、兄、私、弟2
ai さん作 [510] -
裸身
私と彼の出会いは、出会い情報雑誌に私が投稿した「メル友募集」だった。当時高校生の私が持っていたのは、たった20文字程度のカナしか入らないPHS。 20を越えている人は高校生の私からみたらおじさんで…。なぜだか分からないけどメールをしだした。 彼とのメールはとても素直になれて、いつしか心待ちになるようになっていた。メールから電話。電話から初対面。は、ごく当たり前の流れのように感じていた。初めてメル
卯月 さん作 [580] -
Word to give to stars〜第一章?〜
そして、とうとう迎えた私立入試。入試会場の中の人達は全員同じ学校の人達だった。皆真剣に最後の復習をしていた。そんな中、私は勉強していなかったから全てを運に任せた。そして入試の説明が始まり名前の確認をさせられた。私の名前は当然の如く間違われていた。まぁ、無理もない。私の苗字は昔の古い字で画数が多いのだから…と少々飽きれ気味に手を挙げ会場の先生に言った。入試の説明も終わり本番!勉強していない私にとっ
亜鶴 さん作 [473] -
Word to give to stars〜第一章?〜
―中学3年3学期受験日はもう一週間をきっていたけれど、私は毎日当時ハマっていたゲームをした。成績は下から数えた方が早い私。だからか、親がこんな約束をしてきた。『もし公立受かったら、携帯とあんたの好きなもん一つ買っちゃらい!』きっとこれは私をけなしているのではなく、物で釣る作戦だというのは幾ら馬鹿な私でもわかった。でもそんな約束しても、私は勉強なんて一つもやらずにゲームに没頭していた。
亜鶴 さん作 [498] -
Word to give to stars
言葉は時に人を喜ばせ言葉は時に人を悲しませ言葉は時に人を怒らせたった一言で人裏切る。私が素直さを失ったのはいつからか分からない。エイプリルフールでもないのに毎回毎回嘘をついて生きてきた。嘘なんてつきたくなくても、癖で直ぐに口から発せられる…。あなたにも、たくさん嘘をついてしまったね。裏切ってしまったね。自分の言葉に鋭さがあるのに気づいたときには、あなたの心を傷つけた後だった。今でも後悔してる。
亜鶴 さん作 [517] -
誕生日
「誕生日おめでとうございます。」今日という日、たくさんの「おめでとう」やプレゼントを頂いたあなたがいます。今日という日、部屋でひとりで静かにこの日を迎えるあなたもいます「おめでとう」を貰ったあなたも、貰っていないあなたもあなたからは「おめでとう」を届けて貰いたい人がいます。単純なことですが、私からのメッセージ。何年前かの今日という日。あなたの誕生日になったこの日のため誰よりも頑張ったのはあなただ
Hidefumi さん作 [505] -
生きてるんだから?
もうすぐ子供が産まれます!男の子か女の子かは、産まれてくるまでわからない!その時までお楽しみにしたのだ!私と敦史は今の法律では籍を入れる事が出来ない。だから私はシングルマザーになる!その事で敦史は子供がかわいそうかなぁ?とか私に悪いとか色々考えてくれていたらしいけど、私はその気持ちだけでうれしかった!ある日敦史が「子供が産まれてきて、俺みたいな子だったら(性同一性障害)だったらどうする?」って聞
さゆり さん作 [563]