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エッセイの携帯小説に含まれる記事が2019件見つかりました。
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生きてるんだから?
ある日敦史のお母さんと一緒に洗濯物をたたんでいた時の話し。「さゆりちゃん!ありがとうね。敦史と一緒になってくれて本当にありがとうね。敦史は幸せな子ね!あの子は小さい頃から男の子みたいでね、スカート履かせるのもそりゃあもうすごい戦いだったわ。中学生になって少したった頃、帰ってくるなり「明日から学校には行かん!働く!」って言い出して、私とお父さんは朝まで話しを聞いたわ。「俺は男だ!レズとは違う!何で
さゆり さん作 [762] -
生きてるんだから?
「僕は子供が産まれてきて大きくなるまで治療はしません」私は目が点になっていたと思う。あんなに治療したがっていた敦史!治療して体を元に戻したら〜といつも笑って話してくれていた。なのに何で?「僕は子供が大きくなるまで死ねません!今はまだ、治療したら長生き出来ないかもと聞きました!長生き出来るとわかったら治療するかもしれません。でも今は考えていません。」と敦史は言い放った。母はこの日から私と敦史の事を
さゆり さん作 [501] -
生きてるんだから?
敦史は有言実行する人だった!次の日からお父さんがやってる大工を手伝いだした!仕事が終わると私を親の所へ連れて行き「俺こいつと一緒になるから!腹に子供いるしもう決めたから」と言い放った!するとお母さんが「敦史が決めたなら反対しないわ!せっかく生きてるんだから楽しみなさい」と言ってくれた。お父さんは「最初はここで一緒に住むといい」と暖かい言葉をくれた。あとは…うちの親…敦史は仕事が終わればうちへ来て
さゆり さん作 [600] -
生きてるんだから?
「俺が父親になるよ」と敦史が言ってきた!私はポカァ〜ンとしていた。すると敦史はこう続けた…「俺はこんなだからお前に子供作ってやれない。だからちょうどいいよ!なっ?」敦史がどれだけの怒りや悔しさを我慢してこう言ってくれたかは私には計りきれないし想像もつかなかった。だから私は敦史に謝りながら泣いた。そして敦史はこうも言ってくれた!「明日から一生懸命働く!絶対後悔させないようにするから。さっそく明日う
さゆり さん作 [460] -
生きてるんだから?
「おめでとう!2ヶ月ですよ!」私は頭が真っ白になった。『えっ!?妊娠?何で?』答えはすぐ見つかった!あぁマサキの子だ!私は1週間考えて敦史と別れよう!マサキには言わず1人で産もう!と決意した。1ヶ月後…敦史が帰って来た!私はうれしくて泣いていた。でも、別れる!と決意していたから言わなくては…なかなか言えない…どうしよう…するとそんな私を察して敦史が「どうした?何か変だぞ?」と聞いてきた。私は勇気
さゆり さん作 [539] -
生きてるんだから?
「コーヒー飲まない?」私達は公園のベンチに座って話しをした。バイト先の話しやマサキの元カノの事や敦史の事。そして少し沈黙続いた後マサキが切り出した。「俺達付き合わないか?」私は断ろうと思ったのに何も言えなかった…「考えといて」とマサキは帰っていった。私はしばらくボーとしていた。どうやって家に帰ってきたかも覚えていない。それから私とマサキは一緒にいる時間が増えた。でも、私はこの間の返事は出来ないで
さゆり さん作 [484] -
生きてるんだから!
「あなた達の思うようにやったらいいわ!お母さんはそれを応援する!せっかく生きてるんだから、やりたいようにやらなきゃ!」今でもこの言葉は心に残っている。私が18の時に彼氏のお母さんに言われた言葉!私は16歳で敦史と恋をした。そして妊娠した…でも…私と敦史の間に子供は出来ない。何故なら敦史はGID(性同一性障害)だから…そう、敦史は心は男だけど体は女。そんな敦史と妊娠は無縁な話しだった。はず…ある日
さゆり さん作 [752] -
男になれた彼氏?
元気に彼女が出来た!私はそれを知って彼氏を作った!元気とは全く会わなくなっていた。私が成人式の日の夜に友達と同窓会をしていた時だった!知らない男が私に声をかけてきた!声が低くアゴにはヒゲ…誰?『成人式おめでとう!元気だよ』私はびっくりして声が出なかった。少し前まで女だった元気が男になって私の前に現れた!それから私達はメールや電話をしたり2人で会うようになった。ある日私は元気に話があると呼び出され
さゆり さん作 [598] -
男になれた彼氏
私の名前はさゆり今年23になる!私には2つ年下の彼氏がいる。私の彼氏は幼馴染で小さい頃は悪ガキで有名だった。ガキ大将と言う名前がぴったり!!ある1つを除けば…その頃私の彼氏はみんなから「さっちゃん」と呼ばれていた。そう私の彼氏はその頃まだ女の子だった。小学生だった私達は時間も性別も関係ないわって毎日遊んでいた。彼氏とは登下校も部活も同じ。その頃はただの幼馴染で仲良しな2人だったかな。私が中学に上
さゆり さん作 [666] -
永久の思い出
かつて誰かが言った、世界は自分中心に周るのだ、と。なぜなら、世界に自分は一人しか居ないのだから。同じ外見、同じ喋り方をした自分が居ていても、それは自分じゃない。なぜなら、魂まで同じ自分はありえないからだ。そして、自分が過ごした時も、また世界に一つだけなのだ。俺は、いや俺を含めて、今いろんな母校から巣立った者達は、今空虚感に襲われているだろう。なぜなら、当たり前だった日々にピリオドがついたのだから
御神楽 さん作 [505]