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エッセイの携帯小説に含まれる記事が2019件見つかりました。

 
  • 伝わらなかったこと

    今日ね、雨が降ってたでしょ?風もあったから寒かったよね。こんな時に限って彼は「今日友達の子供の祝だから、迎え行けなくてごめんね」とか言って。だから18時からのバイトにはカッパ着て帽子かぶって首にタオル巻いていったのね、自転車だから…。だってバスが9時で終わっちゃうから間に合わないんだもん。寒かったのよ〜。それから仕事して、ますます雨は強くなった。帰る時にはもう土砂降りで、やだなぁとか思ってたら、
    さん作 [623]
  • ハルカナ約束?

    本当は、芽衣が引っ越すのだってイヤでイヤで仕方がなかった。「明日引っ越すんだよね」って淋しそうに言った芽衣の横顔は今だって忘れてなんかいない。「行かないで」なんて言えなかった。芽衣だって生きたくないはず。そのくらい分かる。だから、ここでワガママ言っちゃダメって自分をセ−ブした。今考えたら私の一言でどうこうなる問題じゃないのになって思う。1番頼れる存在だった芽衣が居なくなるのが怖かった。朝、学校へ
    菜々子 さん作 [538]
  • ハルカナ約束?

    内容は、わたしの想像以上に残酷だった。お父さんの会社が上手くいかず、借金が出来て、金銭面でお母さん方の両親、つまり芽衣のおばあちゃん、おじいちゃんに迷惑を掛けないための手段だった。芽衣は泣いた。「誰にも言えなくって苦しかった」って泣いた。私も泣きそうになった。でも、「泣いちゃいけない」って思った。私は芽衣に支えられてきたんだから、私がココで泣いたら、2人一緒に崩れ落ちそうで怖かった。それにココで
    菜々子 さん作 [615]
  • ハルカナ約束?

    友達の芽衣の親が離婚した。それを知ったのは、彼女が引っ越して大分後の事だった。学校の人気の無いところに放課後、私一人を呼んで、泣きながら話してくれた。芽衣は普段からあまり泣く方の子ではなかったし、いまでもそう思う。『強い』なって。
    菜々子 さん作 [627]
  • ハルカナ約束?

    今もそうかもしれないけど、私は1人では何もできない。いつも誰かに頼って、守られて、支えられて・・・こんな贅沢な環境で生きてきたから、人を傷付けてばかりなのかなって思う。だから、人の痛みもろくに分かんないのかなって思う。自分では分かってるつもりなのに、今日もまた一つ、私の行動が誰かを傷つける・・・
    菜々子 さん作 [569]
  • 存在?

    おばちゃんの入院していた病院についた。おばちゃんの病室に入る。ガランとしている。何よりおばちゃんがいない。先に病室に入っていた母が言った。「やっぱり実際見てみると辛いもんよね」あたしもそう思っていた。涙が溢れた。初めて身内の死に出くわしたから。車に乗り斎場へ行った。式の前夜。親戚が集まってきた。最初はおばちゃんの話しをしていた。しかし気付くと話はずれていた。原因は祖母の悪酔いだ。酒の進み具合いが
    さん作 [593]
  • 存在・続?

    まず段差を恐れるようになった。そして恐れるだけでなく実際に登る事ができなくなっていた。それから手の震えが酷くなった。気付くとおばちゃんは介護を必要としていた。そしてすぐに家にいることさえ不可能になった。近くの病院に入院するまでに時間はかからなかった。あまりお見舞いには行ってあげられなかった。今考えるとあたし一人だけでもいいから頻繁に行ってあげればよかったなって思う。そしたりあの優しい笑顔だってた
    さん作 [730]
  • 存在?

    夜中に電話が掛かって来た。父からだった。母が話していた。何かとても深刻そうだった。驚きと悲しみを混ぜ合わせた様な感じだった。弟は寝ぼけた様子で母に「何〜」と聞いていた。母は「ごめん、ごめん!!」とか言いながら弟を寝かしつけていた。あたしは気付いた。母の声が震えていた事に。勘が良かった訳じゃないけどおばちゃんに関わってるんじゃないかと思った。おばちゃんって言うのはあたしが引っ越す前、菜々子達と同じ
    さん作 [560]
  • 存在《番外編?》

    でも生まれたてのころはそのピースがフニャフニャなのだ。だから小さい子供は誰とでも遊べる。それが大きくなるにつれて冷たい世界で冷やされたり温かい世界で溶かされたりして形を決めていくんじゃないかと思った。そして今はほとんどが固まってしまってるんだけど理想と違っていてもがいてるんじゃないかと思う。つまりあたし達が幼稚園で遊んでたのはピースがやわらかかったからで小学校高学年で衝突したのは小学校低学年の時
    さん作 [551]
  • 存在《番外編?》

    今日は今まで書いてた話の延長線上にあるんだけどイキナリかよって話をする。興味があれば見て下さいね。あたしは菜々子にこの小説を書いてることを教えた。URLを載せたメールを送ったのだ。あたしは自分の言いたい事とか思ってる事を伝える事が出来てなかったから、そうゆう事を知ってほしくてわざと教えた。ミュージシャンが歌に伝えたいことを載せて歌うように。そして今日、菜々子はテスト前だと言うのにすごく長い手紙を
    さん作 [610]
 
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