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エッセイの携帯小説に含まれる記事が2019件見つかりました。
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美女の救出
美女の救出こそ責務である。人間である美女の救出は困難窮まる。それに厄介だ。美女の救出は人間を取り戻し、戦争だの争いだのおとぎの世界だ。おとぎの世界である戦争モラルは夢を見たのであろう。しばらく休めば安楽する。人間でダシに歩ませ、また人間のダシは搾るほど旨い。美味である。戦争を搾ったところで人間のでがしらにもならない。とわけ人間の用事に美女は見当たらないが、美女の救出こそ責務である。責任と言い換え
古代魚 さん作 [514] -
オンリー・ザ・ヤング (3)
あれからヤングがどうなったのかは知らない。 奥さんと別れて、悠美ちゃんと一緒になった可能性は高いと思うのだけれど、この際そんなことは知らなくていいのかもしれない。 ヤングだったら、テレビで紹介されるような流行のスポットに行ってみれば、ふらっと現れて何事もなかったかのように、あの人懐っこい笑顔で話しかけてくるに違いない。 そのときはきっと「寺田さん」と呼ばずに、ヤングと呼んでしまうだろうけれど。
阿部和義 さん作 [427] -
オンリー・ザ・ヤング (2)
「寺田さんと悠美ちゃんが付き合ってるらしいよ」 悠美ちゃんは入社二年目で、小柄で大人しくて目立たない女性だったし、目鼻立ちがはっきりして可愛い子という印象しかなかった。 どういった経緯で二人がそんな関係になったのかは知らない。ヤングが悠美ちゃんの部署に異動になったのは、奥さんが流産したすぐ後だったことを考えると、ヤングの心のどこかにぽっかりと空いた隙間から、たまたま悠美ちゃんが入りこんでしまった
阿部和義 さん作 [424] -
オンリー・ザ・ヤング (1)
僕が仕事上でも、プライヴェートでも最もお世話になったのが寺田さんだ。 彼は、僕よりもだいぶ年上だったのだけれど、年の差をまったく感じさせないくらい見た目が若々しかった。流行にも常に敏感で、他の年上の同僚たちに比べても常に考え方は今風であった。 そんなことから、僕は寺田さんのことを密かにヤングと呼んでいた。特別な存在として、どうしても愛称をつけたい衝動に駆られたのだ。 無論、本人や同僚の前では「
阿部和義 さん作 [444] -
巨乳 (2)
入社は僕より遅かったけれども、大卒の大下さんは美沙子さんよりも年上だった。年頃であった美沙子さんとしては、将来の幹部候補生でもある大下さんを捕まえて、寿退社というのは理想の展開だったのだろう。 すでに退寮していた美沙子さんは、会社近くのアパートで一人暮らしをしていた。当然のように寮生だった大下さんは週末には決まって外泊する。 金曜の夜、残業が終わって寮に戻ると、大下さんの名札が【外出中】の赤色
阿部和義 さん作 [1,119] -
巨乳 (1)
もし美沙子さんに出会わなければ、巨乳好きの遺伝子は形成されなかっただろう。 美沙子さんと仕事をするときには、目のやり場に困った。 冷暖房完備の職場だったこともあって、作業着は薄手の生地で時折下着が透けて見えるのも拍車をかけていた。襟元のボタンを一つでも多く外していたのなら、もう視線はそこに集中して仕事になんてならなかった。 まだ十代だった僕にはあまりにも刺激が強過ぎた。おかげでレンタルビデオ店
阿部和義 さん作 [623] -
弾丸フォー
身分とは導火線だが、それがどうかしたのか。身分の導火線に火を付けるのは簡単だ。マッチで擦れば良い。擦ったところで紙屑が燃えたのだ。身分に火が付き人間の火炙りとは行くまい。身分を人間とし、マッチを擦ると直ぐに風で消えてしまう。人間の身分は認められない。人間ではない他の信用で身分を証明するしかない。学歴だの年収だのである。学生の身分は恥曝しだ。恥を曝している。それでヤキモキするのだ。庇う相手を見付け
古代魚 さん作 [580] -
妄想日記[扇風機と会話終]
まあ…ともかく電源を入れましょう! スイッチ・オン! ぶる〜ん「涼しいですねー」『涼しくねえよ』 そうですよね…。『扇風機ってさー。当人は全然涼しくねーよな』「悲しいですね」『お前が言うことじゃねーよ。このタコが!』「タコよりイカでしょう」『だよなー。イカの方がうまいよなー寿司は○○寿司だしなー』「えっ」 突っ込み所が満載でどこから突っ込めばいいのか分かりません!『そんじゃ、俺、帰るわ』「どこ
ゅゅ さん作 [450] -
?取り戻したい
貴方と私小学生から一緒あの頃互いに無邪気な笑顔で過ごしていたよね。ちょっとしたきっかけで、18才から付き合いはじめ、今は結婚して、子供達三人いて、他からみたら幸せな家族に見えるんだろうね…。ちなにみ、長男14才、次男13才、三男10才。昔の貴方は優しくて穏やかで、すごく父親を憎んでいたよね…。それがその頃の私には理解できなかった… つづく
果歩 さん作 [381] -
話題がない時のはなし
ずばり。下ネタです?大変、話が盛り上がります。お腹が痛くなる程笑えます?下ネタと言ってもエロエロの方ではありません?話題が途切れたなぁ…と思ったところで勇気を振り絞って、切り出しましょう家族もネタにしちゃいましょう?ブッ?とかぷぅ〜?とかの効果音は欠かせません?今日は 仕事に行ったのか、笑いに行ったのか、わかりません?が、笑い過ぎると疲れてしまい…仕事に身が入らないので、そこんとこは注意して下さ
まこ さん作 [704]