トップページ >> エッセイの一覧
エッセイの携帯小説に含まれる記事が2019件見つかりました。
-
報われない。
真っ直ぐでも正直でも人は救われない人は救ってはくれない優しさの数だけ優しさを返されるとは限らない報われない想いじゃあなぜ先生は子供たちに教えるの?「素直でいい子になりなさい」だなんてそれじゃ世の中生きていけない綺麗な心のまま育って大人になってから傷つくよりはよっぽど最初から真実を私たちにでもねホントはわかってるンだ「きれい」を教えられるのは子供のうちだけだからそのうち嫌でも騙すことを覚えるから戦
ココロ さん作 [701] -
贈り物?
贈り物それは毎日私に届けられた鐘の音が響き渡って今日も1日の始まりを告げている。朝の道は空気が透き通っている感じがしていて好きだ。膝まである制服のスカートを翻さないようにゆっくり歩く。淑女たるものおしとやかに振る舞わなければならない。学校に行く前には必ず寄る所がある。岬に建っている大きな古時計塔である。
はな さん作 [466] -
幸せを下さい
私は舞。31歳、主婦になり息子が1人。今までを振り返ると結構ハードなというかバカな人生送ってきたなぁ。男には毎回裏切られ、(当たりは4人中1人)DVも軽く経験して、風俗嬢にもなり…今は幸せだけど、またいつか昔みたいに戻るんじゃないかって怯えてる自分がいる。高2の冬学校を中退して、毎日ファーストフードのアルバイトに通っていた。 高校入学からすごく大好きな人がいた…けど、すごく仲が良い友達としか思わ
舞 さん作 [587] -
生き証 (其ノ三)
【仕事人間】俺の親父は職人だ朝から晩まで下向いて黙々と糸を紡いでる二枚目でもないし口数も少ないだけど 仕事の腕は誰にも負けない仕事の量も誰にも負けない俺はずっと親父を見ていた働くことのすばらしさを働く人の美しさを俺はずっと見ていた親父を見ずに金だけ見てたオカンの姿も俺は見ていたオカンは親父を愛していない親父が稼いだ金を愛した金さえあれば何でも買える金さえあれば何でもできる金さえあれば人の心も動か
あおいさくら さん作 [495] -
wall〜壁〜5
少年はその日、近所の接骨院前の歩道に友達数人と、円を描くように会話をしていた。地べたに胡座をかき、当時接骨院に通院していた友達を待っていた。「あれ?今チャリンコで通った奴、この前の奴じゃね?」友人の一人がそう言うと、皆同じ方向に視線を向けた。「あいつかぁ!あの300円しか持ってなかった貧乏君な。」少年の言葉に、友人らは笑った。「それにしても、テツ遅ぇなぁ。」接骨院で治療を受けている仲間の一人を待
タロウ さん作 [450] -
鬱のち曇りのち晴。2
私は鬱病の長いトンネルを抜け出した。まだ、パニック発作は時々出るけれど。鬱病と向き合った時、まず、友人等に、何かをしてもらったら、「ごめんね」と言っていたのを「ありがとう」に変えた。次に、引きこもりをした。家を一切出ず、家族以外との接触を避けた。これは、余計な緊張感から解放するため。マイナスのようだけど、結果はプラス。次に、テレビをひたすら見た。このあたりから笑えるようになった。次に、世の中のほ
ゆっこ さん作 [486] -
wall〜壁〜5
「今、啓太送ったから、これから向かうわ。」そう言って少年は携帯を切り、少年を待つ彼女のもとへ、自慢のバイクで向かった。バイクの後部座席には、18本の「薔薇の花束」がしっかりとゴム紐で固定されていた。 その日の環状7号線は車も少なく、少年は彼女の笑顔を思い浮かべ、スピードを上げた。(つまってるなぁ。)前方に見えた立体交差付近で渋滞を感じた少年は、無意識に「側道」を選んだ。直進の信号は青。スピードを
タロウ さん作 [389] -
wall〜壁〜4
「あぁそう、わかった、んじゃな。」少年はそう言い残すと、ダンキンドーナッツの前から駅の方へゆっくりと歩いて行った。久々に彼女と待ち合わせた金曜日。待ち合わせ場所に現れたのは、彼女一人ではなかった。「いいんだよ、浮気したって。」年上の女に言った、当時精一杯の強がりは、人生で初めての「後悔」に変わった。相手の男をぶん殴る事も、その瞬間まで彼女だった女を殴る事もできず。少年はゆっくりと駅の方へ歩いて行
タロウ さん作 [481] -
無題
もしも、家族が全員死んじゃって、親戚も誰一人いなくなっちゃって、相当かわいそうな人になって、で、そんなときに宝くじかなんかで、軽く5兆くらいの金が手に入っちゃったら、とりあえずそこそこ高価なアパートの一室借りて、家具をざっと揃えて、でっけーテレビ買って、PS3買って、いろんなゲーム買いまくって、DVDとかブルーレイディスクとかも買って、飯はもちろん外食で、あ、ライブとかも行きたいかも…まぁ、そん
白銀の背骨 さん作 [639] -
ごめんね、そしてありがとう。
あの日から寝顔を見るのが怖くて不安になる…。あれは実家に引っ越しの荷物を取りにいったときのこと。父親は寝室で寝ていた。特に気にもとめず荷造りをする。荷造りを初めて二時間くらいたったころだろうか、おいていたはずの物が見つからない。父親に聞こうと思い寝室に行き入り口のところから声をかけた。「おとん、台所においてたやつしらん?」返事がない。ぐっすり寝ているのだと思った。しかしよく見ると顔色が悪く口元に
ちゅー さん作 [457]