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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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海賊と鬼使い 22
少女は光にそっと触れた。そしてゆっくりと語りだした。昔々、あるところにリディとリリィという姉妹がいました。この姉妹は両親を病で亡くしていました。ある日、貧しい生活のせいで姉のリディが病に倒れ、リリィの看病もむなしく死んでしまいました。リリィは両親や姉のような人を助けるために医術の勉強を始めました。才能はすぐに開花し、9才の若さで島一番の名医と呼ばれるようになりました。妹が心配で成仏できずにいたリ
ホオズキ さん作 [301] -
カードDASS?
このアースクウェイクの後は、やっぱりきやがった。 俺は襲ってきた大地の隆起をマグマの壁で防ぎやり過ごす。しかし、目の前には、大きな津波が俺を呑み込もうとしていた。ポルトスからアラミスの連携攻撃。アースクウェイクで敵の足を止め、津波ですべてを呑み込む。ちなみに俺は今までこれを凌ぎきったことがない。 だが、今日の俺は… いける! 場面は校庭においての‘決闘’に移っている。決闘とは学生同士がカードで
NEW さん作 [254] -
クリスタルクラッシュ3―?
「あ…こちらこそ、宜しく」ザックは照れ笑いを浮かべながら、握手した。「では、私とダリルはもう一方のダミス山を調査しに行くとしましょう。宜しいですね?」「いいでしょう。四人共、調査は慎重に行って下さいね」リリアは小さく頷いて、四人に注意を呼びかけた。「了解!」四人は大きく頷いた。「あ…そうだ。エナンさん、これはどうしたらいいですかね?」ザックは依頼書を取り出して、エナンに渡した。「依頼書ですか?」
いっと さん作 [408] -
海賊と鬼使い 21
「ウオリャァァ!!」ガウンッガウンッ!!キィンッ!!キィィンッ!!様々な音が鳴り響く中、フウリは懐かしい感覚と共に、違和感を感じていた。幼い頃、たった一人で放り込まれた戦場。ただ生きるのに必死で、相手を一撃で仕留める事しか考えなかった。自分では人を殺しまくる人生なんて絶対嫌だと思っていたが、心の奥底は正直だ。やっぱり自分は戦う事が好きなんだ。こうして剣をふるうだけで渇いた心が満たされる。「ウィル
ホオズキ さん作 [300] -
クリスタルクラッシュ3―?
「ダリルと彼でもいいとは思いますが、それだとバランスが取れないと判断したからです」「バランス?」「ダリルは少しせっかちな部分があり、もしも急変があった場合正確な判断が下せない可能性があります」「悪かったな」ダリルは不機嫌そうな顔になって、ぷいと横を向いた。「まあまあ、人間、いい所もあれば悪い所もありますよ」エナンは苦笑しながら、ダリルをなだめた。「つまり、ここに来てまだ日が浅い彼にはダリルのそう
いっと さん作 [415] -
海賊と鬼使い 20
「いててて…おい、皆大丈夫か?」カイルの声に、フウリ達は顔を上げた。「…カイル!?」ロアが叫んだ。大きなガラス玉に変化した暮雪が辺りを煌々と照らす下で、カイルが剣を構えて立っている。足元には打ち落としたらしい黒い針のようなものが散らばっていたが、何本かはカイルの体に突き刺さっていた。「ちょっと、大丈夫なの!!刺さってるわよ!?」「あっ、ロア、それ抜いちゃダメだ!!」フウリが慌ててロアを止める。「
ホオズキ さん作 [325] -
海賊と鬼使い 19
「この辺りから『闇の者』の気配を感じる!!」フウリはキョロキョロと辺りを見回しながら言った。ここは北の森。暮雪の言ったとおり、ここは闇の空間に近いらしい。ラウトが闇の者の近くにいるのなら、確実に闇の空間に引きずり込まれている。「ウィル様!!この場所です。」暮雪が立ち止まって言った。「ここ?特に変わりない様に見えるわ?」ロアが首を傾げる。フウリは暮雪の指示する場所に手をかざしてみた。「…あった!!
ホオズキ さん作 [316] -
カードDASS?
俺は驚いた、この小汚い人が聖剣!あの聖剣なんて、信じられない。 聖剣はその時代に二人しか現れない。その理由はわからない。しかし、聖剣はエルドラにおいて、どんな者よりカードを上手く使う剣士。その力は絶大で、世界の力の均衡は聖剣が統べているとさえ言われている。だけど、この時代の聖剣はそれだけではない。さらに特別な存在だ。この前の時代に聖剣は一人しかいなかった。なぜなのかそれは謎だが、聖剣二人の力を
NEW さん作 [238] -
パラレルファンタジア 第三章(1)消えない影3
十字路を右に曲がり切ろうとした直前にアイリは、とんでもないことに気がついた。「しまった! 術指輪の効力が…」(も、もしかして、宿題を手伝って貰った時のせいで、僕の精神を使ってしまったから…なのか?)「どうやらそうみたいね…私もこんなに早く術指輪の効力が切れてしまうことを考えていなかったわ」ヘレーナさんが、僕の首にかけた、あの時のペンダントによって、体のあらゆる能力が飛躍したはずだったが、まさかこ
黒井 さん作 [361] -
ちびちゃんとちびちびちゃんへ。
小さなあなたたちへ。私のたいせつな。いちばんたいせつなわたしのおひめさまたち。やがてはなれていくまえにいくつか。つたえたいことがあるの。せかいはとてもひろく、きびしく、はかない。つらくて、せつなくて、にげだしたくなることもあるかもしれない。やがておとなになって、たびだつときがやってくる。あなたたちも、たいせつないのちをやどらせるひがやってくる。つらいことはたくさんあるけれど、あなたたちはひとりじ
綵 さん作 [376]