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      ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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              クリスタルクラッシュ3―?「なるほど、地道な作業が必要なんだね」「ああ」「ふむ…」エナンはザックとダリルの二人を見ながら、一つ小さく頷いた。「ダリル、ザックさん、あなた達二人でカシアス山の調査に行ってくれませんか?」「は?」「え?」ザックとダリルは目を大きく見開いて、一斉にエナンの方に顔を向けた。「リリアはもう顔が知られてしまったので、調査はできません。となると、我々四人でやっていくしかありませんからね」「確かにそうだが
 いっと さん作 [417]
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              子供のセカイ。158ミルバは二人の手を取ると、幼い子供がそうするように、ぎゅっと強く握り締めた。「何はともあれ、今は君たちが無事に城へ辿り着くことが第一だ。決して無理をしてはいけないよ。いざとなったら、道案内を務める私を、見殺しにしてでも進んでほしい。」美香も耕太も、何も答えることができなかった。未だに状況がよく掴めていない。ただ、自分たちの手を握り締めているこの子供は、本当に「普通の人間」なのだろうかというのが、
 アンヌ さん作 [436]
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              海賊と鬼使い 18「ん…。ここは…?」何も見えない暗闇の中でラウトは目を覚ました。「俺、何でこんなとこにいるんだ?てか、ここはどこだ?」とりあえず体を調べる。が、特に変わりはなかった。それに何にも覚えていない。と、その時。「!!?」後ろに人の気配を感じて、ラウトは腰の小刀に手をかけて飛び退いた。「!?君は…」「そっちも覚えてなかったのか!!?」「ええ…何を聞いても、『わからない』の一点張りよ」ロアが落胆した様に言
 ホオズキ さん作 [357]
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              ユニゾンハーツ 19−3その日は何事もなく過ぎていった。朝食も姫野のことがあったせいか食欲がないという者が多く、朝と昼は食べたい者が適当にレトルトやインスタント食品を漁った。昼過ぎになり、裕也と柚姫はいったん部屋に戻っていた。僕と楠本姉妹、他の者はほぼ全員が食堂で過ごしていた。僕とヒビキは、姫野ことを考えていた。達也(いったいどうやって姫野を運び出したんだろ……)ヒビキ(ペンションを確認した時、ドアと窓のカギは掛かって
 ラスティ さん作 [580]
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              ユニゾンハーツ 19−2誰もが困惑し、混乱していた。何が起きているのか。佐賀が一体、誰に殺されたのか。姫野は一体、誰に殺されたのか。それ以前に、二人は殺されたのだろうか、死んだのだろうか。そこが達也には確信が持てなかった。だが、ここにいる者たちは二人が死んだという前提で物事を考えている。裕也でさえそうだからだ。達也のように疑問を持った者はいない。たしかに、ここに集まったメンバーは多分、強いのだろう。裕也や柚姫の剣術を見
 ラスティ さん作 [571]
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              永遠になるまで待ちましょう(Prologue)『永遠になるまで待ちましょう』...Prologue(伯爵が狂うまで)滑り落ちる針。彼女はもう待てない、と言った。今羽を美しく広げて、飛び立とうとしている。それを引き留めようと私はもがいた。「頼むからここへいてくれ」"私にはもう気力も情熱もない。君を利用したりはしないから"と。それに対する返答はとても簡潔。「いやです」ただ一言。美しい彼女の背中に生えた美しい羽は、ますます美しく広がる。炎が燃え上
 あずき さん作 [304]
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              クリスタルクラッシュ3―?「でも、僕を斬ろうとしていなかった?」「そりゃ仕方ないだろ。いくら人殺しが目的じゃないからと言っても、お前が…」「最初から殺すつもりはありませんでしたよ」エナンはダリルの言葉を遮った。「最悪の場合でも拉致監禁くらいに収めておこうと思っていましたから」「…」ザックは顔をひきつらせた。「仕方ないですよ。あなたははっきり言って『招かれざる客』でしたからね」エナンはそれを見て、苦笑した。「…そうだね」ザ
 いっと さん作 [430]
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              子供のセカイ。157二人の言葉に、ミルバの口元にようやく笑みが戻った。「さっき『易々と信じるな』と言ったばかりで、申し訳ないんだけどね。だが私のことに関しては、何もかもが異例すぎる。君たちが信じてくれなかったら、私はまた、別の誰かを探しに行かねばならないところだった。」ミルバはまた意味深なことを言う。美香はその、ミルバ自身のことについて色々と聞きたかったが、その時、すっと顔を天井へと向けたミルバの眉間が険しいのに気
 アンヌ さん作 [502]
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              カードDASS?俺の前には桜色の髪に大きな緑色の目の女の子と身なりがけして綺麗とはいえない男の人が立っていた。それによく見ると男の人の足にもう一人紫色の髪をしたかわいらしいというのが、よく似合う女の子が抱きついていた。 俺は、ママを愛していたし、ママも俺を愛してくれていた。だけど、だけどだ。大人には色々な事情があってだな。 おいっビクッと抱きついている女の子がする。 それは子供のお前ではまだ、わからない。 お
 NEW さん作 [296]
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              海賊と鬼使い 17タッタッタッタッ…バターン!!!「ごめん!!フウリ、起きて!!」「ふぇ!?ロア!?」突然の出来事にフウリは飛び起きた。「フウリ、ラウト知らない!?どこにもいないの!」「ラウト?ん〜……あっ!そういえば昨日の夜中見たよ。」「何!!ラウトがいたのか!?」ダダダダッとカイルとギアンが飛び込んで来た。「うん…夜中に甲板を歩いてた。町の方行ったと思うんだけど…私も探すの手伝うね」フウリは立ち上がると手を前
 ホオズキ さん作 [332]


