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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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クリスタルクラッシュ2―?
「でもな、お前さんは残念ながら来てはいけない所に手伝いに来てしまったんだよ」ダリルは剣を肩に担ぎながら、ザックを威圧した。「…どういう事ですか?」ザックはその威圧に負けまいとして、ダリルを睨みつけた。「この顔に見覚えは無い?」リリアは自分の顔を指差した。「顔…?」ザックは怪訝そうな表情で、リリアの顔を凝視した。「ん…?んー?」彼は何度も首を捻りながら、記憶を掘り起こしていった。「…駄目です。思い
いっと さん作 [419] -
子供のセカイ。147
美香は、どくどくと嫌な音を立てて鳴る心臓を抱えきれずに、絶望した。違う、絶望したのは心臓のせいなんかじゃない。今この時に始まったことでさえない。美香は、ずっと目を背け続けていた。本当は、舞子が最初に“子供のセカイ”を開いたその時から、ずっと言い様のない絶望を感じていたのだ。耕太は美香の逆鱗に触れることをわかっていて、それでも一歩も引かなかった。「だから、お前は本当に舞子のこと助けたいと思えるのか
アンヌ さん作 [426] -
(新)エルファ・人形残酷物語5
マルセルへの冷たい態度とは打って変わって… 子供人形たちへは優しい笑顔で接するエルファ・ママ。 部屋の中では子供人形たちは興味津々で辺りを見回す。「ココガ、ミンナノ、オ部屋」と、ママが説明すると子供人形たちは…「嬉チィ! 嬉チィ!」「オ部屋! オ部屋!」 目を輝かせて大喜び。 広くて、とってもステキなお部屋。 私たちの夢のお城。 そして大好きなエルファ・ママ。 優しいエルファ・ママ。 豊かで楽
ぐうりんぼ さん作 [315] -
(新)エルファ・人形残酷物語4
子供人形たちはエルファを母親だと認識したのか… 目を輝かせて、両手を上げピョンピョンと飛び始めた。「ミャミャー! ミャミャー!」 ミャミャとは、子供人形独特の幼児言葉でママと言う意味である。 子供人形たちの声… 子猫の鳴き声に近い高いトーンである。「初メマシテ。私ガ、ママヨ!」 エルファ・ママは笑顔は、笑顔である。「ミャミャー、ミャミャー!」「可愛イ、可愛イ」 エルファ・ママは子供人形たちをし
ぐうりんぼ さん作 [298] -
(新)エルファ・人形残酷物語3
あれから1週間後… エルファの元に待望の子供人形が届けられた。 送り主は、注文先の幸せ人形工房。 配達便のトナカイロバ車に乗せられて、大きな木製ケースが屋敷に到着したのだ。「私ダケノ、可愛イ子供タチ、早ク見タイ」 エルファは胸をワクワクさせている。 マルセルはケースの外蓋を開け、手元のスイッチを押した。 オルゴール調の不思議な音楽が流れる。 中蓋をゆっくりと開け紫色の布をめくると…「まぁ、可愛
ぐうりんぼ さん作 [278] -
(新)エルファ・人形残酷物語2
1人ぼっちのマルセルにとってエルファは唯一の家族である。 だからマルセルはエルファを愛し、大切にしていた。 エルファも人形冥利に尽きる事だろう。 夢のような贅沢三昧な生活が出来るのである。 しかし… これだけ裕福なエルファも、心の隙間を満たす事が出来ないでいた。 いつも、1人ぼっちだからだろう。 人形仲間がいなくて寂しい思いをしていたのだ。 夕食の後片付けを済ませたマルセルは人形部屋(エルファ
ぐうりんぼ さん作 [301] -
パラレルファンタジア 第三章(1)消えない影2
アイリが振り向いた先には、黒色の体表をした体長2メートルはあるだろうか、狼のようなディアーガが暗闇から赤い目を光らせ姿を現す。「ふん、こんなのただの犬じゃない」(いや…犬ではないし、あんなの見たことないよ…)「ま、どうでもいいわ。すぐに終わらせてあげるわよ」「歴戦の武器よ我が使い手となり己の錆を落とそう…召還!!」アイリが召喚呪文を唱える。魔法陣ができた空間に手をいれ大きな剣を取り出す。「バスタ
黒井 さん作 [342] -
パラレルファンタジア 第三章(1)消えない影1
ディアーガそれは、人間の負の感情から創られる生命体。発生源もわからない。ディアーガは、負の感情を生み出した主を襲う。理由はわからない。 夏休み最後の夜、課題をアイリの手伝いもあって終わらせたのだが、市内でディアーガの発生連絡が安全管理局から来てしまった… 課題を終わり椅子にもたれかけ背伸びをする僕。「ふ〜なんとか終わらせることができた〜」「私のおかげね」「本当に助かっ…!?」おかしい今耳?に何か
黒井 さん作 [376] -
夢のなかで
[プロローグ]『変わった夢みたなぁ』ボクの名前は遠藤 秀一。友達からはシュウって呼ばれてる。じゃあ…おやすみ。…パタリ[本編]車のガス廃棄音、ブゥーーー。しばらくして、リリリリ…リリリリ…目覚ましの容赦ない機会音は暗闇で眠るシュウの脳にグサリと刺さる。『なに…あぁ』起きてすぐのシュウは目ばかりでなく頭の神経にもぼかしがかかっているため…………にぶい。『ダメだぁ…もう少し…』パタリとまた寝る。今回
ともや さん作 [418] -
子供のセカイ。146
「これからどうする?」「そうね……。ここから出た方がいいかもしれない。今の人が仲間に連絡してたら危ないし。」「つか、こいつは何なんだろうな?」耕太は薄気味悪そうに、ピクリとも動かない黒装束の女を見下ろした。「追手なのは間違いないけどさ。なんか……変だったよな?人間らしくないっていうか……。それに、明らかに美香を狙ってた。」「……どうせ舞子の想像物でしょ。」美香はあっさりと言い放つと、女から目を背
アンヌ さん作 [398]